て日々

2024年9月

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さて本格的に後期の授業が始まった。朝の第1時限は非常勤の講義で「データの可視化」について話してきた。第2時限は卒業研究ゼミで、今日からテキストの第3章に入って、さしあたり整列集合の定義と例のいろいろをいじった。月曜日はさらに第4時限に大学院と学部4年の解析の講義がある。きょうの内容はノルム空間の定義と例である。有限次元の \(\mathbb{R}^n\) と無限次元の \(C[0,1]\) を例にとり、\(\mathbb{R}^n\) ではどんなノルムもほぼ同値で同じ位相を定めるが、\(C[0,1]\) ではそうは問屋がおろさないという話をした。\(C[0,1]\) の \(L^p\)-ノルムが本当にノルムになること(三角不等式が成立すること)を示すのは少し難しいので、関数空間 \(L^p[0,1]\) の導入と一緒に次回 (3日木曜日) にやることにする。

夕方から、JR松山駅の新しい駅舎を見物に行った。夕方も遅くなってから行ったので人混みは落ち着いていたけれども、それでも結構な人がいた。オープニングセレモニーに出た宮内さんや、昼に切符を買いに行ったけんけんによると、昼間はとんでもない人出だったらしい。俺の目には、土産物屋やコンビニなどの入った「だんだん通り」にたくさんの人が集まったピカピカの新駅舎と、無人になって寂しく佇む旧駅舎との対照が印象的だった。

新駅舎はモダンで綺麗だけれども、たとえばお盆休みに立ち寄ったJR高知駅などがそうだったような、地方都市によくある今どきの駅ビルになったというだけで、駅舎が新しくなったからとて、普段の鉄道の利用者が増えるわけではない。なにより、駅の周りの再開発が今後どう進むかが大事だと思う。

昼から深夜までパルタジェの手伝いに入った。夕方から常連のリカちゃん三瀬さんと店主カズノさんの、3人合わせて190歳の合同誕生パーティー(それに加えて若手のなじみ客 ちょくだいくん の誕生パーティーも兼ねる)があるのだ。料理とケーキは南斎院のシェゼリコからケータリングしてもらったが、店主からのリクエストにより、俺が〆のカレーを作った。

今日のカレーには隠し味で糖蜜をひと匙入れた。これも店主の発案である。それだけで甘みと旨みが出る。ひと口目に甘みを感じ、あとから辛さが追いかけてくるという時間差の味が出て、それなりに好評だった。

これまでにも何度か常連さんたちにカレーを食べてもらった。食べた人に美味しいよと言ってもらえるのはもちろん嬉しいわけだが、こういう機会にまたお声がかかるというのは、もういっぺん食ってやろうと言ってもらっているわけだから、なおのこと嬉しい。

来週から大学院むけと学部4年生むけ同時開講の関数解析の講義を週2回やる。その準備をせねばならんのだが、だらけてしまって頭がちっとも働かない。このごろどうもダメな日が多い。

午後は来週の非常勤の講義の準備をする。論旨には変更はないのだが、それでも、昨年までと参照先のURLが変更になっていたり、図を差し替えねばならなかったり、小さな変更点・改善点はいろいろある。あるいは前回のオンライン小テストの結果の講評などもせねばならない。そんなこんなで、けっこう時間がかかった。次の月曜日にはその他に関数解析の講義と卒業研究ゼミも始まる。後期がいよいよ本格始動である。がんばって毎週のサイクルを回さないと。

7月に修理から戻ってきたASUSのパソコンは、Ubuntuを入れてみたものの、結局使っていない。まだまだ現役で使えるスペックのものを死蔵していてはもったいない。パルタジェのカズノさんが業務用PCがあれば嬉しいと言っているので、使ってもらうことにした。回復ドライブでOSをWindows 11に戻して、店に持って行って設定を手伝う。Office 2019のライセンスがついていてよかった。

こうしてASUSのノートパソコンはパルタジェにお輿入れしたわけだが、もう一台のDellのノートパソコンはどうしようか。これは矢印キー周りが使いにくいけれども、昨年2月の沖縄出張に外付けキーボードともども持って行ったりしたやつであり、それなりに愛着がある。しばらくは手元に置いておこう。

午前中は大学でちょいとした打ち合わせなど。これが夕方までかかる予定だったが、早く済んで助かった。

真夏と同じ格好で寝ていたら、明け方に寒くて目が覚めた。あわてて毛布をかぶる。そのせいだかどうだか、昼間はぜんぜん調子が出なかった。

夜にはピアノのレッスンに行った。流れた夏の本番が10月5日に振替になった。となると、思いがけず当日が近いので、今日はそっちの曲を見てもらう。このごろは本番でピアノを弾くごとに「何がしたくてピアノの前に座っているんだろう」と自問せねばならなかった。それもこれも、自分のやりたいことがわからず、あるいはわかっていてもやりたいように表現できなかったからだ。なによりまず練習不足である。ちょっとやそっと練習したところで技術が追いつかないということももちろんある。そして、本番ではどうしても、ミスのないように演奏しなきゃという考えがついつい先に立ってしまい、やりたいようにやっていいんだという覚悟もなかなかできない。今回あたり、上手ではなくとも、自分にとって面白い演奏がしたいものだ。どのみち聴いた人に「うまいなあ」なんて言ってもらえることは期待できない。むしろ、「あいつ、なんか知らんけど好き放題にやって帰りよったなあ」くらい言われてみたいものである。これまでは「何が言いたいかわからんぞ」という演奏しかできていないのだ。

レッスン後はあちこち寄り道をしながらゆっくり歩いて帰った。

一転していいお天気で、秋らしい涼しい風が気持ちいい。朝のうち、非常勤の講義の第1回目に出かける。授業そのものは問題なく終わったのだが、Moodleがバージョンアップしていること等々に対応せねばならず、やはり一筋縄ではいかぬ幕開けであった。11時前に帰宅して、遅めの洗濯をし、昼食のスパゲティを用意する。昼食後は、京都に戻る倅をJR松山駅まで見送りに行った。夕食は一人で昨日作ったカレーを食べた。倅が帰ってきていたこの一週間、三度の飯を用意するのは楽しかったが、まあそれなりに疲れたぞ。

朝から雨の日曜日である。朝のうちに手作りスパイスカレーを作って昼食にカレーライスにして食べた。倅は明日には京都に戻るので、昼食後、歩いてフジグラン松山に行って京都に持っていくお土産を買い、JR松山駅へ行って切符を買う。夕食にはトンカツを作った。

昼食に回鍋肉を作って倅と二人で食ってから休日出勤。去年に引き続き、今年も大学でオンキャンパス説明会というオープンキャンパスの小規模バージョンのようなことをやる。大学では俺はそういう関連の委員になっているので、出向いて行ってアルバイトの学生さんたちと一緒に説明に立ったりした。さいわい会場は平穏で、夕方5時前に撤収完了となった。せっかく倅が帰省してきたので、夕食には はま寿司 に行った。

もう秋彼岸だというのにえらく暑い。なんとかしてくれ。

非常勤の講義の準備をする。23日月曜日は振替休日なのだが授業をするらしいのだ。ふむ。祝日も授業をするというのは非常勤講師をたくさん採用している大学ではよくあることらしい。おかげで10月14日のスポーツの日と11月4日の振替休日もなかったことになる。しゃあないなあ。しかし非常勤講師には代休はありえないのだから、せめて休日出勤手当を出してくれ。

県立図書館へ行って本を借り換えてきた。県立図書館は11月から工事のため一時的に閉館してしまう。工事中はアイテムえひめに仮設図書館を開くらしいが、それも来年2月からだそうだ。アイテムえひめは三津の海岸近くにあり、自転車で行けないことはない (天気のいい日ならむしろ気分がいい) が、ちょいと不便な場所だ。まあ、リニューアルのためだから仕方がない。

朝食には昨晩作ったカレーにフォカッチャを添えて出した。午後は久々に集合論Zoomゼミ。「すべての整列集合はそれぞれ一意的な順序数と同型である」という定理の証明を済ませた。整列集合の基本性質の証明は、同じような議論を繰り返し巻き返しすることになる。なので、ついつい「おんなじことなんべんも言わんならん」と呟いてしまったが、これは決してゼミ参加者のモノワカリが悪いとかそういう意味ではなくて、整列集合の理論の、いわば宿命なのだ。さて、授業時間割の都合上、10月からは金曜日に日程を変更する。次回は10月4日で、「帰納法と再帰」という重要テーマをやる。

このMacBook ProのmacOSがバージョン15 Sequoia になり、iPhoneのiOSがバージョン18になった。目を引く変化としては、macOSにiPhoneミラーリングというアプリが追加されてMacからiPhoneの画面が操作できるようになったことと、Macのスクリーンセーバに “Macintosh” という、古いマックの画面をイメージしたテーマが追加されたこと。古参マックユーザとしては一も二もなく “Macintosh” スクリーンセーバを採用して幸福度を上げた。

午前中にTeamsで会議があって、これがちょっと長かった。マーフィーの法則のバリエーションの、くれと言ったものを目の前に出されるまで、何が欲しかったのかはわからないという言葉を思い出した。

夕食には(永谷園の)かに玉を作った。夕食の片付けの後、夜もだいぶ遅くなってから鶏肉とブロッコリーのカレーを作った。

午前中は依頼原稿の校正をしたり掃除をしたりして過ごした。午後には倅が帰省してきた。夕方に大学で教室会議があったので夕食が少し遅くなったが、青椒肉絲を作った。一緒に食ってくれる人がいるとなると、料理もやりがいがあるってもんだ。倅は一週間くらいいるらしいので、そのうち手作りスパイスカレーも食ってもらおう。夜は晴れて中秋の名月が綺麗に見えた。

朝飯のあと、(昨日DCMで買った草刈鎌を使って)外の草刈りを少しして、ええ具合に汗をかいたのでシャワーを浴びる。午後から雨の予報なので洗濯は内干しにするが、結局あんまり降ってない。しかしまあ、この「あんまり降ってない」が曲者なので、内干しで間違ってなかったとは思うのだけどね。

それから昼過ぎまではパソコンに向かい、一昨日の会議で話し合ったことを頭の中で整理しつつ、ObsidianでMarkdownのノートを作る。このごろは自分が何者なのかすっかりわからなくなってきたが、研究者としての俺という意味では、これが本来の仕事なんだろう。たぶん。

現代の数理物理学の時空についての知見を知りたいと思ってはいるが、何しろシロートなので、自分にとって地歩の確実なところから入らねばならない。そこでまあ、アインシュタインの『相対論の意味』(矢野健太郎訳, 岩波文庫)を読み始めた。いま読んでいる第1章は、俺にも理解できるし、しっかり面白い。とはいえ、彼の記法には文句を言いたい。アインシュタインの時代くらいまでの手作業での組版の時代には、特定の状況で総和のシグマ記号を省くアインシュタインの規約にはそれなりの意味があって、それでよかったかもしれないけど、いまのわれわれにとっては必然性が感じられなくてちょっと困る。あと、ベクトルやテンソルの添字をギリシャ文字にするのもアインシュタインのやりだしたことなんだろうか。よくわからないけど、これも読みにくくて困る。このごろの線形代数の教科書で \[ X_i=\sum_{j=1}^3 b_{ij}X_j \] と書かれるものが、アインシュタインの記法では \[ X_\mu= b_{\mu\nu}X_\nu \] になるわけで、慣れればそれまでなのかもしれないけど、やっぱりすこしハードルを感じる。

この「重複して出てきた添字については黙っていても総和をとる」という約束が、本によっては「上付き添字と下付き添字に同じ文字が現れたら総和をとる」になったりするし、また本によっては「ギリシャ小文字の添字は0から3までを動き、ラテン小文字の添字は1から3までを動く」とかいう書き分けをしている場合もある。そんなもん、シグマ記号を復活してくれさえすれば曖昧さなく解決することなのである。まあ、新参者のイチャモンだけどさ。

それはそれとして、この『相対論の意味』の最初の章では、アインシュタインが (そうと名指しはしてないけど) カントの哲学に文句をつけていたのが面白かった

われわれの概念, および概念の体系が妥当であるという唯一の理由は, それらがわれわれの経験の集成を表現するのに役立つという点にある. これ以上には, 概念や概念の体系は何らの妥当性を持ちえない. 哲学者たちは, ある種の基本的な概念を, それを制御しうる経験領域から, “先験的必然”という捉え難い高所へ運ぶことによって, 科学的思考の進歩に対して1つの有害な影響を与えたと私は信じる. なぜなら, 概念の世界は, 経験から論理的方法によっては導き得られず, ただ, ある意味で, 人間精神——それなくして科学はありえない——の1つの創造物に過ぎないと思われるとしても, それにもかかわらず, この概念の世界は, ちょうど着物の形が人間の体の形をしているのと同様, われわれの経験の性質と密接な関係にある. このことは, とくにわれわれの空間と時間の概念に対してもほんとうであって, 物理学者たちは, これらを修理し, ふたたび使用可能な状態におくために, これらを“先験的必然”の神殿からひきずり下ろすことを, 事実によって余儀なくされてきたのである. (pp.12-13)

これに対して、哲学徒はどう答えるのだろうか。

さて日曜日である。またまたカレーを作る。朝のうちに自転車で萱町のエルベまで鶏肉を買いに行った。日曜日のエルベは肉の特売日なのだ。ついでにれんこんの水煮とたけのこの水煮を1袋ずつ買った。これらを半量ずつ使って冷凍のミックスベジタブルを少し使い、今日は鶏肉とれんこんとたけのこのカレーである。こんなのも思いつくままに試してみればいいんだとは、先週のカレーフェスに行って学んだ。うまくいかなければ、次からやり方を変えるまで。

というわけで午前中に神田の某所で会議に出る。はっきり言って少しハラハラする場面もあったが、無事に用件を済ませることができた。ありがたいことだ。しかし今後に向けてまたいろいろ背負いこんだような気もする。まだ詳しくは言わないけど。

せっかく神田まで来たので、神保町の書泉グランデで1冊だけ数理物理の本を買った。

移動の合間に稲田俊輔『料理人という仕事』(ちくまプリマー新書, 2024年)を読み進め、松山に戻る夕方の飛行機内で読み終えた。期待以上に面白くかつ示唆的だった。若いうちにサラリーマンから料理人に転身し、今では南インド料理のチェーン店を営む著者が、料理人という稼業の人生すごろくを語っているのだが、料理人に限らずいろいろな仕事に通じる話が多かった。なんなら大学の教師にとっても示唆的な話もあった。それで松山に戻ってから思ったのだが、午後は少し時間があったのだから、東京駅八重洲口の地下街にあるというこの著者の店に寄って帰ればよかった。東京には本当にたくさんのカレー屋がある。今回はどこにも寄らなかったが、改めて探検してみたい。

いつぞやの休日出勤の代休日。午前中は家で本を読み、午後の飛行機で1年ぶりに東京へ出かける。まだあまり公にできない用事が明日あるからだが、今夜は今夜で、菊池誠(神戸の)、金沢の黒川英徳、法政の津久浦健太と俺というドリームカルテットが、飯田橋のブオンクオーレで飲み食いしながらドリームな話をした。いや、13日の金曜日だけに、ドリームというよりは、むしろ悪夢(ナイトメア)に違いない。わははははは。

しかし羽田から飯田橋に行って飲み食いして宿は旗の台だもんで、移動がそれなりに疲れたわ。

飛行機や電車での移動中に大栗博司『重力とは何か』(幻冬舎新書, 2012年)を読み終えた。大栗博司の啓蒙書を2冊読んで、このテーマについて一般向け啓蒙書から受け取れるものは受け取った気がする。このあとはもっと本気で学術書に取り組むしかないのだろう。

時間・空間についての新しい知見を得るために最先端の物理学を学ぶべきなのだが、どこからとりかかったらいいのやらわからずに途方に暮れている。ともあれ今日は、大栗博司『大栗先生の超弦理論入門』(講談社ブルーバックス2013年)を読み終えた。

原稿の直しをする。誌面の文字数に換算して10行削らねばならんというのだ。書き足すのは簡単だが、削るのは難しい。書きたくて書いたことだから削りたくないというのもあるが、ヘタなところを削ってしまってわけがわからなくなっては元も子もないからな。まあとりあえず書き直したものを編集さんに送ってOKをもらったので、これでよしとする。

昨日帰り道に寄ったスーパーで、GABANのカルダモンパウダーが見切り価格になっていたのを見たのに買わずに帰ったのを、いまになって惜しいと思って、夜になってから買いに走った。昨日2瓶あったうちの1瓶が残っていたのを閉店間際の店で確保した。これでまた自作カレーの香りがグレードアップするはず(希望)。

久々に、朝8時前に大学に着いた。9時から12時まではLaTeX講習の講師を務める。今年度の受講者は1人で、農業経済の若手研究者だ。R (データ解析環境)のユーザでもあり、OverleafでLaTeXも多少は使っているというから話は早い。Cloud LaTeX の使い方を説明してから、例年通りLaTeXの基本を、Beamerによるプレゼン資料の作り方までざっと話した。

このテニュアトラック教員向けLaTeX講習というのは、愛媛大学がテニュアトラック制度を始めた11年前に、当時の物理学の柏太郎教授が、LaTeXのクラスもあった方がいいねと言い出して決まったことらしい。俺は、ひとつこいつにやらせてみよう、ということでご指名を受けたまでだ。しかし、毎年思うのだが、このLaTeX講習は位置づけがよくわからない。テニュアトラック、すなわち任期付きとはいえ大学教員になるほどの人のうちで、数理科学系の人は、とっくにLaTeXを使い倒しているはずで、そういう人たちには、この講習のような初歩的な内容は釈迦に説法である。そしてそれ以外の分野の人たちには、そもそもLaTeXを使う必要自体があまりないように思うのだ。とはいえ、今年の受講者さんのようなケースもないことはないので、まったく無意味とまでは言えない。

午後には学部の会議があった。議題がたくさんあって疲れた。

夜はピアノのレッスンに行く。流れた夏の本番の曲は忘れない程度に弾くことにして11月の発表会の曲をメインにやりましょうという話になった。さしあたりの戦略として、左手と右手それぞれを別々に、ただし早めのテンポで弾けるように練習しながら、時折両手で丁寧にさらう、という練習方法を指示していただいた。押忍。がんばります。

銀行ATMに用があったので道を渡ってメインキャンパスに行ってみたら、まだ夏休みなのに人がずいぶん多い。これは何か学会をやっているのだろう。確認しようと正門に回ってみると、日本機械学会の年次大会という大きな学会だ。プログラムが色刷りでNTT本社の全面広告が入っていたり、企業の技術展示会があったり、じつに立派な会合で、さすがに世の中の産業を直接支える技術を担う機械工学だなあと思う。数学系の学会ではとてもこうはいかない。

さて、明日は朝からLaTeX講習なので今日はおとなしく早く寝ないとなあ。でも、もうちょっとピアノの練習もしとかなきゃ。

今日の午後は、道後一会で昨日と今日の2日間開催されているカレーフェスに行ってきた。ライラックデイズカフェのゴボウとモツのカレー(ライスなし版)とChampaのイカのグリーンカレーを食べ、HBS (HOJO Brewing and Stays)麦宿伝のクラフトビールを1杯ずつ飲んだ。

他の店のブース(あくびカレーyuj curry57camp curryCLASSICO)で出しているカレーも美味そうだったが、財布的にも胃袋的にも全部は回れないので、前評判を聞いている2店舗にしぼったわけ。

ライラックデイズカフェのブースでは俺はカレーだけを(ライスすらなしで)頼んだ。カレーはあっさりとしていたけれども具材の味がいい感じに調和していて、ビールを飲みながら食べたら美味しかった。このブースでは実は揚げ春巻きとかフライドチキンとか野菜とか、ビールのおつまみによさそうな料理をカレー以外にもたくさん用意していた。ロープウェイ街に店舗をもつスパイスカレーとトルコ料理の店だという。職場にも近いので、そのうち行ってみることにする。

好好食堂 Champa (はおはおしょくどうちゃんぱー)は八幡浜の知る人ぞ知る店らしく、昨日のうちにパルタジェでおすすめされていた。俺が行った時には、何店舗か出店している中でChampaのブースがいちばん長い行列を作っていた。俺もその長い列で待ったうえに、ちょうど俺の前でご飯が切れてさらに待たされて、夕日を浴びながらぼんやり立ちつくす愉快なサザエさんになってしまった。ライラックデイズカフェとは対照的に、ここでは売り物がタイ風のカレー2種類(イカのグリーンカレーとポークのカレー)だけであり、オプションはテイクアウトとイートインの選択肢があるだけ。これではライスなしでは商売にならんわな。聞けば、青天井のイベント会場で電力が不安定だったことが、ご飯を炊くのに時間がかかった理由のひとつらしい。まあそれはそれとして、タイ風のイカのグリーンカレーはなかなかうまかった。ライスはタイ米で、トッピングにパクチーが乗っていた。カレーの具のイカは店主が海に出て釣ってきたものだそうで、そのあたりに漁師の町 八幡浜らしさが出てるかもしれん。

まだまだ残暑が厳しい中、なかなかの人出だった。偶然出くわした知人や、そのツテで初めて会う人とも多少は話ができて楽しかった。会場の写真の1枚くらいとってくりゃよかった。

行き帰りに歩いたからけっこう歩数が伸びた。歩数計カウント17,886歩。

今日はパルタジェでみなにカレーを振舞う日だ。はじめて普段の倍量作るので、気になって前日からちょっと緊張した。そのせいかどうか、昨晩はよく眠れなかった。カレー作りの工程そのものは、倍量でも難しくはなかったが、スパイスの配合が違ったのか塩の量が違ったのか、いつもと同じ味にはならない。うーん。料理の道は険しいな。サフランで色付けしたバターライスと一緒に供したら、さいわいパルタジェ常連のみなさん(三瀬さん、かおりん、山田さん、木下さん、りえちゃん、ゆかさん)には好評だった。店主カズノさんと俺も食べたので、皆で8人前を無事に完食した。ありがたいことだ。ただ、前の晩が睡眠不足で、朝昼の飯もろくに食っていなかったので、閉店後の「うちあげ」(などという大層なものはなくて、マカナイを食べて少し酒を飲むだけ)での酒のまわりも早く、クタクタになって、皆に心配された。仕事の前に無駄に緊張して飯を抜いてしまうのはよくないし、どこかの豚さんが言っていたように、睡眠不足はいい仕事の敵である。

朝、家で洗濯機を回しながらぼんやりしていると、ちょいとした作文の用件がメールで舞い込んだ。昨年の講演資料を引っ張り出してきて作文する。その後、洗濯物を干して、自転車で大学へ行く。午後、受け持ちの3年生のひとりが研究室に何やらハンコを貰いにきた。彼は来年の院試に備えて勉強しているというので、いろいろ質問に答えた。たいていの問題には答えられた。ただ、最後に多重積分を含む厄介な計算問題があって、これはなんだか難しいねえと、ホワイトボードにいろいろ書きながら計算していたのだが解けなかった。学生くんが帰ったあとホワイトボードを消そうとしたときに、俺が積分順序を間違えていたことに気づいた。計算しなおしたら解けたので、写真にとって添付して、「さっきは間違ってた。これで解けそうだよ」と学生くんにメールしたのだが、そのとき送った画像は、また別のもっと簡単なところで少し間違えている。まあ、それは気づいて直してもらえるでしょ。何にせよ、いまの俺は、理屈はともかく計算が遅くて間違いが多いから、院試にも学部の入試にも受からないかもしれないなあ。いや、そんなことではいけない。なんとかせにゃ。

昨日ちょっと酒を飲み過ぎたせいか、どうも調子が出ない。午前中にリモート会議があったがこれまた短く済んだ。

とある小さい原稿の修正版を編集者さんにメールで送った。詳しいことは、公表してよくなったらまた書く。

昨晩できなかったカレー作りをやる。煮込み時間をたっぷりとったので仕上がりがいい(はずだ)。カレー作りが済んでから、手羽先タンドリーチキンを仕込む。手作りインド風チキンカレー、手羽先タンドリーチキン、パンと野菜サラダ、少しのヨーグルト。このセットが、この頃の毎日の朝食と夕食になっている。それで栄養価が高くなったか低くなったかはわからんし、食費が高くなったか安くなったかもわからんが、規則正しくなったことは間違いない。

火曜日なので夜はピアノのレッスンである。しばらくは、延期になった先日の出番で弾くはずだった曲と、秋の発表会で弾く予定の曲の二本立てで練習する。発表会は11月下旬だが、先生によると、10月中にはひととおり弾ける状態にしておくべきだとのこと。そのうえで、表現したいことを盛り込むのだ。まだ9月になったばかりだけれども、油断していたら時間なんてあっという間に過ぎてしまうから、のんびりとはしていられない。

さて、一昨日に正念寺でスパイスとレシピを買ったサグカレーを作ろうかと思ったけれども、ほうれん草などの葉物は夏の間とても高価なので、しばらく見送ることにする。ピアノのレッスンから帰宅して、さていつものカレーを作ろうか、その前にひと息入れようかと思っているうちに寝落ちして、気がつけば夜中の1時半であった。さすがにこの時間からキッチンで大騒ぎするわけにもいかない。明日にしよう。

今年もテニュアトラック教員向けのLaTeXの講習をする。それが来週の火曜日なので、そろそろ準備にかかる。それに、今年も後期に隣の大学の非常勤でデータサイエンスとAIの初歩を講義することになっている。データサイエンスはともかくAIは進歩が速すぎて、どうにもついていけないのだが、そうも言っていられないので、いろいろなサービスを試してみる。DALLE 4K で高精細な画像を生成するのは楽しい。他に、数学関連の質問に答えてくれるAIがあるというので、使ってみた。前から気になっていた \(2^{83}\times 181 - 1\) は素数かという質問をしてみたら、そのAIは最初に \(2^{83}\) を計算する段階で浮動小数点演算を使ってしまった。それでは誤差が出てお話にならない。手元のパソコンのPythonで \(2^{83}\times 181 - 1\) を計算して、別のWebサービスでチェックしたら、1 750 524 586 801 983 044 974 542 847 は素数だよという答えが即座に返ってきた。いずれ自分でも素数判定のプログラムを組んで試してみたいところだ。ともあれ、このありさまでは、まだまだAIに数学の宿題をやらせちゃダメである。やらせるのはラブレターの代筆くらいにしよう。

朝は驚くほど涼しかった。天気もよいので、溜まっていた洗濯をする。例によってチキンカレーを作りおきする。午後は三津へ出かけ、三津厳島神社と正念寺にお参りした。三津厳島神社には算額があった。大乗山正念寺は日蓮宗の小さなお寺だが、カレー寺の異名をとる寺であり、境内にスパイスとレシピのセットの自動販売機があったりする。その自動販売機には「?」マークのついた選択肢があり「スパイスとそのレシピ 4人前 何のスパイスセットが出てくるかはわからない…」と書かれている。300円投入して買ってみたら、「サグカレー 野菜が主役のみどり色のカレー」というのが出た。昼に作ったチキンカレーを食べ終わったらこれを試してみよう。

Apple Watchの歩数計によると今日も昨日と同じく1万3千歩くらい歩いているらしいが、これは俺にはまったく納得がいかない。昨日の方がずっと多く歩いていると思うのだ。ううむ。