て日々

2023年9月

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MacBook Proで最新のmacOS 14.0 Sonoma が利用可能だという。さっそくインストールしてみる。別段いままでと変わった感じはしない。

午前中、実に半年ぶりに、いつもの温泉に行った。

今月2日にペットボトルを回収に出し損ねて、次の16日は出張中で回収に出せないというのは2日の日記に書いたとおりだ。それで次は月が改まっての7日がペットボトルの回収日だと思っていたら、この日は地方祭で、町中を神輿が巡幸する日である。毎年、この日は松山市全域でごみ収集をお休みにする。ということは次のペットボトル回収日は10月21日である。なんとまあ。なんとまあ。

午後に4年生と大学院生に向けての解析学の講義をする。今回はヒルベルト空間論の機械学習への応用というテーマを設定したのだが、話の前半は前期にやった大学院向け解析学概論の自分の担当部分とほとんど同じ内容になってしまう。最初に受講者にはそのように謝ってから授業を始めた。

来月のRIMS研究集会での懸案事項に解決の糸口が見つかった。面倒だがいろんな経験ができて面白いともいえる。今週は杉本苑子『マダム貞奴』(読売新聞社, 1975年)を読んだ。主人公である奴や川上音二郎からは「いろいろあるから面白い」という考え方がうかがえる。いや、奴の方は音二郎に翻弄されているだけともいえそうだけど。それはともかく、俺も「いろいろあるから面白い」という考え方を、少しは見習うべきだ。

午前中は大学院ゼミ。長い夏休みを挟んだので前回やった話の振り返りから始める。

先日から取りかかっているいろいろな会合の準備に加えて、共著の本の原稿執筆も準備に取りかかる。来週の非常勤の講義も去年までと同じスライドの使い回しでは具合が悪いので多少なりとも改訂する。結局、明日の講義の準備がいちばん後回しになっている。非常にまずい。

夕方からいつもの医者に行く。早めに診察が済んで家に帰ったので、なんとなく夜が長い。

いつまでも残暑が続くねえ。来月のRIMS研究集会、年末の勉強会、どちらも着々と準備が進んでいる…と言えたらいいんだけど、なかなかそうもいかない。RIMS研究集会は思いのほか国際的なイベントで、ヨーロッパやアメリカの人たちとメールで連絡を取りあわないといけない。時差の関係でオーバーヘッドが大きく、特にアメリカの人相手の相談は遅れがちだ。夜も更けてもう寝ようという頃にメールが届く。下手すると寝ている時でもスマホがメール着信の通知音を鳴らす。うっかりメールを読んでしまうと、返事せにゃならん気がしてくる。寝る時間がなくなる。体に悪い。

日中はついダラダラと過ごしてしまったが、夕方から仕事がらみのメールをひと山書いた。この生活リズムをなんとかせねば、そろそろ苦しいぞ。

夜は3週間ぶりにピアノのレッスン。この3週間というものほとんどピアノに触れていないから、進捗などあろうはずもない。後戻りしていないだけでも儲けものだ。しかし、すでに本番まで2か月を切っているのだから、ちゃんと練習しなくては。ううむ。

いよいよ今週から後期の授業が始まる。まずは今日の朝一番に非常勤先のメディア・リテラシーの講義だ。久々に6時台に活動開始したのでちょっと辛かったが、授業自体は無事に済ませた。どうしたことか、昨年までと比べて受講者が倍増していて驚いた。今年は受講者がずいぶん多くて、昨年までに輪をかけて大きい教室を割り当ててもらった。この教室はAV機器が少々古い仕様なので、毎週教務課へHDMI→VGA変換器を借りに行かねばならない。そのかわり、出席管理用のICカードリーダーが据え付けになっているのは助かる。

夜には例によって集合論Zoomゼミ。置換公理まわりの話をした。来週からこのゼミは金曜日に変更になる。

よく寝た。朝10時まで寝た。いい天気なので散歩に行く。1時間ほど歩いて三津浜へ行き、「つけめん真中」で昼食をとり、電車で帰った。

一昨日の講演を済ませたので、リビングに積みあげた本を整理し直さねばならん。

明日から非常勤先での後期の講義が始まる。朝ちゃんと起きられるだろうか。

秋分となると、さすがにだいぶ涼しい。大学でオンキャンパス説明会というオープンキャンパスの小規模バージョンのようなことをするので休日出勤する。理学部の見学に来たのは親御さんを含めて30名くらい。なるほど小規模バージョンである。数学・数理情報コースのブースには大した引き合いもなかった。会場の後片付けのあと、ブースでコースの説明を担当してくれた数学の大学院生ふたりを晩飯に誘うが、なぜかひとりしか来なかった。パルタジェでワインと軽い夕食を出してもらって閉店までしゃべり、そのあとカズノさんと院生HRTさんと俺という3人で一風堂のラーメンで締め。

日頃いろいろとサボりがちなもんで、何もかもが一日に集中する日がたまに巡ってくる。今日がその日だ。来月のRIMS研究集会のために京大の事務室に送る書類の仕上げをして、研究集会の公式ウェブサイトを更新する。ムスメの引っ越しのために不動産屋さんに送る書類を用意する。引っ越し先の家賃の口座引き落としについては、ウェブで手続きして受付完了画面のスクショをメールで送ってくれと言われている。言われたとおりに手続きしてスクショも撮ったが、さて送り先のメールアドレスがどこにも書いてない。先方に電話で確認する。年末の勉強会の会場の申し込み用紙をプリントアウトして、記入済みのものをスキャンしてメールで送る。来週月曜日の授業の準備のためにパワポのスライドを再チェックし、非常勤先のウェブサイトにアクセスしてMicrosoft FormsとMoodleをいじる。11月の学祭の日に開催する公開講座の準備も忘れちゃいけない。とか思っていたら、RIMS研究集会のプログラムを見た講演者から時間を変更したいと連絡があり、他の講演者からはウェブサイトが見れんのじゃがと連絡がある。いやほんと。研究集会の幹事をすると、いろいろ面白い経験をさせてもらえる。

夜には、パルタジェで「不幸なる文理の分離」というタイトルで講演、というかトークをする。狭い店いっぱいに集まってくれたお客さん相手に、教養って何よ、リベラルアーツって何よ、文系と理系ってどういうことよ、という話を90分くらいする。このために7月ごろからいろいろな本を読んで勉強してきたわけだ。それでまあ、がんばって話したが、そうは言っても飲み屋で酒と肴を出しながらの喋りでもあり、結局はパーティーの余興みたいなものだ。こちらが真剣な話をしている間は真剣に聞いてもらえたようだけど、こちらが話し終えた後の聴衆どうしの自発的な会話の盛り上がりが、うまくいったかどうかの審判である。そのへんは店主カズノさんとか今回の影のプロデューサーであるアルバイト店員まいなちゃんの判断に任せるけど、俺としては楽しい会だったのでまったく不満はない。

もう秋彼岸だというのに、梅雨時のように蒸し暑い。午後には年末の勉強会の会場の下見に行った。セミナー形式の机の配置では最大50人収容できるというが、それだとだいぶ手狭な感じになりそうだ。どうしたものか。費用を出すのには当然ながら大学の事務のみなさんの協力を得なければならず、いろいろの書類も書かねばならない。大変だけどがんばろう。

今月の日記にはまだTeXの数式表示を使っていないから違いがないけど、MathJaxを新しいバージョン3に変更した。

午前中、研究費の適正な使用に関する意識調査のようなもので聞き取りを受けた。これはモニタリングであって、決して取調べというわけではない。思いがけずかつて理学部の事務職員だったAz3さんに再会できたのは嬉しかった。10分ほどで形通りに聞き取りは済んだ。

年末の勉強会の会場は無事にとれそうである。ありがたいことだ。明日には下見に行く。

夕方からパルタジェに行って、明後日のトークのスライドをカズノさんとマイナちゃんに見てもらった。いくつか意見をもらったので、そのあとはワインを飲みながらスライドの修正作業をした。カズノさんの質問から次回以降(そんなものがあるのか!!)のトークのテーマが決まったりもした。カズノさんにとって、俺は好奇心に応えていろいろの知識を仕入れてきて伝える、知識の商社マンみたいなポジションの存在らしい。

午前中、まず年末の勉強会の準備にとりかかる。まだ会場もプログラムも決まってないのに、ウェブサイトの雛形だけ作ってみたりした。この勉強会は日程がかなり本格的に年末なので、会場がとれるかどうか、ちょいと予断を許さない。実際、会場の第一候補に電話で問い合わせたら断られたので、現在第二候補に問い合わせ中である。10時からはTeamsで高大連携委員会のリモート会議がある。午後は大学に行く。1週間ぶりにWindows PCの電源を入れたら、しばらくの間はハードディスクの稼働率100パーセントの状態が続き、動作が重くて使い物にならない。まあいつものことだ。仕方がないから放っておいて、MacBook Proで作業する。2〜3時間後に様子を見たら、今度はシステムソフトウェアの更新があるとかで再起動を促される。やれやれ。

夕方から、来月のRIMS研究集会の準備作業として、RIMSの事務に提出する参加予定者リストを作った。これが思いのほか面倒だ。ピアノのレッスンが教室の都合でお休みだったので、夜の8時まで大学に残って作業した。夜に自転車に乗るのは、かなり久しぶりだ。

出張明けが連休というのはありがたい。昨日に引き続き、のんびりと過ごす。先週の東京への出張中はうちの冷蔵庫をほぼ空っぽにしていたので、明日以降に備えて、鶏レバーのしょうが煮を作り、ひよこ豆を茹でる。他にも何種類か常備菜を用意しておきたい。

午後、散歩を兼ねて出かける。宮西のエディオンに行った。Bluetoothマウスのスクロールホイールが壊れているので買い替える。それに、USBヘッドセットのマイクが壊れている。これまた買い替える。金のない時期だろうがなんだろうが、各種機器がお構いなしに壊れてくれるので大変だ。次に、娘への仕送りその他の用事のためにフジグラン松山へ行く。いや、フジグラン松山でなければならない理由も特にはないのだけど、あそこなら各銀行のATMが揃っているからね。帰りに寄ったスーパーでハマチのあらがずいぶん安かったので買って帰って煮付けにした。かみなりこんにゃくも作った。

RIMS研究集会のプログラムとアブストラクト集はほぼできあがった。年末の勉強会の準備にも進捗があった。ありがたいことだ。

いやあ、きょうも残暑が厳しいね。

金曜日にRIMS研究集会の暫定版プログラムを講演者に送ったら、一夜にして、まだ講演タイトルを知らせてくれていなかった講演者のうち、一人を除く全員から連絡があった。たいしたもんだ。それできょうは送ってもらったタイトルと概要をもとに、正式のプログラムを研究集会のウェブサイトに掲載する作業をする。もちろん、最後の一人の講演タイトルを受け取るか、あるいは木曜日のメールで宣言した締切を過ぎるまで、公開はしないのだけど、次の火曜日以降、週末まで用事がいろいろ立て込んでいるので、こういう作業は時間とやる気のあるうちにしておくに限る。

東京出張最終日。宿をチェックアウトして目黒に移動。ヴェローチェでコーヒーを飲みながら本を読んだ。コーヒーは量が多くて、濃くて熱くて、おまけに少々酸味が強かった。

きょうは薄葉さんにお願いして目黒までご足労願い、11時過ぎから3時間ほどサンマルクカフェで研究打ち合わせをした。コーヒーはヴェローチェでしこたま飲んだので、オレンジジュースを飲みながら話す。来月のRIMS研究集会と年末の勉強会の相談が主な話題だったが、薄葉さんから集合論のちょっとした問題について聞かれて答えるなどした。久々に数学で頭を使った感じだ。JR目黒駅で薄葉さんと別れて羽田空港に移動し、遅くて軽い昼飯を食い、夕方の飛行機で松山に帰る。機内で坂本尚志『バカロレアの哲学』(日本実業出版社、2022年)を読み終えた。

松山に戻ってパルタジェで夕食をとって酒を飲んで、夜22時ごろ帰宅。旅の荷物を片付けて、さっさと寝てしまう。

東京滞在4日目。数学基礎論サマースクール2023最終日である。今朝も電車で坂本『バカロレアの哲学』を読み、神保町のドトールコーヒーで第5章を終わらせる。あと1週間でRIMS研究集会1ヶ月前の事務手続きの期限になるから、あちこちの参加予定者とメールのやりとりをしながら準備を進める。ありがたいことに十分な数の講演希望が揃った。そろそろタイムテーブルを決めなくちゃ、ウェブサイトの更新もしなくちゃと、コーヒーを飲みながら考える。

昼飯は麺屋こころ御茶ノ水店で台湾まぜそば。午後には雷が鳴り、少し雨が降った。

午後のサマースクールの講義を聴きながら、裏でせっせと内職をして、RIMS研究集会の暫定版プログラムを作った。講演者にメールで送り、修正やら補足があったら21日までに知らせてねとお願いする。実質的に22日がいろいろの書類の書類の提出期限だから、ギリギリまで待つことになる。

サマースクール終了後、神保町の明倫館書店に行ってみた。気になる本がないでもなかったが、今回は何も買わない。

夜は五反田の大衆酒場BEETLEで、古い「まつのゆ」(というのはMacのソフトを開発・販売しているアートマン21が運営していたユーザコミュニティBBS)の仲間たちと久々の飲み会。ごんぱぱ、くじら、たみき、ゆうし、ともみ、つねた、それに俺。とても楽しかったが、ちょっとばかり飲みすぎた。

昨日に引き続き、かなり早く神保町に着いてしまい、ドトールコーヒーで坂本『バカロレアの哲学』の第4章を終わらせて時間を潰し、それでも時間があるのでお茶の水まで歩いて行って駿河台の半地下のローソンで飲み水を買ったら、読みかけの本をレジに忘れた。リバティタワーの8階まで行ってからそれに気づき、人々の流れに逆行するように歩いて取りに戻る。おかげでいい運動と時間つぶしになった。

今日の昼食は (ツイッター改め) Xのあるフォロワーさんと、お茶の水のデリフランスの2階で食べた。フォロワーさんは、俺が上京するという話を聞きつけてわざわざ会いにきてくださり、お土産まで頂戴した。ありがとうございます。

サマースクールの会場では、名古屋の木原さん、金沢の黒川さん、早稲田の薄葉さんと、若干の研究打ち合わせもできた。これだけでも来た甲斐があったというものである。この人たちの助けを借りて、年末に小さな勉強会を開催しようと思っている。

夕方からはリバティタワー17階の食堂で懇親会だった。立食形式なのはいいが、料理が少ない。年寄りの俺としては、ここは食い盛りの若い人に譲ることにして、ワインを2杯だけ頂戴した。しかしまあ、それではさすがに腹が減る。お開きのあとで薄葉さんと二人で神保町のIL VIGOREというピッツェリアに入って空腹を満たした。

出張に本を2冊持ってきた。Y.A.Gonczarowski and N.Nisan, “Mathematical Logic Through Python,” (Cambridge University Press, 2022)と、坂本尚志『バカロレアの哲学 「思考の型」で自ら考え、書く』(日本実業出版社, 2022年)だ。どちらもまだ序文を読んだばかりだが、前者は、コンピュータ科学専攻の学生向けの数理論理学の初歩の授業を、数学書のような定義/定理/証明の連続から、プログラミング実習をベースにしたものへと作り変えよう試みらしい。後者は日本でもしばしば話題に上るフランスの高校での「哲学」の授業とそれに関連したバカロレアの「哲学」の試験問題をめぐって、その理念と実情を説き、彼らが学ぶという「思考の型」をわれわれも身につけ応用してみよう、と薦める本であるらしい。楽しみつつ読ませてもらうことにしよう。

さて数学基礎論サマースクールの会場は神田駿河台の明治大学。リバティタワーの8階だ。宿泊している旗の台から、東急大井町線→目黒線→三田線と乗り換えて神保町で降りる。このコースの移動は初めてだし、混雑を避けたいしで、時間に余裕をもって出てきた。そしたらちと余裕がありすぎた。神保町のドトールコーヒーで坂本『バカロレアの哲学』を読んで時間を潰す。

今年のサマースクールのテーマは計算論、特に実数の計算論だ。往年の田中尚夫先生たちの実効記述集合論のいろいろな結果、たとえば「実数の \(\Pi^0_1\) 集合で集合で正のルベーグ測度をもつが計算可能な実数を一つも含まないものが存在する」という結果が、少し違う表現で引用ないし再発見されていたりする。そういうことがありつつも、計算論や構成的数学の問題意識は記述集合論のそれと完全に一致するというわけでもなく、気にするポイントの違いもいろいろあって、そのあたりがけっこう面白い。

昼飯はJRお茶の道駅の周辺で一人で食べた。あのあたりはなんだかカレー屋ばっかり多い。そのうちの一軒、カレー屋ジョニーというところに行ったら、カツカレーのカツがかなり大きくて、すぐに腹いっぱいになった。腹ごなしにニコライ堂あたりをしばし徘徊してからリバティタワーに戻り、計算論的な位相空間の理論をめぐるディ・ブレクトさんのレクチャーを聴く。

この手の研究集会に参加すると、俺たちが若手だった頃と比較して、若い人たちがずいぶん積極的に質問やディスカッションをするようになったと感じる。もちろん、これはいい変化である。学問なんだから、議論してナンボだ。

夕方には旧友ミヤちゃんと10年ぶりに再会した。磯丸水産で海鮮を食いながら積もる話に花が咲いて、とても楽しかった。

午前中は、毎年この時期に実施しているテニュアトラック教員向けのLaTeXの講習で講師を務めた。CloudLaTeXを使い、基本のワークフローから文書の論理構造、クロスリファレンス、数式、画像の貼り付け、Beamerによるスライド作成まで、一通りのことをざっと説明し、実習してもらった。

久々にMacを仕事に使って、ひとつおやっと思ったのが、¥\ のキーバインドだ。\ (バックスラッシュ) を入力するためにはいちいち [option]+¥ というぐあいに[option]キーを押さねばならない。WindowsやUbuntuのキー操作に比べて、ひと手間多いのだ。LaTeXでの文書作成のときにバックスラッシュをどれほど多用するかを考えれば、これはたいそう不便である。俺の覚え違いでなければ、かつてはシステムだかエディタだかの設定で ¥\ のキーバインドを入れ替えて使っていたように思うのだが。

とかなんとかMathtodonでぼやいていたら、嘉田さんがKarabiner-Elementsというソフトを教えてくれた。これはかなり自由自在にキーバインドを変更できるソフトだ。これを使って「¥\ を入れ換える」という設定をインストールし、ついでに左下の[caps lock]キーを無効にした。これでだいぶ快適に使えるようになった。嘉田さんありがとうございます。

さてそんなわけで、今夜から土曜の夕方までは東京に滞在する。用件は神田の明治大学で開催中の 数学基礎論サマースクール2023 に参加することだが、久々の東京出張なので、いろいろな知人との再会にも期待している。

昨晩遅くまで、というより今日の早朝までスライド作りをしていたので、ちょっと調子が出ないが、仕事があるから大学に行く。

当分はこのMacBook Proで「て日々」を書き、サーバにFTPでアップロードすることになるのだが、新しいmacOSはデフォルトでは昔ながらのFTPが使えない。何かFTPに対応したファイル転送アプリを手に入れないといけない。少し調べて、FileZillaを使うことにした。現行のバージョンはx86向けバイナリなので、Apple Silicon搭載のこのMacBook Proだと、Rosettaを使って走らせることになる。いろいろややこしい。さらにJedit Ωのライセンスを購入。これは正直な話どれだけ使うかわからないけど、アートマン21のJtermでネットに開眼し、Jeditシリーズを長年使ってきた俺が、こうして数年ぶりにMacユーザに戻ったので、その祝いとして、またアートマン21のまつもと社長へのリスペクトの意味を込めて、インストールしておきたい。

夕方から例によって集合論のZoomゼミ。そのあと軽く夕食をとって、明日からの出張のために荷造りをする。明日の午前中いっぱい松山でする業務もあるから、寝坊したら大変である。このごろ睡眠が不規則になっているので気をつけなくては。

仕方がないので最近手に入れた新しいMacBook Proでスライド作りを継続する。入力メソッドにもキーバインドにも、まあ慣れるほかないし、慣れるには仕事や道楽で使うのがいちばんだ。Macを使うのは決して初めてではないのだから大丈夫大丈夫。初めてではないどころか、俺は1991年ごろのMacintosh LC II以来、2018年ごろまでずっとMacユーザだったのだ。SE/30、IIfx、LC II、PowerBook 150、Performa 6420、PowerMacintosh G3、ボンダイブルー iMac、iBook SE、PowerBook G4、eMac、QuickSilver、Mac mini G4、Intel MacBook Proなどなど、いろいろ使ってきた。MacBookのキーボードの操作感覚だって、使っているうちに戻ってくるはずである。大丈夫大丈夫。

再来週の金曜日の夜にパルタジェで講演というか、まあ少し話をすることになっているので、Googleプレゼンテーションでスライド作りを始めた。それに、もちろん来週火曜日のLaTeX講習会の準備もせねばならぬ。これから色々な文書を作らにゃならんと思っているところで、常用しているASUSのUbuntuパソコンで、いちばんよく使う J のキーが壊れてしまった。これは困った。前のDELLのUbuntuパソコンに戻るか。いや、ここはいよいよMacBook Proの出番だろう。この「て日々」の原稿を含め、最低限必要なデータをMacBook Proにとり急ぎコピーした。いろいろのアプリはMacの方がUbuntuより充実しているからいい。問題は日本語入力で、macOSのAquaSKKは、Visual Studio CodeやTextasticなど、お気に入りのエディタとの相性がよくない。すっかりSKK入力に慣らされた身としては、これには困った。しかし背に腹はかえられない。macOS標準の入力メソッドでしばらく頑張ってみよう。郷に入りては郷に従えともいうし。

いい天気だし、外を歩いていても、暑さのピークは過ぎたと感じる。秋の始まりだ。

来月のRIMS集合論研究集会の講演申込の締切日なのだが、講演の集まりがいまひとつである。まあ全然足りないわけじゃないが、締切を延長してもう少し募ってみよう。来週の出張先でも何人かに声をかけてみよう。

朝はずいぶん涼しく、天気がよい。洗濯をする。昼のうちはそれなりに暑い。だがもう真夏の空気ではない。

竹内薫『理系バカと文系バカ』(PHP新書、2009年)を読んだ。文理融合を薦める本なのだけれど、なんか文理両系に喧嘩を売っているようなタイトルが印象的である。最近この手の「文系vs理系」の本を何冊がまとめて読んでいる。どうも理系の著者が文系の人に理系的な発想の大切さを伝える格好の本が多いように思われる。その逆の、理系の人に文系的なセンスの大切さを伝えるという論調には、なかなかお目にかからない。この『理系バカと文系バカ』では、そこのところのバランスをとる努力が多少なりともなされているのだが、まだ十分ではないようだ。この非対称には、なにか理由がありそうだ。

誰もが言っているとおり、文理の壁は超えてナンボなのだが、それなりの理由があって壁とか溝とかができているわけだから「がんばって壁を超えてください」とお願いしているだけではダメだ。壁をなくせなくても、壁の向こう側のようすを伝え、ハシゴをかけよう。竹内薫さんをはじめ、たくさんのサイエンスライターがここで苦心しているのだ。俺もできるだけのことをしよう。科学コミュニケーションを学び、いろいろな本を読もう。

復刊ドットコムからのメールで知って注文した佐藤礼子『イタリアの修道院菓子』(誠文堂新光社、2023年)が昨晩届いたので、きょう夕方にパルタジェに持っていった。そしたら、たまたま来ていたフクコさんが絶賛してくれた。そうまで気に入ってもらえたら、俺としても持っていった甲斐があったというものである。この本もそうだが、なにしろ誠文堂新光社はいい雑誌といい本を作る版元だと思う。

C.H.ハスキンズ『大学の起源』(八坂書房、2009年)はなかなか面白い。大学を意味する「ユニヴァーシティ」という言葉は、ヨーロッパ中世においてはべつだん「ユニヴァース(宇宙)」や「ユニバーサル(普遍的)」に関連づけられていたわけではなく、単に、学生と教師が作る組合という意味だったそうだ。当時はパン屋の組合でも鍛冶屋の組合でも「ユニヴァーシティ」を名乗れた。職能集団としての「ギルド」か、あるいは、いまでいう「ユニオン」に近いわけね。学者の周りに学生が話を聴くために集まれば、それが大学(ユニヴァーシティ)だったから、初期の大学は教会なんかに間借りしているのが普通で、建物やなんやかやの実体はなかった。しかし、そのうち学生たちが組織化され、学寮(カレッジ)ができて、これが「大学の建物」ということになり、カレッジがユニバーシティの機能を徐々に吸収していったのだそうだ。

さてさて夜はピアノのレッスン。先生が「ちょっとテンポ上げて弾いてみましょうか」とおっしゃる。やってみると、弾けないところ、練習が足りないところがどこかよくわかった。

昨晩はひさしぶりに熟睡できた気がする。午前中は松山大学図書館に行ってみた。俺はここでは非常勤講師なので、身分証で入館できるし本の貸し出しもしてもらえる。ありがたいことだ。当初の目的どおり、マルク・ソーテ『ソクラテスのカフェII』(紀伊国屋書店、1998年)を借り、関連する何冊かの本も借りた。午後は自分の研究室でいろいろの本を読む。

夜の集合論Zoomゼミでは、冪集合の公理と置換公理の話をやった。もうこのテキストには都度都度ツッコミを入れながら進むしかない。

夕食後は午前中に松山大学図書館で借りてきた前野久美子『ブックカフェのある街』(メディアデザイン、2011年)を読む。仕事を楽しめる人というのは結局、人間が好きな人、人とやりとりするのが好きな人なんだなと気付かされる。

午前中、洗濯をし、富谷昭夫『これならわかる 機械学習入門』(講談社、2021年)を少し読む。

午後はO内夫婦が来ているという知らせを受けて地下BALに行ったら、ひさしぶりに名古屋のKNDさんにも会えてよかった。帰りは歩いた。ブックオフに寄って、マルク・ソーテ『ソクラテスのカフェ』(紀伊国屋書店、1996年)など古本を3冊買い、スーパーでひよこ豆を買い足して帰った。

Apple Watchのムーブゴールをこれまでに1,000回達成したらしい。Apple Watchを使い始めたのは3年前の8月5日からだから、まあまあ順当なペースだろう。

夜は少し夜更かしをして『ソクラテスのカフェ』を通読した。続編があるらしい。図書館のOPACで探してみたが、愛媛県立図書館にも松山市立図書館にも愛媛大学図書館にも置いていない。隣の松山大学の図書館にあるようだ。そのうち借りに行こうと思いつつ、次にC.H.ハスキンズ『大学の起源』(八坂書房、2009年)を手にとり、しかしほどなく寝落ち。

朝、ぼんやりしていたらペットボトルを回収に出し損ねた。不覚である。けっこう溜まっていたのに、また2週間待たねばならない。いやちょっと待て、2週間後の回収日といえば16日で、この日の朝は俺はまだ東京にいるはずじゃないか。うおおおお。

第3クォーターに4年生向け解析学の授業を受けもつ。第2クォーターに大学院生向けにやったヒルベルト空間論と、だいぶ内容がかぶるのだが、今度は機械学習への応用を念頭に置いた話をするつもりだ。そろそろ本格的に準備にとりかからねばならないな。

さて9月になったのでいろいろの活動を再開せねばならん。イベントもいろいろある。とかいいながらダラダラしているので仕方がない。夕方から歩きに出る。白石先生のお宅の前を通ったら、ちょうど先生が夕食後のウォーキングに出るところだったので、少し立ち話をした。