2026年5月31日(日)
昨日ほとんど進捗がなかった水曜日の授業のスライド作りをやる。Pythonのプログラムを組んでいろいろの2変数データの相関係数を計算したり散布図を描画させたり。あるいはLaTeXiT!で数式をレンダリングしたり、あるいは手計算で数式をいじったり。3時間ほどもごちゃごちゃやっているうちに、ようやく頭が回転しだした。
午後になって、スライド作りがほぼほぼ終わったので、街へ出かけ、カズノさんと昼飲みをした。串カツ田中でレモンサワーを飲み、お馴染みの「チンチロリン」をやった。これは、サイコロ2個を振ってゾロ目なら1杯無料、それ以外の偶数が出たら半額、奇数が出たらメガジョッキで倍量・倍額になるというゲームである。2回やって偶数1回奇数1回が出た。これ、マジメに期待値を計算したら、どうしても店が得をする勘定になるのだが、飲み屋の趣向としては悪くない。まだ昼の3時過ぎだというのに、串カツ田中は妙に混んでいた。
夕方からは第22回松山おいでや!ジャズストリート を聴きに出かけ、ジャズの生演奏を堪能した。まずBridge Barで2セット。最初のセットは高松からやってきたディキシーランドのバンド Crystal D Kingsで、トラッドジャズがなかなか楽しかった。次は佐藤康弘ギタートリオ with 上義幸で、ボサノバ中心のメロウな選曲だった。珍しく上さんがフルートを演奏するのが聴けた。3セット目は風来坊 に移動して、ゆ〜みっく⭐︎は〜もにっく&ぬるいコーヒーに赤いバラのジョイントステージである。ゆ〜みっく⭐︎は〜もにっくは女性三人のコーラスグループ、ぬるいコーヒーに赤いバラはあの玉貫真比古さんのピアノとあの栗田敬子さんのヴァイオリンというデュオである。このセットも親しみやすい選曲で楽しかった。スキャットの「シャバダバ」を聞いているうちに脳内で「アリババ・サイババ・高田馬場♪」と聞こえだして、笑いを堪えるのに難儀した。最後のセットはグレッチ に移動して、上義幸さん(Ts)、福岡寛之さん(Tb)、烏谷澄香さん(Pf)、清水健太郎さん(B)、山崎義徳さん(Dr)の愛Jazzクインテットの、グレッチらしいオーセンティックな演奏を聞いた。どこの会場に行っても全体にオーディエンスの年齢層が高めだったのだが、グレッチだからなのか最終セットだからなのか、ここだけは若い人がたくさんきていた。うちの数学教室のボス山崎義徳がドラムを叩くとあって、顔見知りの学生もいる。
今度で22回目という「おいでや!」は毎回楽しいのだけど、コロナ以後は会場になる店が減ってしまった。聴きに来たい人と出たいバンドは減っていないので、なかなか大変である。さいわい、われわれはいい席がとれたが、最後のグレッチなんかは立ち見も多く、まさに立錐の余地なしだった。
2026年5月30日(土)
体調がいまひとつである。ごろごろダラダラしているうちに午前中が溶けた。天気は悪くないが気分がすぐれず、サックスの練習をする気にならない。午後にはいつもの一色楽器に、楽器を持たずに行った。いつもの島谷と、川尻さんがいた。川尻さんから、高島屋のビアブッフェは料理も生ビールも去年より選択肢が増えてよくなったという話を聞いて、去年のメンバー に「そろそろ暑気払いの企画しようぜ」と連絡を取るなどした。散歩がてら歩いて帰る。夜になってから、好物の辛口鶏皮カレーを作り、さらに、授業スライド作りにとりかかろうとするが、なかなか頭が働かない。
2026年5月29日(金)
きょうはなんだか暑くなる予報である。
午前中に「数学の基礎」金曜日クラスの期末テストをやる。授業を真面目に受けて準備をちゃんとしていれば楽勝のはずのテストだが、どうだっただろうね。
Lilypondで10年ほど前に手書きした楽譜を清書する作業を始めた。ついでに改訂もする。少しはLilypondの使い方がわかってきた気がする。楽譜と同時にMIDIファイルを生成してくれる機能があるので音を確認するには便利だ。とはいえ、Lilypondの入力はあくまで記譜の情報、MIDIは演奏の情報である。楽譜だけから完璧なMIDIファイルができるわけはない。となると、ええ具合にMIDIファイルの編集をさせてくれるソフトウェアがほしくなる。往年のMIDIGraphyのようなソフトがないものか。
2026年5月28日(木)
木曜の朝には卒業研究ゼミをする。嘉田勝『数理論理学』の§4.4を終わらせた。
ゼミのあとに大学の近所の「サイクルベースあさひ」に自転車を持っていった。先日ワイヤーとブレーキゴムを交換してもらった前ブレーキが、一昨日からまた不調なのだ。さいわいすぐに調整してもらえたけど、原因はどうもハッキリしない。少々不安であるから、急ブレーキなどかけずに済むように安全運転を心がけねばならぬ。
午後にはM1ゼミで小野寛晰『情報科学における論理』を読む。こちらは第2章に入った。
今日の午後はどうも眠くて頭が働かず、ひょっとしてゼミでトンチンカンなことを言ってしまったかもしれない。
2026年5月27日(水)
天気が良くない。体調もイマイチだが、大学に行く。
学部のリモート会議のあと、非常勤先へ移動して授業をする。きょうのテーマは「統計的仮説検定」である。授業が済んだら徒歩で家に帰る。朝持って出た傘は、結局ささずに済んだ。
定例の休肝日である。
2026年5月26日(火)
朝食と洗濯を済ませて自転車で大学に来た。「数学の基礎」火曜日クラスの6回目の授業をする。
やろうやろうと思って放っておいた Lilypond を使い、サックスの基本練習のメニューを楽譜にしてみる。この作業には、サックスの練習内容を明確にするという意味と、あとLilypondの使い方の練習という意味がある。俺は修士論文を書いて以来38年もTeXで数学の文書を入力してきたし、最近はTikzで作図もしているし、プログラミングをした経験だって皆無じゃないんだから、Lilypondの言語仕様をマスターしてテキストベースで楽譜を書くくらいのことは覚えられるはずである。
それと、これもやりかけて放っておいた Julia の勉強もしたい。統計の授業の教材を作ったり数値実験をしたりするのに、いまは Python を使っているわけだが、同等のことを Julia でできるはずなので、試してみたい。
火曜日なので夜にはピアノのレッスンに行く。このごろ毎回書いている気がするが、あんまり練習できていないので恥ずかしい。
2026年5月25日(月)
きょうもいい天気だ。ちょいと寝坊したが、学部生YYくんのゼミがあるので急いで大学に行く。ゼミではHrbacek-Jech第2章第2節の演習問題をやる。
昼休みには散歩に出て道後あたりをうろうろした。
夕方はスーパーで本日消費期限で半額になったオージービーフをひと山買ってきて夕食の牛丼を作った。ちょっと醤油を入れ過ぎたかで、味付けが濃かったが、まあまあの出来で、ムスメにも好評であった。
2026年5月24日(日)
家にいる間は水曜日の授業スライドを作る作業をする。
15時ごろに外出し、昨日持って帰れなかったテナーサックスを一色楽器に引き取りに行った。昨日はテナーをかついで行ったらアルトが修理から帰ってきて、両方持って帰れないこともなかったが大変なので、テナーを一晩外泊させたのだ。
一色楽器では、ちょうどあるフルートの先生が拝藤耕一さんに楽器のメンテナンスをしてもらっているところだった。C管バスフルートの音を間近で聞かせてもらう初めての機会を得てラッキーだった。普通のフルートの1オクターブ下の音が出るバスフルートは、アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバのアルバム(«Wave» や «Tide»)などでとても効果的に使われている。俺にとっては大好きな音だ。
ほどなく一色楽器を出発して、南堀端でサックスの練習を1時間ばかりした。昨日はアルトサックスが快調で楽しかったが、今日のテナーはどうも音らしい音が出ない。これには少々凹んだ。まあ、そんな日もある。あきらめずに続けよう。
その後、いつもの地下BALで飲んだ。いろんな人が来る。面白い。
2026年5月23日(土)
早めに起きて飯を炊きチリコンカンを作った。天気は悪くなさそうだ。
大学の仕事に関連して、一般財団法人研究公正推進協会(APRIN) という組織が提供している研究者倫理の教育コンテンツを前期のうちに受講せねばならない。11単元あるうち6単元まで済ませた。
この教育コンテンツの言っていることがもっともなのはわかるが、どこかに権力の見えざる手が働いているらしく、文章の論理が飛躍している箇所が散見される。そういうところを読んでいるとなんだか疲れる。「法律は法律であるという理由だけで異論の余地なく正しい」「研究組織における既存の権威は害悪を及ぼしうるが、日本学術会議や政府機関はそうではない」という前提で書かれている気がする。権力への忖度が論理の飛躍を産んでいる気がして、俺には気に入らないのだ。こんなことは杞憂であることを祈るが、研究公正を推進するという申し分のない趣旨の文章に、権力への忖度を加えたら、やっていることが言っていることに矛盾するわけで、まったくやりきれない。研究機関も研究者自身も誤りを犯す可能性があるというのは本当なのだから、できれば、管理監督する省庁が誤りを犯す可能性にまでそのロジックを適用したうえで、そのような誤りに対するチェック機構がどうあるべきかまで含めて論じてほしい。
前にも書いたような気がするが、科学研究には、既存の権威をひっくり返す、あるいは相対化し無効化する可能性がつねにある。それがない研究なんて、奴隷の仕事でしかない。そういう可能性から目を背けて「科学研究費は公金であり、研究者に対する社会・国民の信頼の証だ」という観点だけを大前提にもってきてほしくないと、俺は思うのだ。
そんなことを言いつつ、毎週のお約束で一色楽器にいくと、アルトサックスの修理が終わっていた。管楽器のメンテナンスについてはメーカーのリペアマン以上の腕前をもつというカリスマ技術者の拝藤耕一さんが一色楽器の工房を訪れていて、俺の楽器の手入れもしてくださったという。試奏してみると、楽にデカイ音がバランスよく出るようになっていて、吹いていて実に気持ちいい。ありがたいことだ。リードはバンドレン2½を使っているが、これなら3に替えたほうがいいかもしれないなあ。
記録によると修理に持ち込んだのは昨年の10月5日 だから、たっぷり半年以上待たされたことになるが、拝藤さんに調整してもらえたなら、待った甲斐はあった。
2026年5月22日(金)
朝起きると、雨は上がっていた。洗濯をしてから自転車で大学に行く。
午前中は「数学の基礎」の金曜日クラスの第7回の授業をする。授業としてはこれが最終回である。学生たちが演習問題に取り組むのを見守るうちに、窓の外は晴れ模様になった。中庭ではStudy International Fair 2026という小さなイベントが始まり、留学経験者や留学生がポスターを掲示して各国の大学についていろいろ話している。なんというか、大学らしくていいムードである。
いつもは毎週水曜日の休肝日が今週は事情で2日延びて、今日になった。
2026年5月21日(木)
天気がよくない。軽い朝食のあと、歩いて大学へ行く。ちょっと汗をかいた。
木曜日はいつものように午前中に卒業研究ゼミをやる。嘉田勝『数理論理学』の第4章「ストラクチャーとモデル」に入った。
午後はM1ゼミで小野寛晰『情報科学における論理』第1章の演習問題に取り組んでもらう。
夕方から数学談話会とDS研究セミナーを兼ねた講演を聴く。MITでコンピュータ科学の学位をとったばかりの五十嵐祐花さんが、多様なハードウェアアクセラレータに対応した最適化を柔軟な仕方で実現できる新しいプログラミング言語のことを話してくれた。細かいところはよくわからなかったが、とにかく、優秀な若い頭脳が次々に出てきているという嬉しい思いと、(この研究はアメリカにいたからこそできたと五十嵐さんがいうとおり)その優秀な若い人たちが思いのままに研究し業績を上げていけるだけの土壌がわが国には乏しいのだという残念な思いが同居するアンビヴァレントな印象が残った。いや、残念がってばかりいてはいけない。俺は俺に何ができるかを考え、俺なりに最善をつくすべきだ。くたばってサボってばかりいてはいけない。
その後は「みずがめ」で軽く飲んだ。雨が止まないし、風も出てきたので、電車で帰宅。
2026年5月20日(水)
授業準備に昨晩ちょいと手間をかけた(ムスメにも手伝ってもらった)教材をもって、電車で大学に来た。きょうは飲み会があるので自転車はダメなのだ。
なんだかけっこう暑い日になったが、まだどうにかエアコンなしで過ごせる。そのかわり水分補給はずいぶんした。
午後遅めに非常勤の授業に行った。きょうは「推定」がテーマで、マスコミの世論調査における内閣支持率の推定値の見方が主な話題だった。途中で、二色のBB弾をスプーンですくって小皿に取る「標本調査」の実験を、何人かの学生に手伝ってもらって実施した。いろいろ早口でしゃべったが、区間推定の考え方を受講者は理解してくれただろうか。
俺が隣の大学へ非常勤の講義に行っている間、大西さんを中心とする教室の若いメンバーが数学の学生たちを集めて体育館でバドミントン交流会ということをやっている。俺はもちろんそれには参加できないし、参加できてもいい歳をしてバドミントンなどは無理なのだが、その後の懇親会にはご相伴することにした。
懇親会は2月13日の《発表会のウチアゲ》 と同様にキャンパスの「メイプル」で開かれた。二次会がカラオケ大会だったのも同じである。
懇親会のときに同僚のOg2教授と話したのだが、先週俺が研究室で朝練をしていたのを、Og2さんは一つ下のフロアで仕事をしながら耳にして気になったという。彼は早朝出勤が多い。そのことは知っていたので、もしやとは思ったが、やはりそうだったか。早朝とはいえOg2さんは仕事、俺は道楽であり、道楽で他の人の仕事の邪魔をするのは本意ではないので、今後は研究室での朝練も自粛しよう。しゃあない。カラオケか。
2026年5月19日(火)
自転車で大学に来て、朝のうち学部生YYくんのゼミをやる。Hrbacek-Jechの§2.1の演習問題を片付けた。順序対の定義(本文定義1.1)や基本性質(本文定理1.2)が、演習問題1.2で問われている「順序対の存在証明」にはなっていないことを指摘した。数学的概念にせよ何にせよ、定義し命名されれば存在するかというと、そうは問屋が卸さない。バートランド・ラッセルはユニコーン(一角獣)を例に上げたが、名前だけあって実在しないものなんて、龍や鵺や金毛九尾狐や猫又や、ぬらりひょん・ぬりかべ・いったんもめんなどなど、例をあげ出せばキリがない。(なに? つちのこ? ケサランパサラン?)
ケサランパサランはおいといて、YYくんはよく勉強しているとはいえ、公理的集合論の展開についてはなにぶん初心者なので、焦らずにゆっくり確実に進んでほしいものだ。
午後は「数学の基礎」火曜クラスの5回目をやる。内容は今月8日 に金曜クラスで話したのと同じ、∀ と ∃ を含む命題の否定文をどう作るかとか、そういう話である。\(\forall x\in A(x\geq1)\) の否定文が \(\exists x\in A(x<1)\) となるというのはわかったようだけど、演習の時間に \([0,1]\not\subset[0,1)\) を示せと言われて、\([0,1]\supset[0,1)\) を示そうとしている学生さんがいたので、数の大小の場合と違って、集合の包含の場合は \(\not\subset\) と \(\supset\) は同じじゃないよ、と注意せねばならなかった。
あと「遅刻してきたので演習問題のプリントください」と言われて、うっかり金曜日に配った第6回の残部から1枚渡してしまったのは小さく失態であった。
ムスメのところにお友達が泊まりに来ているので、夕方は早めに帰って夕食を用意した。といっても、いつものチキンカレーのあまり辛くないバージョンと野菜サラダだから、普段食べているものとかわらない。デザートは一六本舗で買ってきた岩城島レモンのケーキ、飲み物はムスメの淹れたミントティーだった。
そんなわけで充実した1日だったが、あと2つポカをやっている。朝の服薬を忘れたことと、休肝日にしようと思っていたのをコロっと忘れてキッチンドランカーしてしまったことだ。明日はちょっとした宴会があるので、定例の水曜日の休肝日を前倒しにするつもりだったのだが。このぶんだと、今週の休肝日は金曜ということになりそうだ。
2026年5月18日(月)
朝のうちにTeamsのリモート会議をやる。そのあとお昼までは、昨日までにおおむね仕上がった水曜日の講義スライドを見直し、t-分布の手短な説明を付け足して最終版とした。それはいいが、今回は珍しく時間的にタイトかもしれない。やってみないとわからないが。
「データサイエンス入門」などという授業を受け持っているので、いろいろの確率の計算をすることになる。次の授業の区間推定の話題に関連して、10回に1回負ける賭けを8回やって1回以上負ける確率を計算してみたら、57%くらいある。20回に1回しか負けない賭けでも8回やると1回以上負ける確率は3分の1ある。何をしているのかというと、「内閣支持率の推定」に関連して、授業で実験を8人にやってもらうことにして、真の値が実験結果の90%ないし95%の信頼区間に収まらない確率を考えたのだ。つまり、8人の実験結果から得られた区間推定の結果のうち1つ以上が「間違っている」確率は、かなり高い。メディアで報道される数値をみるときには、安易な「正解」に飛びつくことなく、こういう背景を冷静に考慮する必要がある。
2026年5月17日(日)
日の高いうちは、昨日に引き続き非常勤の授業のスライド作りをし、スーパーで買った材料でおでんを作った。
夕方からはサックスの本番だ。伊予市のIYO夢みらい館 のホールでピティナ・ピアノステップ というピアノの発表会的なものがあり、そこへサックスで出演するという、ちょっとよくわからないことをするのだ。
なにせピアノの発表会だから、シンデレラみたいなドレスを着た女の子や、半ズボンにジレを着こなした男の子が次々に出てきては、巧みにピアノを弾きこなしていく。それに混じって、古代ギリシャの沈没船から引き揚げた壺の絵みたいなアロハシャツを着て長めの白髪を雑にくくったジジィの俺が出ていって、ピアノを弾かずにサックスを吹いたわけで、まじめな音楽家のタマゴ、およびその親御さんにしてみれば、目が点案件だったに違いない。もっとも、ピアノ以外で出演したのは俺だけではなくて、フルートを吹いた高校生もいた。俺の出しものは、昭和のころに研ナオコが歌った中島みゆきの名曲「かもめはかもめ」だ。
松下知子先生にピアノ伴奏をお願いした。事情は、先月11日の日記 に書いたとおりだ。
IYO夢みらい館に来るのは初めてだが、図書館があり、音楽の練習スタジオがあり、集会室があり、小さなコンサートホールにはスタインウェイのピアノがある。音響の良いホールで、とても気持ちよく演奏できた。ありがたいことだ。
ピティナ・ピアノステップはコンテストではないから、演奏に優劣はつかないが、アドバイザーの先生3名が演奏を聴いてくれて、コメントをくれる。「もう少し顔を上げて演奏したほうが音がこもらなくていいですよ」というアドバイスを頂戴した。これまた、ありがたいことだ。
終演するともう19時すぎだ。電車で松山に戻り、地下BALのミチコさんとロバートと俺の三人で、円光寺のイベントに行ってみる。狭い境内だが、中古レコードの市が立ち、食べ物と飲み物の出店がある。DJが見事な手さばきでレゲエの曲を次々にかけ、人々が踊っている。かついだサックスのケースが皆の邪魔にならないように気をつけながら、俺もキンミヤ焼酎のレモンサワーを飲み、夜の祭のムードを楽しんだ。
2026年5月16日(土)
きょうも天気がいい。朝のうち、洗濯をし、本を読み、Ubuntuノートパソコンのメンテナンスをする。中古のDell Latitude 5320なのだが、中古パソコンの常としてバッテリーの持ちが悪い。
それから非常勤の授業のスライド作りに着手する。推定がテーマで、マスコミの世論調査における内閣支持率の推定を題材に話を進める。調子が出て面白くなってきたところで時計を見ると、午後3時前だ。
そろそろサックスの練習もしたい。楽器は大学の研究室に置いたままなので、歩いて取りに行き、市内電車に乗る。明日の植樹祭のために天皇陛下が松山に行幸なさるというので、街にはおまわりさんがいっぱいだ。裁判所前あたりには日の丸の旗を持った人が集まっている。そんな中を南堀端に移動して40分ほど練習した。爆音で練習したらおまわりさんに職質とかされるかと思ったが、なんらお咎めはなかった。
一色楽器に行った。フルートの光永さんと、白石先生がいらっしゃった。きょうは白石先生と仲間の中学の先生たちが一色社長を交えて来年3月のコンサートの作戦会議をするという。あと、光永さんが次回の白石バンドに加入なさるとのこと。これはいい知らせだ。
ミーハーを自称する光永さんが両陛下を見に街へ出かけ、一色社長と白石先生が作戦会議に出かけるタイミングで、俺も退出して、いつものように地下BALに移動して酒を飲んだ。俺が行ったときは、珍しいことに六人の先客のうち五人が女性だった。練習のために持っていったBluetoothスピーカーでいろいろな音楽をかけたりして楽しんだ。
2026年5月15日(金)
7時前に起床した。昨晩から覚悟していたが、やはり朝練は無理である。徒歩で大学に来たら少し汗をかいた。給料日なのでキャンパスのATMから母と倅にそれぞれ仕送りする。それを済ませてから研究室に入る。
午前中は「数学の基礎」の金曜日クラスの6回目の授業をする。背理法と数学的帰納法の論法が今回の主な内容だ。
午後には全学のとある委員会に理学部の委員として出席する。30分ほどのオンライン会議である。
空いた時間にはこの先の授業のことをいろいろ考える。非常勤で受け持っている「データサイエンス入門」が、情報学科1期生対象で今年初めての新設科目でもあり、俺にとって微妙に専門外でもあり、けっこう悩みのタネである。たくさんの本を読んで勉強せねばならん。
とかなんとか言いながら、帰り道には「みずがめ」に寄って少し飲んだ。ここは料理が美味しくて、店主の文代さんが気のいい人で、価格がリーズナブルで、まことに結構なのだが、唯一、常にテレビがついているのが難点である。テレビでは芸能人のみなさんがパーティーの余興のようなゲームに延々と興じている。令和の大衆はこういうものを見せられているのかと思うと、なんだかげんなりする。しかしまあこれは「みずがめ」の落ち度ではない。
2026年5月14日(木)
6時前に起きて活動開始だ。弁当を作り朝食を済ませ、7時10分ごろ大学に着いた。40分くらいサックスの朝練をする。サックスの練習ひとつとってもやるべきことはいくらもあるが、時間と体力が限られている。しかしまあ、焦らずに続けよう。
午前中は卒業研究ゼミをやる。嘉田勝『数理論理学』の第3章を終わらせた。
午後はM1ゼミをやる。小野寛晰『情報科学における論理』の第1章の続きだ。§8の命題論理の演繹体系LKにおける双対定理の話のあと、ヒルベルト流の演繹体系にちょっと触れて、それから§9のブール代数の概論をやる。
ゼミ終了後に松山三越のジュンク堂書店に行って本を4冊ばかり買った。これについてはいずれまた書く。その足で地下の生協マーケットに行き、干し椎茸とニンジンとコンニャクとレンコンを買った。これと、家にある大豆と昆布を使って、今夜は煮豆を作る所存だ。ただし、これから大豆を水で戻すので、加熱調理は深夜になる。
帰宅して大豆を浸しながら、簡単な夕食をとり、長らく書棚にしまい込んでいた『山下洋輔エッセイ・コレクション』(晶文社)を再読して大いに楽しむ。BGMはもちろん往年の山下洋輔トリオだ。「バトル・ロイヤル」とか「ピカソ」とかは、山下トリオの演奏が数ある中で、俺のようなジャズ素人にもわかりやすくて好きだ。
いや、他に読むべき本がいくらでもある(なんなら書くべき本まである)のは確かなのだが、楽しいものは楽しいのだ。なので、楽しいものをちゃんと楽しみつつ、他にもいろいろ読んだり書いたりしよう。
その一環というのかなんというのか、きょうは竹村牧男『鈴木大拙 その生涯と思想』 (講談社学術文庫)を読み終えた。大拙の弟子で竹村の師匠でもある秋月龍珉の本をこれまで好んで読んできたことでもあるし、このうえは大拙その人、そしてその朋友であった西田幾多郎の著書を、いろいろ読まねばならん。
そんなこんなで深夜の日付の替わる頃合いに煮豆を作る。うまくできたとは思うが、こりゃ明日の朝練はないな。
2026年5月13日(水)
朝起きたら7時前だ。これでは時間がとれないので朝練をあきらめて、洗濯機を回しながら朝食をとり弁当を作る。自転車で大学に着いたのが8時10分くらい。昨日より1時間遅い。まあ仕方がない。
8時半から10時までは学部生YYくんのゼミを見る。Hrbacek-Jechの第2章第1節から第3節の途中までを読んだ。
水曜日なので午後の遅めに非常勤の講義がある。スライドとホワイトボードへの板書を織り交ぜて、しゃべり73分、小テスト17分という時間配分になった。これならまあ許されるだろう。
帰宅後にかぼちゃの煮付と、ひじきの煮物を作った。あと水菜の煮浸しも作りかけたのだが、鍋を火にかけて他のことをしている間に、すっかり焦げ付かせてしまった。ああもったいない。
水曜日なので休肝日とした。
2026年5月12日(火)
朝6時すぎに起きて弁当を作る。定期検診のため朝メシは抜きである。味見なしで弁当を作るというのは頼りないものだ。7時すぎに自転車で大学に来た。
本日初めての試みとして、ちょっとの間だがサックスの朝練をする。ロングトーンとスケールだけでもすぐに30分は過ぎる。爆音の朝練は遅くても8時には終わらないといけないし、大学に来れるのは早くても7時である。だから曲の練習の時間はたいして取れないのだが、まあしかし平日も練習するとしたらこの時間くらいしかない。(それはそうなのだが、しかし平日に洗濯するにも、やはりこの時間しかない。なかなか難しい。)
俺は人に教わらない野良サックス吹きで、いままですべてにおいてテキトーにやっていた。今日の練習では、立奏のときの姿勢がずいぶんと音に影響すると実感した。ちゃんと整えなくちゃ。それとフラット四つのキー(譜面上はA♭メジャー、実音はG♭メジャー)のスケールがうまく吹けないことに気づいた。フラットが五つとか六つになるとそれほど間違えないのが不思議だ。まあ、普段の練習が足りていないわけだけどね。
職場の定期検診は朝7時半に始まるのだが、初日のその時間は、おそらく真面目な事務職員さんたちでいっぱいだろうと思う。きょうは学部生YYくんの都合で自主ゼミがない(明日に延期する)ので、午前中は少し時間がある。検診には9時すぎに行く。(YYくんがきょう来れないのが、なんだか「捨て猫を拾ってしまって、きょうまでは世話をしないといけないから」だそうだ。いろいろあるもんだなあ。)
検診は滞りなく済んだ。前年度の数値と比較して、身長が1センチほど縮み、体重が2キロほど増えている。視力聴力は問題ない。それ以外の数値は結果待ちだ。
数値がちょっとばかり良くなくても、今年はちゃんと職場の定期検診の時期に受診できたんだから、昨年よりずっといいのだ。昨年はこの時期にちょいと鬱状態で、どうしても検診に行けなかったのである。
午後は「数学の基礎」火曜クラスの4回目だ。金曜クラスで5月1日にやった内容をやる。もともと金曜クラスよりスタートが遅かったうえに、連休のため周回遅れになったので、11日のタイムラグがあり、なんだかやりにくい。
夜にはピアノのレッスンに行くが、連休中ホントーに練習ができていなかったので恥ずかしい。表現の相談をするが、表現以前にまだまだ運指が安定していないところも多い。まあ表現らしい表現ができていないのはこれまでの演奏経験からもあきらかだから、もっとプラスするところマイナスするところを考えろという指導をもらうのは当然のことだし、運指が安定しないのは単純に練習不足なので言いわけはできない。
2026年5月11日(月)
きょうもいい天気なので、朝一番に洗濯をしてから、弁当を作り、自転車で大学に来た。今月の月曜日は授業がないので、大学では引き続き水曜日の授業スライド作りをする。Microsoft PowerPoint の数式エディタもだいぶ便利になったとはいえ、数式エディタで\[y = \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma^2}}e^{-\frac{(x-\mu)^2}{2\sigma^2}}\]なんて入力する気にはならないので、MacTeX に含まれるmacOSアプリのLaTeXiT を多用する。
昼休みに散歩に出かけ、松山地方気象台 の美しい建物のある、持田あたりのアップタウンを歩き回ってひと時を過ごした。連休中に道端で見かけた「保健衛生上そこにあるべきでない珍奇なもの」 は抜去処理されていた。処理されたので安心して書くが、要するに阿片の原料になりかねない違法なケシが路傍の花壇に自生していたのであった。公衆衛生や保健行政を研究フィールドとする妻は、先日これを見つけたときには、まさに違法な植物についての研修を数日前に受けてきたばかりで、さっそく実物を発見したといって大興奮していたのだが、なにせ祝日のこととて保健所は閉まっているし、警察署は公共の場所に自生している植物については管轄外だというので、どうなることかちょっと心配だったのだ。
午後には松下先生のおうちに小一時間お邪魔してリハーサルをした。
そうかと思えば、某所からたいへんいいお知らせが届いた。これについてはいずれまた書く。
2026年5月10日(日)
朝8時ごろ、ひさしぶりにご近所に散歩に出た。快晴で、さりとて暑くもなく、気持ちのいい朝である。
きょうはサックスの練習にも行きたいし、水曜日の非常勤の授業スライドも作らにゃならん。疲れてくたばっている場合ではない。
それで、まずは次の水曜日の授業のためのスライドを作る作業に着手する。前回までの記述統計の話から発展させて推測統計の話に進むには、どうしても確率分布の知識が必要になる。そこで今回は、いろいろの数値実験の結果を見せて、正規分布と中心極限定理のイメージを伝えようと試みる。
そうこうするうちにお昼になったので、焼きそばを3玉ぶん作ってムスメと分け合って食い、少し昼寝をしてから、サックスを持って堀端へ練習に出かけた。なにしろ一週間後には本番がある。素人芸とはいえ、少しは練習しておきたい。ロングトーンとスケールをやって30分。それから20分ほど曲をさらった。
練習のあとはいつもの地下BALで軽く飲んで、明日に備えて楽器を大学の研究室に置き、大学からは歩いて帰った。
2026年5月9日(土)
午後にはサックスの練習にでかけるつもりだったのだが、昼食後に昼寝をしてしまい、妙チキリンな夢をみて目が覚めたら15時半だった。
時間的に微妙なので練習は明日に延期して、電車でいつもの一色楽器に行った。いつもの川尻さんと島谷がいた。先日の妻のトランペットとコルネットの件で改めて社長にお礼を言う。社長によると、妻と一緒のときの俺は、普段とは違って愛妻にメロメロという感じだったそうだ。そのようにLINEで妻に伝えた。妻に言わせると、あのときも、普段の俺だったという。まあ、人間なんて状況次第で変わるもので、本当の俺なんてものは(少なくとも通常の「存在」の理解に照らす限り)存在しないのだから、それはそれでいいのだ。
俺のiPhoneの(CASIO製)「音楽練習ツール」アプリ が不調だった(なぜかチューナー機能が一時的に使えなかった)ことから始まって、一色社長・川尻さん・島谷・俺が口を揃えて「各自がマイチューナーを譜面台にセットして合奏に臨む吹奏楽界」を嘆く話になった。自分の耳を信じないで、いったい誰の耳に届ける音楽を作るつもりなのよ。これは、はっきり言って吹奏楽コンクールの弊害である。俺に言わせれば、吹奏楽コンクールは、音楽文化の振興という観点からはトータルでマイナスに働いている。
管楽器の練習において、チューナーなんて実は、自分のピッチの癖を知るために、ほんの時たま必要になるだけだ。いっぽう、メトロノームの方は、個人練習のときに毎回必須である。ロングトーンやスケールの練習にはこれがなくては話にならないし、楽譜をさらうときでもそうだ。
2026年5月8日(金)
少々疲れが溜まっているし、こどもの日にいい歳をして飛んだり跳ねたりした報いが膝に来ているが、眠気覚ましに歩いて大学に行く。
午前中には「数学の基礎」の金曜日クラスの5回目の授業で、否定命題の作り方というテーマで話した。演習では、質問は多くはなかったが「空集合がすべての集合の部分集合であることが納得いかない」「そもそも空集合ってものが集合と思えない」という趣旨の感想はいろいろ出た。
夕方には「理学部基礎セミナー」の第5回で対面授業をする。一昨日の日記に書いたように、理系・文系の壁について25分ほどショートトークをした。その内容をもとに、残りの時間で学生たちにグループディスカッションをしてもらうのが今回の授業の主眼である。4〜5人のグループを3つ作ってディスカッションさせた。もっぱら雑談になっているグループもあったが、元来「コミュニケーション」がテーマの回であるからそれでいいとも言えるし、レポートを提出してもらうのであるから、雑談だけでは済まないと、彼らとてわかっているのである。
退勤後、緑町のナマステRARA でクミンシードを買ってから、斜向かいのトルバドールに寄った。トルバドール店主の矢野さんは先月立ち寄った時の話を覚えていてくれたようで、ファンキーな音楽をいろいろかけてくれた。この店はオーディオ設備がよくて、音楽のチョイスもよいので、無限に聴いていられる。しかも飲み物が低料金で、いうことなしだ。
2026年5月7日(木)
朝6時過ぎに空港へ向かう妻をタクシーの待ち合わせ場所で見送った。妻のおかげで慌ただしくも楽しい連休だった。妻、ありがとうね。
で、家に戻って朝食をとって洗濯をして、自転車で大学に行く。木曜日は学部の卒業研究ゼミと大学院のM1ゼミをやる。
午前中は卒業研究ゼミで、嘉田勝『数理論理学』の§3.2〜3.3あたりをやった。発表者くんの発表は少々たどたどしいが、内容はちゃんと理解できているようである。月の替わり目なので、きょうはゼミ室の掃除もしてもらう。
午後はM1ゼミで小野寛晰『情報科学における論理』で命題論理のLKにおけるカット除去定理とその周辺の話をした。
神戸に遊びに行っていたムスメが夜遅くに帰ってきた。
2026年5月6日(水) 振替休日
朝起きて、いつものように、洗濯をして朝食の用意をする。だが、なんだか眠くて仕方がない。なので、午前中はこれといった活動もせずボンヤリとすごした。
きょうの午後の非常勤の授業の準備はさすがに済んでいるが、明後日の夕方に、学担学生相手に20分ほどのトークをせねばならんらしい。いつぞやパルタジェで講演した 理系・文系の壁について、ショートバージョンで話すことにしよう。
午後の早いうち、明日の朝には勤務地に戻ってしまう妻が、現地に送る荷物をせっせと荷造りするのを手伝った。帰りの飛行機に持ち込む荷物ではない。この4月に大学を替わった妻は住まいも職場も入居直後で物が足りていない。だから、いろいろの雑貨を箱詰めして送ろうというのだ。
作業を続ける妻を置いて俺は電車で出かける。休日ながら、水曜日の夕方は非常勤の授業がある。きょうのテーマは「データのばらつき」だ。パーセンタイル・五数要約・箱ひげ図・平均偏差・分散・標準偏差と、ひととおり説明した。けっこう念入りにスライドを用意したつもりだったが、またまた50分ちょっとで話し終わってしまった。ううむ。小テストの時間も取らねばならんのではあるが、せめて70分話す材料を用意しなくてはなあ。
授業の後は徒歩で帰る。スーパーで買い物をして帰宅すると、まだ妻は荷造りをしていた。
妻は強靭な知性の持ち主であり、情熱的な仕事人間、いわばやる気の塊であって、その点において、俺は妻をたいへん尊敬している。
その反面で、妻は手先がたいそう不器用である。まあ俺だってそれほど器用なほうではないのだが、妻が荷物の梱包などしていると、俺としてはついつい、見かねて手を出してしまう。きょうも結局、だいぶ手伝った。
ともあれ、いろいろな人に会えて、盛りだくさんで楽しいゴールデンウィークであった。敢えて書いていなかったが、先週から、ムスメは神戸の友人のところへ遊びに行っている。それで連休中はひさしぶりに夫婦水入らずで過ごさせてもらった。ありがたいありがたい。
2026年5月5日(火) こどもの日
県民文化会館の真珠の間でハーモニアス楽団 が演奏するイベントがあるというので妻と二人で出向いた。フジグラン松山へ差し入れの花とお菓子を買いに行ったら、白石バンドのユーフォニアム担当のミシマさんに遭遇した。
ハーモニアス楽団の演奏は楽しかった。なんだか、妻に誘われるまま前に出て、皆に混じってヘタなダンスを披露するハメにもなったが、客席と舞台の境目のないのが音楽の原点なのかもしれず、これはこれでいいのだと思った。演奏を聴いた後は、大街道まで歩き、エベレストフード で昼食にして、まつちかのキャンドゥ で買い物をして、電車で帰宅。
歩いているとき、詳しくは言わないが「保健衛生上そこにあるべきでない珍奇なもの」を妻が路上に発見して保健所に通報するハプニングなどもあって、いろいろ面白かった。
帰宅後は長々と昼寝して、夕方から自家製のスパイシー鶏皮カレーを作った。
2026年5月4日(月) みどりの日
妻が知り合いのアスカちゃん(ハーモニアス楽団 主催の井門明日香さん)に会うというので、きょうも一色楽器にお邪魔した。俺はイーストマンのソプラノサックス、妻はヤマハのコルネット、アスカちゃんはトロンボーン2本とポケットトランペットとイケメン4歳児くんを連れて登場した。クルトワのトランペットをもった川尻さんもいた。妻は一色社長にコルネットの調整をしてもらい、マウスピースの選定をしてもらったうえ、ラッパの音出しのアドバイスまでもらって、いままで出したことのないハイB♭やハイCを、けっこういい音で出していた。これはひょっとして妻の新しいミュージックライフの始まりかもしれんと思った俺は、4月25日生まれの妻への遅めの誕生日プレゼントとして、一色社長おすすめの新しいマウスピースとダブルケース(トランペットとコルネットが両方入るハードケース)を買ってあげた。
Don't worry that it's not good enough for anyone else to hear. Just Sing.
明日はアスカちゃんのハーモニアス楽団の演奏の出番があるというので聴きに行くことにしよう。
2026年5月3日(日) 憲法記念日
午後から雨が強く降る予報なので午前中にコミセンの市立図書館に行く。きょうが返却期限日なのだ。憲法記念日なもので、コミセンでは毎年の憲法集会の準備が進んでいた。借りていた本を図書館に返し、今回は何も借りずに帰ることにした。
図書館からの帰り道を駅に向かって歩いていたら、救急車とパトカーがサイレンを鳴らしながらやってきた。すぐそこで交通事故があったらしい。見れば、軽自動車が横転している。横転する理由がわからん。衝突事故ではないようだ。運転していた人は、怪我の程度はわからないけど、ストレッチャーで運ばれている様子を見るに、意識はあったようなので、命に別状ないと思いたい。いやあ、いろんなことがあるものだ。というわけで、駅に行く道が通れなかったので、このさい歩いて帰ることにした。
ともあれ帰宅して昼食をとって昼寝、そのあとは夕方まで水曜日の授業スライドの仕上げをし、夕食のシチューを作った。
2026年5月2日(土)
いい天気になった。平日と同じくらいの時刻に起き、朝食を作り、洗濯をする。来週水曜日の非常勤の授業スライド作りを、後期のメディアリテラシーの授業で使っているスライドを大いに再利用する格好で進め、おおむね仕上げた。昼食のためにイカの墨煮を作った。午前中がなかなか充実していた。
さっき作ったイカの墨煮と、それからブロッコリーの茹でたのを昼食のおかずにした。
午後は妻がトランペット、俺がテナーサックスを持って、南堀端で音出しをした。妻はラッパを吹くのが7年ぶりだというが、それなりにラッパの音がしていた。たいしたもんだ。俺のサックスのほうは、あいかわらずヘボい音しか出ない。堀端で小一時間過ごしたあと、いつもの一色楽器に行ったら、社長が妻のトランペットを磨いたり管内の掃除をしたり、ひととおりのメンテナンスをしてくれた。とてもありがたい。
2026年5月1日(金)
今朝の夢ではスネアドラムがちょっとかっこいいリズムパターンを刻んでいのが聞こえてきてこれをDTMでどう入力するんだっけと思っていたり大学のキャンパスが巨大温水プールになっていたりした。目が覚めたら月も改まって、もう5月である。
俺が愛媛大学の助手として松山に着任したのが平成3年(1991年)の5月1日であるから、これでちょうど35年ということになる。さすがに35年は長い。何もかもがすっかり変わった。パソコン技術も大きく変わった。それどころか、35年前になくてそれ以降に一世を風靡して現在もう廃れてしまった技術なんてのもある。PHSやISDNみたいにね。とにかくテクノロジーだけはすごく進歩した。けど、人類そのものはちっとも進歩しない。なにより俺自身が進歩してないし、世の中だって進歩したと思えない。まあ、しゃあないな。そもそも、なんで人類が進歩すると若い頃は思っていたんだっけ。
そんなことばかり言っていても仕方がないので、きょうも大学に行く。午前中に「数学の基礎」金曜クラスの第4回の授業をする。きょうは 全称記号 \(\forall\) と存在記号 \(\exists\) の扱いについて学んでもらった。質問そこそこ。学生どうしのディスカッションそこそこ。
授業が済めば昼休みだ。雨は上がっている。たまにはいいかと思って、キャンパスの食堂メイプルでカツカレーを食べた。「スパイシーカレー」がちょっともスパイシーでなかった。ホンマモンのスパイシーカレーを自分で作ってみたくなったけど、この連休中は辛いもの苦手の妻が家にいるので自粛しよう。イカの墨煮とか、ブタの角煮とか、先日ムスメに好評だったシチューとか、そういう辛くないものを作って妻にふるまってやろうと思う。そんなことを考えながら、帰りに萱町のエルベで鶏肉とイカと豚肉を買って帰った。
それでまあ、食材をいろいろ買って帰ったのだけれど、友人に会うために出かけていた妻から、晩飯は外食でもいいんじゃねえのとの連絡が来たので、その提案に乗ることにした。とはいえ、高いところに行くのはやめて、まつちかの「ご天」の天丼弁当600円を買って地下BALにもって行ってワインとピザを取った。妻は初めて行った地下BALで店主ミチコさんとの会話を楽しんだようでよかった。