松前町中川原のギャラリーで開催中の隅川直美さんの個展を見に出かけた。公共交通機関でリーチしにくい若干不便な場所なので自転車で40分かけて行った。作品は荻須高徳やレオナールフジタを思わせるヨーロッパの街を描いたペインティングが多く、とても素敵だった。隅川さんは恩人重岡の従姉妹であり、今回の個展のことも重岡経由で知ったのだ。空は快晴だし、中川原にはのどかな田園風景が広がっているし、自転車で遠乗りするのはなかなか気持ちよかった。来てよかった。帰り道は、一色楽器の社長の勧めに従い、朝生田の「気さくなスーパー」木村チェーンに足を伸ばして、SNSで話題とかいう「国産牛肉スタミナ漬」を買って帰った。
さて明日から12月、師走である。やることがいろいろあって、のんびりしていてはいけないのだが、いやしかし、なんとしても俺はのんびり生きていたい。さてどうなることやら。
月曜日の非常勤の講義の準備をしていたら、前回の授業のフィードバック欄に「中学校の時クラスに私を含めて4人同じ誕生日の人がいたのですが、これはどんな確率になるでしょうか」というコメントがあった。これは珍しい。計算してみたら確率は40人のクラスで0.0001764となった。ほぼ六千分の一である。45人クラスでも0.0002504で、四千分の一の確率である。
夕方からは見奈良のクールスモール内にある東温アートヴィレッジセンター・シアターNESTという小さな劇場に、劇団大いなるつばさの創作ミュージカル「るり姫伝説」を観に行ってきた。見奈良にいくこと自体が、2017年1月に利楽に行って以来である。しかも今回は俺一人だから、車ではなく電車利用である。そうなるとずいぶん不便なのだが、行ってみれば、会場は70席弱で、席数が少ない代わりにゆったりとした作りの、なかなかいいハコである。
このミュージカル「るり姫伝説」は音楽をわが旧友にして恩人の作曲家・重岡裕子が担当していて、劇団長の大田美香代さんは重岡の友人だそうだ。重岡からの案内で観劇したわけである。旧長浜町(現大洲市)の白滝の里に残る伝説に取材し、戦国時代・地獄界・天上界・現代の地上界をつないで展開する物語であった。音楽はギターとフルートの生演奏と、打ち込みのカラオケを併用していた。生演奏はすごくよかった。カラオケはというと、ニューヨーク仕込みの重岡のアレンジは素敵だったが、歌に対してPAの音量がちょっと大きかったのが残念だった。歌はみんなそれほど上手ではなかったがムードは伝わってきたし、役者さんたちはそれぞれに魅力的だったし、客席も和気藹々としていたし、全体に思いのほか楽しかった。舞台芸術には疎い俺なのだが、こういうのも悪くないと思った。
ありがたいことに、7年前の拙著「なぜ学」の印税を少しばかり頂戴した。なのでムスメと倅に小遣いとして半分ずつ渡した。来週から第4クォーターが始まるので「集合と位相 I」の授業の準備を進めた。来週月曜日の非常勤の講義の準備も忘れちゃいけない。
ちと微熱がある。大事をとって早く寝てしまう。
午後には大学院のウェブサイトをリニューアルするための業者さんとの打ち合わせオンラインミーティングをした。それ以外はわりかしのんびり過ごした。夕方から散歩に出て、軽く飲んだ。
午前中は図書室の蔵書整理のために業者さんと打ち合わせがあるので顔を出した。
空き時間には久しぶりに「なげやりアカデミア」の更新作業をする。Kunen本(1980年版)の演習問題の解答集の数式の表示をMathJax利用からKaTeX利用に乗り換える作業は、Pythonのプログラムを30分ほどで書いて二百三十いくつあるファイルの処理が数秒で済んだ。が、数年前にもらっていた解答のLaTeXコードの書き換え処理を先日Copilotに手伝わせたのを、さっき確認してみたら、途中から出力結果がおかしなことになっている。しかも作業が途中で打ち切られている。まだAIはちょいちょいこういうことをやらかす。なかなか波瀾万丈である。モデルを替えてGemini-Pro3に頼んでみたら、今度はそれなりに正しい結果が得られた。
卒業研究ゼミでは前原昭二『記号論理入門』の付録I「演繹法の無矛盾性」を読んだ。あと学部の会議があった。
水曜日なので休肝日にする。
朝から雨が降って、ちょっとやる気が出ないが、そうも言っていられないので大学に行く。昼休みに会議のあと、午後は大学院と4年生の解析学の講義の最終回をやってきた。どうにか時間内にガウス過程回帰の説明をしてデモを見せることができた。授業のあとで、ある4年生から、さっきの議論でこれこれの行列が可逆である証明がなかったけど大丈夫なんですかと質問があった。状況からいって大丈夫なんだけど確かに証明ができていなかったので、二人で小一時間考えて証明をつけた。雨は止んだかと思わせたり雷を伴って強く降ったりして、一日中なかなか大変だった。
今日はピアノのレッスンがない。それで夕方はショッピングモールで食材を買って帰宅した。
振替休日
明日の解析学の講義の最終回にはパソコンでガウス過程回帰のデモを見せるつもりなので、Pythonのプログラムの準備をして、講義ノートに出力結果の一部を画像データで貼り付けたものを最終版としてアップロードした。それに、最終のレポート課題のプリントを作るのも忘れちゃいけない。
昨日のピアノの発表会のあと、次の出番は、3月下旬の白石バンドの吹奏楽を別にすれば、4月上旬にまた「大人の音楽会」がある。そこで何を演奏するか考えている。4月11日だから、桜のシーズンは微妙に過ぎている。といって、まだまだ夏ではない。せっかくなら季節感のある曲をやりたい。んで、できれば今度はテナーサックスで出演したい。そんなこんなで、楽譜をいろいろ探したり、Apple Musicで音源を聴いたりしている。次は何を演奏しようかといろいろ考えているこの時がなにしろ一番楽しい。
勤労感謝の日
そんなわけで、とうとうピアノの発表会の当日である。今回の出演者は12人。一時期と比較してずいぶん少なくなったものだ。しかし内容はそれなりに充実していた。俺の出番は12人中の9番目で、予告どおりバッハのシンフォニア第2番BWV877を弾いた。出だしはこんなもんでいいかなあという好調な滑り出しだったが、やはり思うようにはいかぬもので、途中から小さなミスを連発して、気持ちはすっかり尻すぼみになってしまった。とはいえ、聴いている人にとっては、それほどおかしな印象ではなかったらしい。まあ無事に済んでよかった。次回に向けて褌を締め直してまた頑張ろう。
いや最近にしては珍しく、日記を書くのを忘れていたぞ (11月24日月曜日記入)。
細かいことは忘れたけど、解析学の講義ノートの理論的な部分をあらかた書き終えたとか、いつものように一色楽器に行って油を売っているうちにめちゃくちゃ恥ずかしい黒歴史を白状してしまったとか、地下BALで新しい飲み友達の候補に出会ったとか。まあいろいろあった。
午前のうちに、ガウス分布する確率ベクトルの条件付き分布の計算の講義ノートを書いた。ちゃんと授業に間に合ったが、いざ喋ってみると、ややこしい計算を丁寧にたどった関係もあって、時間が全然足りない。ガウス分布に従う独立な2つの確率ベクトルの和がまたガウス分布に従うことの証明でだいぶ時間を食ってしまったからね。ううむ。来週火曜日が最終回だというのに、ちゃんとガウス過程回帰の説明とデモまでたどりつけるんだろうか。まあ、工夫してなんとかするしかないのだけどね。
きょうも休肝日にする。
同じ次元の多次元ガウス分布に従う二つの独立な確率変数の和がまたガウス分布に従うことの証明を講義ノートに書いた。それとあと、多次元ガウス分布に従う確率変数のいくつかの成分が決まった時の他の成分の条件付き分布の計算が済めば、それでもうガウス過程回帰の話ができる。なので、あともうひと息なのだが、残り二回の授業でそれが俺にできるのか。明日の午後の授業に間に合うのか。うおおおお。
近所の散髪屋に行って、一年ぶりに髪を少し切った。
洗濯を済ませてから歩いて大学に行った。引き続き、解析学の授業をどう着地させるかを考える。
午後に卒業研究セミナーをやる。前原昭二『記号論理入門』の第8章「補遺」が終わった。この際だから残る付録I〜IVも読んでしまおう。入門書とはいえ1年間のゼミで一冊読み終えるというのはなかなか大したものだよ。
卒研ゼミの後にはTGSAセミナーがある。発表者はすっかりこのセミナーの常連発表者になったウーゴくんことVíctor Hugo Yañez Salazarさん。ガオ教授たちとの共同研究の結果、非常に強い意味で局所非コンパクトな位相群の新しい構成法が見つかったという話で、例によって難しいけど面白かった。
夕食には山越のインド料理屋「シヴァラヤ」に行った。料理はよかった。酔うと荷物が重く感じられて、帰りがしんどかった。
きょうもわりかし天気がいい。朝のうち、一昨日の「すごいもの博」で買った玄米を持って近所の精米機を使いに行った。それから今日の解析学の授業の準備のためにと思って計算をゴリゴリやった。こういうとき俺は計算ミスを連発してどうもいけないのだが、何度も計算しなおして、ようやく計算があった頃合いには、いい具合にこちらも頭が回転し始めた。それはいいのだが、いざ授業をやってみると、ずっと前に準備していた内容だけで時間いっぱいになってしまった。まあ、そんなこともあるか。この授業は、あと金曜日と、来週の火曜日にやっておしまいになる。なんとかうまく着地させるようにしたい。
夜はピアノのレッスンに行く。今週末の出勤はなくなって、無事に発表会に出られることになった。その本番直前のレッスンということで、気合を入れて行ったら、力も入りすぎたようで、妙なミスタッチが多かった。わはははは。落ち着いて練習しなくては。
一週間は非常勤の講義から始まる。今日のテーマは「確率の応用」だ。日常生活の中の確率の話題から始めて、ベイズの定理の説明をし、迷惑メールフィルターにベイズの定理が応用されていることを説明した。午後には3年生の3年生のセミナーがあった。
給料日なので倅と母に仕送りをし、いろいろの資金の移動をする。
今週は水曜日に飲み会の予定を入れてしまったので、今日を振替の休肝日にする。
懸案のあの出版物、というと複数あるのだけど、数年前から菊池誠(神戸の)が再々松山に来たり金沢に行ったりして相談しているあの本について、きょうの午前にオンライン編集委員会なるものがZoomで開催されたので、俺も顔を出した。ひとりで考えているとロクな案が出ない(むしろ怖い考えになる)ことでも、人と顔を合わせて喋っているうちに、なるほどこうすればいいのかもしれないなと頭が働きだすからありがたい。
午後には堀之内公園の「愛媛すごいもの博」を見て唐揚げでビールを飲み、オーガニックな玄米を2kg買ってから、萬翠荘に赤津眞言さんの率いるオーケストラ・ファン・ヴァセナールの演奏を聴きに行った。今回の編成はヴァイオリン・チェロ・チェンバロの3人で、曲目はすべてヴィヴァルディだった。いい音楽を満喫した。
きょうも天気がいい。こういうのはありがたいね。早いうちに、この1週間着回した服とパジャマを洗濯した。昨日の解析学の授業で少し話題にした問題に関連して、リッジ回帰がどうしたこうしたという話の理論的な計算をたどり、シミュレーションのプログラムを書いた。昼過ぎに大学に行って、職場のWebサーバの復旧作業、そしてOSのバージョンアップ作業もした。そのあとは、例によって一色楽器に行ったり、テキトーに酒を飲んだり、のんびり過ごしたが、ううむ。それでよかったのかどうか。
いい天気なので洗濯を済ませてから自転車で大学に来た。
午後の解析学の講義ではカーネル法による回帰問題と分類問題の解法のPythonプログラムによるデモをやってみせた。まずは前回の続きでガウスカーネルによる分類問題の解法を述べ、単純なプログラムでもそれなりに上手くいく様子をみせた。次に回帰問題の素朴な実装のデモをした。素朴なカーネル法では回帰問題で思うような精度が出ないことを例示し、なんでそうなるのかを説明した。この授業も残すところあと3回。どうにかガウス過程回帰の説明にまで持っていきたいところだが、どうだろうなあ。
朝のうちぐずついた天気である。明日の解析学の講義でカーネル回帰分析のコンピュータ実装のデモを見せる予定なので、Microsoft Copilot にコードを見せて問題点を指摘してもらい、ついでに、コメントを英語に直してもらった。いろいろ有益な示唆が得られた。
昨日までがんばったおかげで、ほんの少しだけど時間の余裕があったので、いろいろ料理した。切り干し大根の煮物、鳥肝の生姜煮、わかめとちくわの酢の物、チャプチェ、スパイスチキン。スパイスチキンはムスメと二人ですぐに食ってしまった。
昨晩遅くまで飲んでいたので調子が出ないが、朝から大学で会議がある。自転車で出かける。10時前に会議が済んだので、ルベーグ積分の講義ノートのセクション10「リーマン積分との関係」を仕上げる。セクション7からセクション10までを今日のうちにMoodleにアップロードすることを事前に宣言してあるのだ。これをどうにか午前中に済ませて、受講者にメールで告知を送る。
午後はまず卒業研究セミナーをやる。前原昭二『記号論理入門』の第8章に入った。等号に関する公理といろいろな公式、特に一意存在に関連するいろいろな練習問題にみなで頭をひねった。卒業研究セミナーが終わったらすぐにTGSAセミナーがある。東北大の大学院生の宮本さんが測度距離空間の同値類のなす空間上のピラミッドという構造について話してくれた。
先週決めたとおり、今日は休肝日にする。
会議やら学生との面談やらの予定がいろいろ入ってきて、昨日書いた証明をTeX打ちする時間が、今日も明日もなかなか取れそうにない。物事を先延ばしにばかりしていると、こういうことが起こる。反省しつつ、隙間の時間にTeX打ちをする。
解析学の講義ではリプレゼンター定理の証明をしたあと、分類問題の話をした。
夜にはピアノのレッスンに行く。本番が近いので、イメージトレーニングも大切になってくる。レッスン後は知人の家にお呼ばれして夜更けまでワインを飲んできた。
週末ぐずついていた天気が快復した。自転車で非常勤の授業に行く。今日のテーマは「データにもとづく予測」で、要するに回帰分析の考え方の話をする。本務校は昨日までの学生祭に関連して休講日であるから授業がない。それで午後にはルベーグ積分の講義ノートとカーネル法の講義ノートを書く所存だったのだが、なんだかんだで進捗がなかった。それで夜も更けてから少しがんばって「リーマン可積分な関数はルベーグ可積分でもあり、両方の積分の値が一致する」ということの証明をつけた。ちょいとむずかしい。
朝から雨である。ムスメは朝まだ俺が寝床でうとうとしているうちに出かけていた。神戸に泊まりに行くらしい。友達に会いに行くのだろう。
朝食のあと、午前中は火曜日の解析学の講義ノートを書いていた。カーネル法の分類問題への応用の理屈の部分がひととおり書けた。一昨年の授業と同様に、回帰分析と分類問題についてPythonのプログラムでデモを見せようと思う。
土曜日だが公開講座のために大学に出てくる。いつもどおり重めのリュックサックを背負って歩いて行ったら、ちょっと汗ばんだ。講演者は佐藤さんだが、会場の設営とか案内表示の設置とかは俺の役目である。合間に非常勤の授業の準備もするし、カーネル法の講義ノートの更新もする。普通の仕事の日と変わらない。で、公開講座であるが、今年は聴講者があまり集まらなかった。昨年が普段と比較して多すぎたというだけかもしれないけど。佐藤さんがいろいろ工夫して話をしてくれたのに、残念である。次から告知のしかたを考えないといけない。
公開講座が済んで会場の撤収作業を済ませたら、取り寄せてもらった本をジュンク堂書店へ受け取りに行き、いつもの土曜日と同じように、一色楽器で油を売り、地下BALで1杯飲み、それから夕方からは 真と響未 へ公開講座のウチアゲに行った。
学生祭前日とて、授業はお休みである。授業はお休みだが、やるべきことは山ほどある。午前中にはオンライン会議があり、午後は明日の公開講座の準備作業をせねばならぬ。それに来週の授業の準備もおろそかにはできない。非常勤の講義の準備を急がなくちゃならんし、カーネル法の講義ノートもそろそろまた更新せねばならん。というわけでやることが多いわけだが、どうにも身体がついていかぬ。カーネル法の講義ノート作りに必要な資料は確保した。午後もだいぶ遅くなってから、明日の公開講座の準備作業をどうにか済ませた。非常勤の講義の準備は結局夕食後に夜なべしてすることになった。
とても久しぶりに今日は休肝日にした。少し身体を大事にせにゃならんと思ったので、来週から原則水曜日を定例の休肝日にしようと思う。
昨晩のうち雨だったが今朝はきれいに晴れた。ありがたいことだ。授業も会議もないから来週の授業の準備と自分の数学の勉強に時間を使おう。ルベーグ積分の加法性、すなわち、和の積分が積分の和に一致することの証明を書いた。加法性というか線形性といえば、積分のキモになる性質なのだが、ルベーグ流の積分の定義からは、線形性が素直に出てこない。いろいろの場合わけもせねばならず、かなり難しい。これを学生さんたちに読ませるのは心苦しいが、仕方がない。
あとは来週水曜日までに「リーマン積分との関係」について書かねばならぬ。つまり、リーマン積分可能な関数はルベーグ積分可能であり、積分の値は一致する、ということの証明を書きたいわけだ。しかし、そもそもリーマン積分可能な関数がルベーグ可測であることの証明もなかなか難しそうだぞ。
ちょっと思ったのだけど、ルベーグ積分が従来の積分の拡張であることを示すのであれば、リーマン積分を引き合いに出すより、いわゆる微積分学の基本定理(積分は微分の逆操作である)をきっちり示す方がよいのではなかろうか。これはこれで、被積分関数が連続という制限を外したとたんになかなか大変になるのだけど。
あと、今日は医者にも行かねばならぬ。自宅から3キロちょっと離れた医院まで歩いて往復した。行きは早足で行き、帰りはスーパーに寄って買い物をしたりしながらゆっくり帰った。
弁当を作り自転車で大学に来た。ルベーグ積分の講義ノートを作る。いよいよ積分の定義である。竹之内脩先生の古い本を参考に、関数の定義域に含まれる可測集合からなる有限な反鎖を用いた積分の定義を採用した。午前中にちょっと書きはじめ、卒業研究ゼミのあと3時間ほどがんばって積分の定義まわりの基本的なことを、可積分の条件とか、単調性とか、定義域に関する加法性について書いた。来週水曜日までに、積分が関数の和を保つことなどの基本性質と、あとリーマン積分との関係についてひととおり書いてアップロードするという約束である。なかなかハードだががんばろう。
卒業研究ゼミでは前原昭二『記号論理入門』の第7章を終わらせた。いろいろ証明した式のうちに
\[
\exists x(F(x)\rightarrow A)\leftrightarrow(\forall xF(x)\rightarrow A)
\]
(ただし \(A\) には変数 \(x\) は出現しないものとする) というのがあった。意味内容を考えることなく演繹できることに意味があるというのが大事なポイントなのだが、悪い癖で、ついつい解釈を考えてしまう。この式の場合、\(F(x)\) を「\(x\) さんが参加する」と読み、\(A\) を「雨が降る」と読んでみたりすると面白い。\(\rightarrow\) は普通に納得がいく(雨男がいるならば、全員参加のときは雨が降る)が、\(\leftarrow\) は少し奇妙な気がする。「ならば」の意味についてのパラドックスの一種かもしれない。
帰宅して夕食後にルベーグ積分に戻って、積分が定数倍を保つことと、不等式
\[
\left|\int_Efd\mu\right|\leq\int_E|f|d\mu
\]
の成立することの証明を書き加えた。明日またがんばって積分が和を保つことの証明(思いのほか難しい)をやっつけよう。
講義ノートの準備で夜遅くなったので、自分の数学の勉強もピアノの練習もできない。まあ仕方がない。
昨晩帰宅後に、シンドラーとゼーマンの論説の補題の証明をひとつノートに残した。自分の勉強のペースが落ちていることは反省している。
朝、少々寝坊した。そのせいでもあるまいが、曜日の感覚がない。カレンダーを見て「昨日は月曜日祝日。今日は火曜日平日。」と自分に言い聞かす。ところがややこしいことに、うちの大学では今日は月曜日のスケジュールで授業をする日である。今週は火曜と金曜の講義がお休みなので、そのぶん来週以降に備えて準備に時間を使えるのはありがたい。金曜日は休講日とはいえ会議とかあれとかこれとかあるから、今日から明後日までに、カーネル法(の分類問題への応用)の講義ノートとルベーグ積分の講義ノートをしっかり作っておかねばなるまい。
とかなんとか言いながら、3年生ゼミの指導をした以外は、わりかしクタバって過ごした。少し本を読んだ他には進捗らしい進捗がない。しゃあないな。
夜にはピアノのレッスンに行った。何度も先生に言われていることだが、レッスンの最初の演奏が硬い。2回目以降はそうでもないらしい。だが本番は1回しかない。硬くならずに1回目の1音目を鳴らす前から音楽に入り込んでいることがいちばんの課題である。
文化の日
朝は非常勤の講義をしに行った。データの相関の話をしたが、なんだかずいぶん早く話し終ってしまった。まあそんな日もあるか。天気がいいので帰宅して洗濯をする。午後には街へ出かけた。松山三越のジュンク堂書店でAIリテラシー関係の本を3冊買った。それからMONKへ行っていつものThe DUO(関家さんのギターと石本さんのピアノ)のライブを聴いた。今回はヴォーカルの瞳ちゃんも共演する。そのせいか、思いのほかお客さんが多かった。街を歩いている人が少なめだったので意外だ。夜はふしおんで赤ワインとシェリー酒を飲んで、早めに帰宅。
朝ちょっと早く目が覚めたので、昨日の勉強の続きをした。シンドラーとゼーマンの論説を読み、VS Codeを使ってLaTeXでノートに記録を残していく。VS Codeに入れたCopilotの機能拡張が入力の補完候補をサジェストしてくるのが、ありがたくもあり、目障りでもある。トンチンカンで笑えるような動作をすることもあるが、時には、とても的確な、いままさに俺が書こうとしている、あるいは書くべきな、数式や言葉をサジェストしてくることがある。これはもう、この論説の内容をAIが俺より先に勉強しているとしか思えない。10年くらい前にオンラインでオープンに読めるようになっていた論説だから、大規模言語モデルが学習していてもなんの不思議もない。なんとも恐ろしい時代になったものだと思う。まあ、AIに先を越されようがどうしようが、俺の勉強は俺の勉強であって俺にしかできない。AIがいくら博識になったところで、俺が解きたいと願っているあの古い問題を、AIが解きたいと思う日はこないだろう。
あと、俺が毎日こうして書いている「て日々」も、ひょっとしたらAIの訓練データとして使われているのかもしれない。まあそれは別にかまわない。この一連の文章については真のオリジナリティは俺のところにしかないのだ。
午後にいつものあそこに飲みに行ったら、妙な盛り上がりでちょいと疲れた。
んで、夜中にカレー作りをする。いつものような仕上がりになるはず。
明け方にけっこう雨が降ったらしい。日中は雨は降らないが、雲が多い。
どうにか、月曜日の非常勤の授業の準備を午前中に終わらせた。前回の小テストの自由記入欄のコメントには「今回は難しかった」という意見が多かった。仮説検定の考え方ってのは、確かにわかりにくいところもあるし、検定統計量の計算もややこしいし、おまけに俺の説明が下手なところもあったからねえ。計算の部分は置いといて、議論の流れを大まかにつかんでほしいところだ。次回は「データの相関」の話をする。例によって、「アイスクリームがよく売れる時は水難事故が多い」とか「理系の人は人差し指が薬指より短い人が多く、文系の人はそうでもない」とか「図書館の多い街には薬物中毒者も多い」とか「メーン州の離婚率と全米のマーガリン消費量の相関係数が0.99」 (→発信源) とかの話を入れる。
しばらく手が止まっていた自分の数学の勉強も再開する。本当はちょっとずつでも毎日やるべきなのだけど、ルベーグ積分やらカーネル法やらの講義ノート作りをやりだすとどうしてもそちらで頭がいっぱいになる。並行して作業できないので困っている。