昨晩は早寝して、6時前に目が覚めた。まあいいかと思って二度寝して、研究合宿の夢など見て8時半ごろ起床した。大晦日である。階段と廊下とリビングを最小限度に掃除する。15時過ぎに倅が帰ってきた。
夕方にはひとりで歩いて出かけ、書店に行って藏丸竜彦『数学ゴールデン』第7巻を買い、ローソンで日本酒の小瓶を買って帰ってきた。帰ってきたら倅は公園へジャグリングの練習に出かけていた。『数学ゴールデン』は数学に題材をとったスポ根・青春ドラマであり、この第7巻も、数学とは必ずしも関係しないところで波乱万丈、大変面白かった。
夕食には牡蠣鍋を食った。年越しそばは予定通りにしん蕎麦にした。そんなこんなで、今年もどうにか無事に年が越せる。ありがたい、ありがたい。
午前のうちに、一昨日デパ地下で買って米のとぎ汁で戻しておいた身欠ニシンを煮つける作業をした。用意した身欠ニシンは半身が3切れ。米のとぎ汁を捨て、いったんほうじ茶のティーバッグと一緒に水で煮て臭みをとる。その煮汁をまた捨てて、水400mlと酒100ml、醤油30mlとみりん30mlと砂糖小さじ2で煮つける。薄切りの生姜と少しの酢を入れ、落とし蓋をして煮るのがコツらしい。煮汁がなくなるまで煮ると、それなりに甘露煮らしいものができた。味見してみると、砂糖をもう少し入れてもよかったかなという感じになっていたが、これはこれでまあ悪くはない。これを明日の年越しそばに載せるのだ、と言いつつ、3切れのうち1切れをさっそく食べてしまった。
このごろは、毎週月曜の晩か火曜の朝にこの「て日々」の更新をネットにアップロードする習慣になっている。もうすぐ年越しなのでどうしようかと思ったけど、まあ習慣どおり今日のうちに更新して、年明けのことはまた改めて考えることにする。
そんなわけで今日のうちにこの1年の振り返りをする。昨年のようにあちこち飛び回りはしなかったが、いろいろのプロジェクトが進行していて、いろいろの原稿を書かねばならない一年だった。雑誌『数学セミナー』には2回も出現したし。とはいえ、懸案になっている著書の原稿は全然進捗しなかった。いいかげん、これをなんとかしなくてはならない。
仕事以外で大きかったのは「スパイスからカレーを手作りする男」の仲間入りをしたことかな。
朝はゆっくり起きて、多めに朝食を食べた。
昼頃に、ちょっと郵便局のATMに行く用ができたのだけど、近所の郵便局のATMは日曜日は使えないらしい。さいわい天気も良かったので、散歩を兼ねてフジグラン松山のATMまで行った。そこで用を済ませ、萱町のエルベに行って少し食材を買って、歩いて帰った。
Apple Musicで古いアート・ロックのプレイリストを作ろうと思った。いくつかどうしても入れたい曲を挙げながらChatGPTに相談してみたら、思いのほかいいアドバイスがもらえた。
昨日はこの同じChatGPTが都はるみの「さよなら、さよなら、元気でいてね」(題名:好きになった人)を「さよならの向こう側」(山口百恵が引退直前に歌った歌)と混同していたし、「さよならは別れの言葉じゃなくて再び会うまでのとおい約束」(題名:夢の途中)を、阿久悠作詞のゴダイゴの曲(銀河鉄道999)だと勘違いしていた。正解は、来生えつこ作詞、来生たかお作曲。薬師丸ひろ子が映画「セーラー服と機関銃」で歌い、来生たかおがセルフカバーしている。
洋楽ロックと邦楽ポップスについてのChatGPTの知識のデコボコ具合は、たぶん、機械学習した情報量の違いに由来するのだろう。そのように聞いてみたら、本人(というか本AI)も《はい、その通りです。洋楽ロックと邦楽ポップスに関する知識量の差は、学習に用いられた情報量やデータの偏りに由来します。》と素直に認めた。面白いやつだ。
夕食には久々に手打ちピザを焼いた。夜にはX.comのスペースで、相互フォローのふゆのうたさんと、ベートーヴェン第九を聴く会を開いた。アーノンクール指揮のヨーロッパ室内管弦楽団の演奏で、清澄な弦の響きと温かい管のサウンドが素敵だった。
なんだか切ないような懐かしいような奇妙な夢をみて目が覚めた。戸外では冷たそうな風の音がごうごうと鳴っている。休日だから寝ていてもいいようなものだが、いつもと同じ時間に起きてしまうことにする。平日にできなかった洗濯もしたいからね。昨日作ったカレーと手羽先で朝食にし、温かいミルクティーにスパイス(辛味のないガラムマサラ)を振りかけて飲んだ。洗濯はしたが天気がいまひとつなので内干しにせねばならない。
年末には倅が帰省してくる。年越しそばをどうしようかと考えていたら、いよてつ高島屋の地下で身欠ニシンが手に入ったので、ニシン蕎麦にすることにした。それで、ネットで身欠ニシンの煮方を検索してみた。米の研ぎ汁で24時間以上戻してから、番茶で煮て臭みをとり、それから醤油とみりんで煮つけるらしい。なかなかめんどくさいが、ニシン蕎麦は京都にいる頃からの大好物なので、がんばって作ってみよう。
それにしても、身欠ニシンひとつ炊くのでもこれだけ面倒なんだったら、昭和のあの頃、毎年のおせちに棒鱈の煮付けとゴマメとニシンの昆布巻きとクワイの煮物と黒豆の炊いたのと里芋の煮〆を作っていた母の苦労は並大抵ではなかったのだなと思う。いまさらだけど。そして、毎年この時期に、スーパーマーケットの食品売り場に膨大な量の数の子が並ぶのに比較して、数の子の親であるニシンの身はほとんど見当たらない。俺にはこれはとても不自然に思われるが、どうなっているんだろうな。
なぜか未明に目が覚めた。寝床でうつらうつらしながら、メビウスの帯や射影平面の基本群のことを繰り返し巻き返し考えていたら、起きるのがちょいと遅くなった。仕事納めの金曜日である。解析学特論のレポートの締切がきょうの正午なので、それまでは大学にいなければならぬ。自転車で出かける。
そんなわけで、お昼までは研究室に控えているが、誰かがやってくるということもない。岡野原大輔『生成AIのしくみ』を読み終えたので、末次拓斗『誰でもわかる 大規模言語モデル入門』に戻って、第10章を読み、サンプルコードの実習をする。
午後は歯医者に行ってから、帰宅して、いつものカレーと、あと手羽先のタレ焼きを作るが、それは冷蔵庫にしまって、夕食は汁なし中華麺にした。この冬はちと手荒れがひどいので、近所のドラッグストアにハンドクリームを買いに行き、ついでに年越しに備えて十割蕎麦を買った。
朝は30分ほど寝過ごして、ゆっくりめに始動した。それでも7時半には出かける準備ができた。ありがたいことだ。たまには電車に乗って、本を読みながら大学へ行く。きょうは授業も会議もないから時間がたくさんある。岡野原大輔『生成AIのしくみ』の後半を、ノートにまとめながら読み進める。一般読者向けに、数学の専門用語を避けながら書いてあるが、これは力学系の言葉で書けばスッキリするな、とか、グラジエントのことを言ってるんだな、と当たりをつけながら読むと、けっこう楽しい。機械学習には物理学の用語がたくさん流用されているようで、それも面白い。
大学は冬休みに突入したが、教員や職員の仕事納めは金曜日だ。きょうは午前中に、毎年1月に恒例のあの仕事のための説明会がある。回を重ねるごとにめんどくささが増すあの仕事だが、今回は何かしらんが移行措置が加わって、とりわけややこしい。まあ、大学にとっては欠かせない仕事だから、がんばって務めましょう。
空き時間にはAI関係の本を読んで過ごした。末次拓斗『誰でもわかる 大規模言語モデル入門』(日経BP, 2024年)と岡野原大輔『生成AIのしくみ』(岩波科学ライブラリー, 2024年)を並行してちょっとずつ読む。夕方からオンライン会議があった。夕方はのんびり歩いて帰った。
いつもどおり朝食と弁当を作り少しピアノを練習して自転車で大学に来た。第1限に集合と位相Iの講義で「像と逆像」の話をする。抽象的でわかりにくいという評判のところなので、なるべくていねいに説明したいが、言うべきことがたくさんあり、時間は限られている。話してみると、けっこうグダグダで、大田本第3.3節の問10の解説に時間を取られて、逆像と集合算の関係を述べた問14をやり残してしまった。
午後は3年生ゼミで、島田茂『数学教師のための問題集』(共立出版)から「証明への導入」を読む。初等幾何の問題に全員で頭をひねった。年内の授業はこれでおしまい。冬休みは時間を無駄にしないように、有意義に過ごしたいぞ。
一旦帰宅して夕食をとり、それからピアノのレッスンに向かう。まだまだたどたどしくしか弾けないこの曲だが、あきらめずにがんばろう。今年最後のレッスンなので、例年どおり先生からなにかギフトが出てくると見越して、こちらも(つまらないものながら)つけとどけを用意していった。来年もよろしくお願いします。
昨晩ちょっとだけ早寝したら、けさは少し早めに目が覚めた。それでいつもよりちょっとだけ長めにピアノを練習して、それでも余裕を持って出勤できた。ありがたいことだ。月曜日の朝は非常勤の講義から始まる。きょうのテーマは「AIの応用事例」だ。毎年とりとめのない話になりがちで、今回も自分ではそんなふうに思ったけれど、確認テストのフィードバック欄をみると、それなりに評価は悪くなかった。とはいえ、これからも情報のアップデートを心がけなくては。
そのあとは解析学の演習をやる。きょうはなんだか出席者が少なかった。TAが活躍してくれて大変助かる。午後には卒業研究ゼミをやる。テキストの第4章「選択公理」の本文を読み終えた。年明けに演習問題をやり、それから卒業研究発表会の準備に取りかかることにする。夜には2週に1度の集合論Zoomゼミをやって、イェック本第2章の演習問題を半分ほど片付けた。
日曜日だけの贅沢として朝寝坊した。午前中は家で本を読んだりピアノを弾いたりした。変わり映えしなくてごめんなさい。午後は寒いけど歩いて出かける。といっても行くところがそれほどあるわけでもない。三越のジュンク堂に行き、地下BALに行く。やるべきことはいっぱいあるけど、体はひとつしかなくて、しかもけっこう老いぼれている。さてどうしたものか。
話は変わる。Meta社のLLaMAはオープンソースの大規模言語モデルAIで、ユーザー登録すれば誰でもダウンロードして使えるのだが、これをローカルに動かすには、240GBのVRAMをあやつるNVIDIAのGPUを搭載した、320GBのRAMを積んだコンピュータに、学習結果のモデルを保存するために240GBのストレージが必要なのだそうだ。いや、ちょっと待て。そんなパソコンは存在しないぞ。すまない。甘く見ていた。これはオープンソースとはいえ、よほどの大企業しか利用できない贅沢品だ。なるほど、これもまた、原理的には平等なはずのオープンな技術が結果として貧富の差を広げていくという資本主義の掟の実例になっていくのか。だがしかし学ぶ手をとめるわけにはいかん。年越しに向けて今週もがんばろう。
午前中に月曜日の非常勤の授業の準備を済ませた。授業のテーマは「AIの応用事例」で、なにしろ日進月歩のAI界隈について語るのは毎年荷が重い。過去の日記を読んでみても、とりとめのない漫然とした話になってしまったと、毎年書いている。なんとかせねばならない。絶えざる知識のアップデートが必須なので、いま末次拓斗『誰でもわかる 大規模言語モデル入門』(日経BP, 2024年)を読んでいる。わかりやすい本だと思う。
午後は電車に乗って久しぶりに久米ブックオフに行ってみた。岡谷貴之『深層学習 改訂第2版』(講談社サイエンティフィック, 2022年)とスティーブン・ウルフラム『ChatGPTの頭の中』(ハヤカワ新書, 2023年)を買った。
最近ちょっと試してみて知ったことだが、ChatGPTにおすすめの専門書を教えてくれと頼むと、けっこうな頻度で、実在しない本のことをいろいろ教えてくれる。月曜の非常勤の授業では、そのことをさっそく話題に取り入れようと思っている。
夕方、ワインのお供にフランスパンを食ったら、放置していた虫歯が折れてしまった。自宅の近所の歯医者に行って応急処置をしてもらった。この歯は、随分前に神経を抜いて詰め物をしていたのだが、その後、詰め物がとれてしまったのだ。本当ならそのときすぐに歯医者に行くべきだったのだが、別に痛くもないので放置していたせいで、すっかりボロボロになっていた。他にもいくつか虫歯があるので、しばらく通院して、ひととおり処置してもらおう。いやしかし、2月の頭には京都で(3月の下旬には松山でも)吹奏楽のステージに乗らねばならん。糸切り歯の隣の小臼歯がなくなったこの状態で、さて、サックスは吹けるのだろうか。
予期に違わず、かなり寒い朝になった。きょうも歩いて大学に行く。第1限は集合と位相Iの演習の授業だ。写像の概念の定義まわりの問題にとりくんでもらうが、なにしろ新しい言葉に触れるわけだから難しく感じられるのも仕方がない。いろいろな例題に取り組んでもらいつつ、丁寧に説明するしかない。第4限には大学院向けの幾何学概論の講義がある。基本群を定義し、基点への依存性の問題を片付け、連続写像から基本群の準同型が導かれる「ファンクター性」について述べ、基本群の位相不変性まで話した。次回は年明けで、ホモトピー同値のもとでの基本群の不変性を述べたあと、被覆空間の話に入る所存。
夕方にはフジグラン松山まで行った。ATMから子供らに追加の仕送りをしてから、3階のフードコートと服飾売り場を見て回ったが、特に何も買わない。帰宅して昨晩作ったカレーで夕食にした。
寒いけれども歩いて大学に行く。木曜日には授業が2コマある。午前中、第2限に解析学Iの講義をする。今日のテーマは級数の収束で、この1回で、優級数判定法とかダランベールの判定法とかコーシーの判定法とか、たくさんのことを話さねばならない。少し前回に前倒しして話したのだけれども、やってみるとやはり時間が足りず、交代級数の収束に関するライプニッツの定理の証明ができなかった。来週月曜日に演習があるものの、次の講義は年明けである。ううむ。午後の第4時限には集合と位相Iの講義で、写像の概念についてああだこうだと話した。空き時間にはもっぱら明日の大学院向けの幾何学概論の講義の準備をした。
帰り道はのんびりと気楽に歩く。途中でスーパーに寄って食材を買い足し、帰宅して夕食のあと、いつものチキンカレーを作った。いつもに増して美味しくできたので嬉しい。明日も寒い日になりそうだけどがんばろう。
冬の朝は起きるとまだ外が真っ暗だ。いつものように弁当と朝食を用意し、朝食をとってからピアノの練習を少しする。なかなか寒い。自転車で大学に行く。水曜日は2年生向けの解析学の授業が2コマある。午前中の授業は講義で、連続関数が一様収束するときその極限関数も連続関数だという定理の証明をやり、広義一様収束というのもあるよという話をして、時間がだいぶ余ったので次回の内容を前倒しして級数とその収束の定義をした。次回(明日のこの時間)は級数についての基本的な議論を一度で済ませてしまうちょっと無理やり感のある回なので、少し前倒しにするくらいで分量的にちょうどいいはずだ。午後の授業は演習だが、今回の問題はちょっと難しかったかもしれない。演習のあとには学部のリモート会議があった。
2月初めには京都で高校のOBバンドの吹奏楽のコンサートに出る。楽譜をプリントアウトしてみると、なかなか厄介そうな譜面が多い。練習せねばならんが、さて、時間と場所をどう見つけるか。
きょうは朝のピアノの練習が少し長かったかもしれない。急ぎ足で歩いて大学へ行く。火曜日の朝は「集合と位相I」の講義をやる。今日は「直積集合」について話す。そのあとの時間は事務仕事をしてトドを2頭ばかり片付けたり、倅への仕送りのためにATMに出向いたその足で大学生協の書店を訪ねたり。
午後には3年生ゼミをやった。「パターンの発見」というテーマだった。どの問題も一筋縄ではないが、なかなか面白い。ただ、課題にとりくむ4人の3年生たちの間の温度差が若干気になる。
夜にはピアノのレッスンに行く。いまは3月下旬の出番の曲を見てもらっている。弾けないことはない気がしてきたのでがんばろう。レッスン後は地下BALに呼ばれて行った。なんでも、とあるテレビ局のYouTubeチャンネルの収録があるからとて、賑やかしに常連客に招集をかけているのだ。収録の時は常連たちがみなちょっとずつよそ行きの顔をしていて面白かった。
そういえば去年の12月17日には京都で母校の吹奏楽のコンサートに出たんだったな。あっという間に1年が経つものだなあ。
いつものように弁当を作り朝食をとって、ピアノの練習を少ししてから自転車で出かける。月曜の朝は非常勤の講義からだ。機械学習っていうのは(ニューラルネットワークの教師あり学習の場合に限れば)結局は回帰分析に似た手法でモデルの調整をしているんだよ、という話をした。そのあとは本務校に移動して解析の演習をする。ティーチングアシスタントの2人がよくやってくれるので、いい雰囲気で演習が進行している。受講者も教員よりはティーチングアシスタントのほうが質問しやすいようだ。
午後には卒業研究ゼミがある。寺澤順『現代集合論の探検』(日本評論社)の第3章の演習問題10問を一挙に片付けた。次の第4章は選択公理関係の話である。2月の発表会では縫田光司さんの「超限帰納法を用いないツォルンの補題の証明」を題材にしてもらおうと思っているので、きょうのうちに第3章が済んだのはありがたい。
午前中、ブックオフに本を少し売りに行った。33冊で5,000円弱になった。ロヴェッリの『規則より思いやりが大事な場所で』(冨永星訳, NHK出版, 2023年)とガルシア=マルケスの『百年の孤独』(鼓直訳, 新潮文庫, 2024年)は状態が悪いということで戻ってきた。どうやらこの2冊はうちにずっと居たいらしい。置いておくことにする。店にはちょっと気になる本が何冊も売られていた。しかし、なにしろ買取の特典として正月休み明けから使える50円の金券を19枚も貰ったから、なにもいま現金払いで買うことはない。何も買わずに2階のオフハウスに移動し、ゴルフボールを4個110円で買って帰った。いや、ゴルフなどは決してやらない。ボールを足の下で転がして足裏のツボを刺激するのだ。
昼食には冷麦を温かい汁で、刻みネギと油揚げを加えて食べた。それなりに満足。午後は歩いて出かけ、散歩を兼ねてピアノ教室の向こう半年分の月謝を納めに行った。ついでに1月末の京都行きのバスのチケットを予約しようと思ったが、伊予鉄のチケットセンターの予約は1か月前からなので果たせなかった。
ここ数年、街でクリスマスソングを聴く機会が減った気がする。まあ、俺が街へ出かけることも減っているのかもしれないが、あんまりBGMにクリスマスソングがかかっていないように思うのは気のせいだろうか。だからというわけではないが、ビング・クリスビーの名盤『ホワイト・クリスマス』を聴きながら夕食のスパゲティを茹でる。ここに収録されたクリスマスソングは編曲も演奏も歌唱もすばらしい。あえて選べば俺は「シルヴァー・ベルズ」が好き。
夕食後は明日以降に備えて白菜と油揚げの煮浸しを作った。今年も残すところあと半月だ。健康第一でがんばろう。
休日なので少しゆっくりめに起きて、朝食のあとは洗濯をしながら月曜日の非常勤の授業の準備をする。そろそろ期末レポート課題の告知もせねばならない。どうにか午前中に作業が済んだので午後はすこし散歩に出て、ついでに少しだけ昼飲みもした。
非常勤の授業はデータサイエンスとAIに関わる話である。基本的・原理的な部分に注力するのではあるが、日進月歩の技術の動向をまるっきり無視もできない。とくに、AIに関連する内容として「生成AI」と「大規模言語モデル」に少しくらい触れないでいるわけにはいかない流れである。今後はそのあたりを取り込んで話すかなあと思いながらも、専門外の内容を非常勤でやっているという関係上、なかなか授業改善にさく時間と気力と体力がない。むむむむむ。
金曜日の第1限には集合と位相の演習をやる。集合算の問題が主だが、たとえば\(A\subset B\)かつ\(A\subset C\)ならば\(A\subset B\cap C\)であることを示せ、のような「ならば」を含む命題の証明で困っている受講者が多いようだった。だいたいが、 \(P\Rightarrow Q\) を証明しようとするときには \(P\) を仮定して \(Q\) を示すのが鉄則だが、だからといってまず仮定 \(P\) とニラメッコして考え込むというのは、作戦として適切ではないのだ。やっつけるべき敵は \(Q\) のほうであり、仮定 \(P\) はそのときに力を貸してくれたり知恵を貸してくれたりする仲間である。「\(Q\) を示すことをめざす。そのために必要に応じて \(P\) の主張を使ってよい」というのが、\(P\Rightarrow Q\) を示すときの正しい心構えだ。
そのあとは午前中いっぱい使って、管理している教室のWebサーバのセキュリティ対策をした。詳しくは言わないが、昨日夕方にセキュリティ検査結果が届いたので対応したのだ。それはいいのだが、報告書の様式がわかりにくくて困った。
午後には大学院の幾何学概論の講義がある。道のホモトピーの性質、とくに「逆ルート」や「乗り継ぎ」の演算のホモトピーとの整合性についていろいろやったが、7回しかない授業の2回目でまだ基本群の定義にも至っていないのはちょっとゆっくりしすぎかもしれない。
そんなわけで今週もそれなりに働いた。ゆっくり帰宅して夕食のあと、レンズ豆のカレーを作った。
昨日よりもちょっと遅いがそれでも8時10分には大学に着いた。木曜日は午前に解析学の講義、午後に集合と位相の講義をする。
1時間目は授業のない空き時間なので、明日の幾何学概論の授業の準備をした。基本群の定義まわりのことを話す予定だ。
解析学の講義は関数列の一様収束がテーマだ。昨日、一様連続関数の話をしたばかりで、舌の根も乾かぬうちに、また別の一様性の話をせねばならない。「一様」という言葉の使い方が一様でないのが困る。とはいえ、一様連続ではεに対するδが、また一様収束ではεに対する\(N\)が、定義域の点ごとのローカルな値でなくグローバルにεだけを見て選べるわけで、そういう意味では共通の意味内容がないわけでもない。
午後の集合と位相の講義は補集合とドモルガンの公式がテーマだ。ずいぶん早く話し終えたので、次回以降の予告をだいぶ話した。
夕方には医者に行く。冬場は医者に行くのが日没後になるので、暗くて狭くて車の多い道を自転車で行かねばならず、とても怖い。そのせいか、待合室の血圧計の数値が156とかなり高く出た。診察室で計り直してもらったら130だった。
ピアノの練習を少ししてから自転車で大学へ出かける。水曜日は午前と午後に解析学の授業がある。きょうは講義の3回目と演習の3回目だ。関数の連続性のε-δによる定式化を復習したあと、一様連続関数の話をする。ここは初学者にとって難しいところだから慎重にいかねばならない。演習はあちこちで自発的なディスカッションが行われていてよかったと思う。
久々の朝6時起床の生活もきょうで10日目で、基本的に調子よく続いているけど、ちょっと疲れが出たのか、夜は早く寝落ちしてしまった。そこへ持ってきて妻のスマホのLINEアプリになにか不具合があったようで、妻の送ったメッセージに既読がつかず、こちらの送ったメッセージも届かず、おまけに俺が寝落ちして電話に出ないものだから、ずいぶん心配させたようだ。ごめんなさい。
きょうは自転車で大学へ出かける。いつもより少し早めに大学についた。今朝も寒い。1時間目は1年生向け「集合と位相I」の講義で、集合算の基本の復習をする。たくさん図を描いた。集合算の法則をベン図で理解するのには自ずから限界があるという指摘もした。さらに、少し時間が余ったので次回(補集合とドモルガンの法則)の予告をした。
午後には3年生ゼミがある。「拡張と一般化」がテーマだった。平面図形のある問題について皆で知恵をしぼったので、あんまり進まなかったけど、けっこう楽しかった。
夕方は一旦帰宅し、軽く夕食をとってから、夜はピアノのレッスンに行く。レッスンの場所がこれまでと違うブースに変更になった。それでピアノもカワイからボストンに替わった。いま練習している曲にはこっちのピアノの方が合うかもしれない。レッスン後は地下BALで軽く飲んで歩いて帰宅。明日も頑張ろう。
月曜日の朝は非常勤の講義から始まる。今朝は歩いて出勤。非常勤の講義は「ハッシュ値とビットコイン」がテーマだ。ISBNコードの仕組みとチェクサムの求め方から始め、ハッシュ値を電子署名として使う技術を紹介し、ビットコインの仕組みと、みんな勝手にやっているのに秩序が保たれているカラクリなどを話した。2時間目はこちらの大学に移動して2年生の解析学の演習だ。連続関数の性質とくに中間値の定理を扱う問題にとりくんでもらった。
午後には卒業研究ゼミをやる。順序数の演算の性質をようやく片付けて、グッドスティン数列の話題を扱った。
卒研ゼミを済ませて軽く夕食をとり、夕方6時からは集合論Zoomゼミをやる。イェック本(第3版)の25ページの整礎的二項関係の話題を扱った。しかし整礎的二項関係の話は決してこの本のように1ページに収まるものではないと思うのだが。
そんなこんなで、普段より長い1日だった。スーパーに寄りながらゆるゆると歩いて帰宅し、昨日作ったカレーをフォカッチャにつけて食べ、シャワーを浴びた。Apple Watchによれば、きょうは歩数計カウント13,770歩、移動距離11.30キロメートル。
朝9時過ぎにエルベまで歩いて鶏肉を買いに行った。前にも買いたようにも思うが近所のスーパーで平日に買うと100グラムあたり138円の国産鶏もも肉が、日曜日にエルベで買うと100グラム88円なのだ。チキンカレーを作るときには、これを600グラムほど買うので、300円ほどの違いが出る。それでまあなるべく日曜日にはエルベに行くことにしているのだが、電車で行ったらせっかくの差額が電車賃で消えてしまうので歩いて行く。きょうは天気もよく、昨日買ったばかりの新しい靴を履いて歩くのはたいへん気分がよかった。
歩いて帰ってチキンカレーを作る。Apple Musicで音楽を聴いたり、次の金曜日の大学院の幾何の講義の段取りをあれこれ考えたりしながら1時間ちょっと煮込むのだ。できたばかりのチキンカレーで昼食にして、それから、明日以降の弁当のおかずの足しにかみなりこんにゃくを作った。
わかっていたことだが、多少とも授業が忙しいくらいのほうがかえって休日も体が動くし頭も働く。今年度は第1〜第3クォーターがヒマすぎたのだ。とはいえ、一年中この第4クォーターと同じコマ数の授業が入っていたら、それはたぶん大変すぎて回らない。難しいところだ。
休日だが普段通りに目が覚めた。生活のリズムを崩さない方がよさそうなので起きてしまう。まだ外は暗いが、すぐに洗濯をしかける。ご飯を炊かず、買いおきのひやむぎを茹でて朝食にした。午前中いっぱい使って月曜日の非常勤の授業の準備を済ませた。レトルトのデミグラスハンバーグにクスクスと野菜を添えて昼食にした。午後は近所のABCマートに靴を買いに行き、焦茶色の革靴と黒いスニーカーを買った。新しいスニーカーを履いて街をぐるぐる歩きまわった。久々に二万歩越えで、歩数計カウント23,132歩。
6時過ぎに起きて着替えして、弁当と朝食の用意を6時半ごろまでに済ませるので、食事をして服薬をして、いろいろの支度が済んでから実際に家を出るまでに30分〜40分の時間の余裕がある。間違っても、あと30分寝れたじゃん、などと思ってはいけない。大事なボーナスタイムだ。日によって、ピアノの練習をしたり、その日の授業の段取りをしたりする。
それで今日はどうしたかというと、少しピアノを弾き、それから歩いて出勤した。少し急ぎ足で歩いたが、もう少しのんびり歩いても1時間目の授業には十分間に合いそうだった。1時間目の授業は「集合と位相I」の演習である。小テストをし、演習問題を配って、学生たちに、自主的な議論などしながら問題に取り組んでもらうのだ。
演習の終わり頃になって、俺よりやや年上とお見受けする聴講生のご婦人から質問があった。受け答えしているうちに、ご婦人は自然数とか整数とかいう言葉をご存知ない(忘れておられる)ということがわかった。ざっとご説明したが、この人のためだけに特別授業をするわけにもいかないので、詳しくは中学や高校の数学の本を見てくださいという他ない。
午後、元院生HRTこと堀田さんが仕事で松山に来て、研究室を訪ねてきた。小一時間楽しくおしゃべりさせてもらった。ありがたいことだ。そのあとは大学院の幾何学概論の講義に行く。基本群がテーマなので、初回のきょうは道と弧状連結性の話をした。次回以降はもっとちゃんと準備せねばならない。
というわけで、盛りだくさんの1週間の仕事が済んだので、帰り道にひさしぶりに元町珈琲に立ちよった。ごく最近改装したという店内は、あいかわらず居心地のいい空間である。ただ、コーヒーがずいぶん値上がりしていたのと、メニューと注文がiPad端末になっていたのがちょっと残念だ。この頃夕方以降にはコーヒーを控えることにしているので、カフェインレスコーヒーにした。若い頃(まだ京都にいた頃)夜遊びの〆はすかいらーくのコーヒーとザッハトルテだったのを思い出して、普段決して食べないチョコレートタルトを注文したら、けっこう美味しかった。10年ほども前になるがこの店に通ってNik Weaverの本を読んだりしたのはいい思い出である。また来てなにか難しい本を読破したいところだが、コーヒーがこう値上がりしてはけっこう苦しいな。
昨日の朝もそうだったが、今朝もなんだか考え事をしながら目を覚ましたような感じで、熟睡できていない気がする。ともあれ、朝食と弁当を用意して、いつもより早めに自転車で大学へ向かった。早めといってもほんの20分か30分の違いだが、朝のこの時間の20分・30分というのはけっこう大違いだ。交通量の違いもあるし、小中学生が登校する時刻と高校生が登校する時刻の違いがあるから、道をゆく人たちの姿もだいぶ違う。
午前中は2年生向けの解析学の演習をやった。今回のクラスは自分たちでディスカッションしたり積極的に質問したりする人が多くてよかったが、一人で黙っている受講者にこそ教員側が関わっていかねばならないわけでもある。
午後には1年生向けの「集合と位相I」の2回目の講義をした。部分集合と集合の相等というテーマで、集合がイコールであるとはどういうときかという話や、数学では \(a\) と \(\{a\}\) はきっちり区別するがこれは日常的な言葉の用法とは少し違うねという話などをした。
というわけで、今月に入ってからけっこう授業が詰まっている。体力的にはまあ大丈夫だが、気持ちの余裕はなかなかなくて、今日にしても明日の大学院向けのトポロジーの講義と来週月曜日の非常勤の授業の準備がはかどらない。ううむ。
水曜日は2年生向けの解析学の授業をする。本当なら講義1回に演習1回が続くスタイルの授業なのだが、都合により、きょうは講義を2回やる。午前中の講義1でボルツァーノ-ワイヤストラスの定理と連続関数の最大値原理を話し、午後の講義2では平均値の定理、中間値の定理を話して、閉区間上の連続関数の性質の基本的なところを済ませる。やってみると講義1は時間が足りず、講義2はだいぶ時間が余った。まあ、本当ならこんなことは講義ノートをみて事前に予測できてしかるべきことである。
しばらくサボっていたTikZの実習を再開する。テキストのレイヤーとオーバーレイを扱う第9章をあとまわしにして、きょうはforeach構文を扱う第10章を済ませた。
朝一番に「集合と位相I」の初回の授業である。簡単なガイダンスのあと、大田春外『はじめての集合と位相』(日本評論社)のセクション1.1「集合とその表し方」について講義した。こういうことは将来に備えてちゃんと日記に書き残しておくべきだ。初回にしては欠席が多かった。もっとも、全員が来ると講義室がキャパオーバーになりかねないのだけれど。
午後には3年生ゼミをやった。今回のテーマは近似だった。正の数 \(b\) が \(a\) に比べてずっと小さいときに \(\sqrt{a^2+b^2}-b\) を \(\dfrac{a^2}{2b}\) と近似したり、メートル法に関連してフランスのダンケルクとスペインのバルセロナの距離を緯度と経度から計算したり、なかなか面白かった。
それ以外の時間には金曜日の大学院向け幾何学概論の基本群の講義ノートを作っていた。夜にはピアノのレッスンに行って、3月下旬の出番の曲を見てもらった。
弁当を作って自転車で出かける。月曜日なので非常勤の講義からだ。きょうは「暗号技術とその応用」の話をした。暗号化の基本について話してから、公開鍵暗号とくにRSA暗号の手法の解説をし、電子署名やゼロ知識証明のアイデアも説明した。「ありがちなパスワードはとても危険」という話に反響があったようだ。
そのあとの卒業研究ゼミでは、ひきつづき順序数の算術の性質をやった。きょうが第3クォーターの最終日だ。明日から第4クォーターで、少し忙しくなる。
さて12月である。師走には先生も走るという。俺も先生のハシクレだが、あいにく膝が悪いので走れない。歩くのはけっこう嫌いではない。この数年で、歩くペースもちょっと落ちたけど、まあ無理のない範囲でがんばりましょう。例年ならもう少しバラけている授業の分担が、今年度に限って第4クォーターに集中しているために、今月から2月まで、わりあい忙しく過ごさねばならないことは確かだ。健康第一でがんばりましょう。
午前中は明日の非常勤の講義の準備にあてた。午後にはいつものカレー作りをした。今回は鯖の水煮の缶詰を使ったサバカレーだ。