て日々

2021年12月

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大晦日である。昨晩遅かったせいで寝坊してしまい、プラごみを出し損ねた。

歩いて街へ行き、きょうも地下BALで過ごした。夕方のお客はほぼ常連のみで、期せずして忘年会モードとなり、たいへん楽しかった。閉店まぎわになってジョシュアというアメリカ人が来て、自己紹介がわりにハンドパンの演奏を聞かせてくれたのは素敵なサプライズだった。年末とて、まつちかタウン各店は18時に閉店する。ミチコさんとロブに夜に某所で開かれるカウントダウンパーティーにも誘われたが、連日の夜更かしはしたくないし、英語しゃべるのしんどいし、パーティーなんて柄でもない。今夜はひとりで静かに年越しをしたいので失礼して帰ってきた。

きょうの日記ではこの一年を振り返るべきだろう。今年、生活にはそれなりに変化があった。妻が遠いところの大学に赴任するため、俺がアパート住まいから持ち家に戻って倅と二人暮しを始めたし、娘は20歳になって一人暮らしを始めた。いっぽう、仕事では進捗らしい進捗はなかった。本の原稿も進んでいないし、授業内容も昨年から進歩していないし、研究に至ってはもう死んだも同然のありさまである。心に思うところがいくらあっても身体がついてこないことには仕事にはならない。俺はもう若くないのだから、普段からもっと身体を気遣って養生しつつ、必要なときには面倒くさがらずに身体を動かさねばならん。数日前にも書いたが、くたびれて昼寝ばかりしている場合じゃない。そして酒ばっかり飲んでる場合じゃない。

朝食のあといつもの温泉へ行ったら、髭剃りを失くした。誰か不心得な人にスキを見て「拝借」されたか、洗い場に置き忘れてサウナに入っている間に処分されたのだろう。仕方ない。次からは気をつけよう。帰宅して今年最後の洗濯をする。洗濯機も調子が悪く、実を言うと買い替えたいところだ。パソコンを衝動買いしている場合じゃなかった。

昼食後、ブックオフに何冊か本を持っていった。

久々に独りの夜なので、滅多にできない夜遊びをする。夕方、いつもの地下BALが常連ドリブンでなかなか楽しかったが、閉店近くなってから、仙台から来た不動産業の社長さんと俺が二人で飲みにいく話になった。地下BAL店主ミチコさんの勧めで二番町のエピタフというバーに行った。落ち着いたムードの広々とした室内に1970年代のポップスが流れるたいへんに心地よいところであった。思いのほか客層が若かった。これは店のキャラクターもさることながら、年末の30日という時節柄もあるかもしれない。俺はつかの間の独身を楽しんでいるけれども、俺と同年配のみなさんの多くは、帰省してきた子たちを迎えて今夜は夜遊びどころではないのだ。

朝早くに妻が出発するのを見送り、長々と二度寝。昨日の日記に「くたびれて昼寝ばかりしている場合じゃない」と書いたが、やはり少々くたびれている。午前中は家でぐーたらして、これではいけないと思いつつ、昼すぎに家を出る。文具生活に行って、長年の使用のすえに破れてしまったノートカバーを買い替えた。赤か青か茶色か少し迷ったが赤の合皮のカバーにして、同じく赤の布のペンケースも買った。その後、どこかで昼食にして、それから本を読もうかと思ったが、冬休みとてどこの店も混んでいる。どうしようかと思って電車で街まで出たが、結局は地下BALで夕方まで飲んで帰宅。要するにまる一日ぐーたらしたわけだ。まったく目もあてられない。

話はコロっと変わって、DebianやUbuntuのGNOME環境のIBusSKK入力を使えるようにする方法がようやくわかった。Debianなら設定アプリの「言語」項目、Ubuntuなら「キーボード」項目でSKKを追加するだけのことだった。これがわからなくて(というより思い出せなくて)このひと月ほどずいぶん右往左往した。

昼間は大学で年明けの授業の配布物をプリントするなどの作業。1月は授業の予定がいろいろイレギュラーなので、混乱を避けるためにもできるだけ前倒しで準備しておくほうがよさそうだ。帰り道にエディオンに寄ってDELL Inspiron 3501を衝動買い。これにはUbuntuをインストールして使うことにする。物書きに使いたいのでまずはキーボードの感触に慣れる必要がある。そのためにも「て日々」をバシバシ書いていくのがいい。ふむ。くたびれて昼寝ばかりしている場合じゃない。いろいろなことに関心を持つべきだし、何をやるにせよどうせなら情熱をもって取り組むべきだ。

倅が妻より一足早く午後に妻の実家に行ってしまったので、何年ぶりかに今夜は妻と二人で過ごす。夕食は冷蔵庫の残り食材で鍋にする。

一昨日あたりから、日中もずいぶん寒い。コートを着てマフラーをして出かける。午前中、来月開催される毎年恒例のあの仕事の説明会に出る。午後は少々ダラダラ過ごしてしまった。夕食にはおでんを作った。

妻と倅と3人でいよてつ高島屋8階のラ・クレマンティーヌでランチを食べた。ここは道後のホテル《茶玻瑠》が出しているフレンチの新しい店で、BALの常連仲間の川尻さんが関わっている。俺はクレソンのポタージュと海老のクロケットを食べたが、なかなか美味しかった。食事のあと、7階へ移動し東急ハンズと紀伊国屋書店を見て回った。帰宅後はZoomで科学コミュニケーション勉強会。夕食には、妻の友人の弥生さんから頂戴した鶏もも肉を食べた。

きょうも倅は学校で補習。冬休みとは名ばかりで、このごろの高校生は大変である。倅を送り出すと、入れ替わるようにして妻が帰ってきた。連日の多忙な仕事をどうにか一段落させて久々に松山に帰ってきた妻に、きょうのところはとにかく家で疲れを癒してもらう。昼食は焼きそば、夕食は鍋。ふだん2人前の調理ばかりしているので、3人前の分量の感覚がつかめない。

午前中、「集合と位相」の講義と演習。全射・単射の定義と例。午後には昨日の解析の演習の小テストの採点を済ませ、それから3年生ゼミ。テーマは自然演繹の運用。それが済んだら年内の授業はおしまい。夕方にはジュンク堂で本を買い、地下BALでちょっとだけ飲んだ。妻が今夜遅く帰ってくる予定だったが、雪のせいで飛行機が遅れて乗り継ぎの便がなくなったため、伊丹に宿泊とのこと。だからというわけではないが、夕食は倅と2人で近所の焼肉屋で外食。

深夜に、旧友くじらんから、共通の友人の訃報。胃癌で闘病中とは本人からFacebook経由で聞いていたが、享年43とは早すぎるよ。

午後は卒業研究ゼミ第2組。述語論理の形式的体系LKの話だが、今後のスケジュールを考えると発表会では命題論理の体系について話すのがよかろう。年明けからその準備にかかることになる。ゼミのあとは解析の演習の授業。

朝、倅を学校へ送り出し、洗濯をしながら、遠藤理平『14日で作る量子コンピュータ Python版』(カットシステム, 2020年) という本の第0日と第1日を読む。この本、2週間で量子コンピュータの原理を理解しシミュレーションをしてみようという趣旨で、大変おもしろそうだ。だが、章立てが第0日から第14日まであって、それではどう数えても15日である。

朝は「集合と位相」の講義。昨日書いたような事情で、きょうの講義では前回やり残した問の解法を中心に話す。集合や写像の言葉をいかに運用するかというのが問の焦点ではあるが、言葉づかいを別にした実質的な数学の内容としては高校レベルの内容であり、そのあたりを丁寧に話していると、なんだか高校か予備校の授業のように、自分では感じられた。とはいえ、あとで受講生に聞いてみたところでは、べつだん予備校っぽくはなかったらしい。午後には卒業研究ゼミ第1組。KRくんがリンデンバウム代数の構成についての議論を話し、MBくんが直積σ加法族の構成についての議論をする。

夜はピアノのレッスン。今回もクレメンティのソナチネの続き。あまり練習ができておらず進捗が思わしくない。年内最後のレッスンなので先生からギフトを頂戴し、かつ、自分もお歳暮をお渡しした。レッスン後、いつものように地下BALで飲んでいたら、バンド仲間でもある川尻さんが来て、新しくフリューゲルホーンを買ったと言うので、チャック・マンジョーネの「サンチェスの子供たち」や「フィール・ソー・グッド」をかけつつ、しばし音楽談義。

朝、非常勤の講義。AIの応用事例について話したが、ちと、とりとめのない話になってしまった。本務校に移動し、今週の授業の段取り。印刷物の用意をひととおり済ませた。さしあたり明日の「集合と位相」の講義ノートの準備もしておこうと思って授業の予定表を確認したところが、前回はうっかり2回分の講義内容を無理に1回に収めようとして喋っていたことに気づいた。どうりで窮屈だったはずだ。前回時間がなくて端折ったところを明日あらためて丁寧にやることにしよう。

夕方には倅の学校で三者面談。倅の学業成績はあいかわらず得意不得意のギャップが大きい。クラスの面々にはそれなりに受け容れられているようで有り難い限り。夕食は湯豆腐にする。スーパーで牡蠣が安くなっていたので買ってきて追加で鍋に入れる。

朝、倅が寝ている間に軽い朝食をとって電車で街へ出て自転車を回収。帰宅して洗濯を仕掛けつつピアノの練習。洗濯を干してからスーパーへ買い出しに行って、帰ってくると倅が起床している。この時点ですでに11時ごろになっていたのでスパゲティを茹でてブランチにする。午後は少し明日の非常勤の講義の準備作業をしてから、再び電車で街へ行き、向こう半年分のピアノの月謝を先払いする。家の最寄り駅まで戻ってきたら、そこから歩いてドラッグストアに足を伸ばし、シャンプーとトリートメントを買い足す。夕食はかに玉と麻婆春雨。

昨日の飲みすぎを反省しつつ、きょうは休肝日。

補習のため学校に行く倅を送り出して、いつもの温泉に行く。温泉から戻ったら、倅が帰る前に昼食の用意をする。といっても、昨晩のおでんの残りに少しタネとつゆを足すだけだ。午後は自転車で出かける。まずフジグラン松山の小型家電リサイクルポストに初代および3代目の物書きパソコンを投入して処分し、次にジュンク堂書店へ行く。主たる目的は、このほどちくま学芸文庫に収録された『ワインバーグ量子力学講義』を入手することだが、もう一つ考えがある。倅がつねづねゲームの戦国BASARAの話ばかりするものだから、ひとつ戦国時代を舞台にした歴史物でも読んでやろうかと思ったのだ。今回は司馬遼太郎『国盗り物語』(新潮文庫、全4冊)と現代語訳『信長公記』(新人物文庫)を買った。

それからいつもの流れで地下BALに行ったら、非常連のお客さんが何グループか来ていてけっこう繁盛しており、常連は俺だけだったので、隅っこで静かに『量子力学講義』の前書きやら『信長公記』やらを読んでいた。しばらくして、常連仲間のOさんや、半常連のトモさんが来た。非常連のお客さんたちが去ってしまい、俺とOだけが残ると、Oは俺を先に帰したくないものだから、なんだかんだ言っては俺に酒をすすめる。早く帰って晩飯を作らにゃならんのだがなあと思いつつも、つきあって飲んでいるうちに、すっかり飲みすぎてしまった。結果、自転車を街に置いて、電車で帰宅。悪酔いして晩飯の調理のできる状態でもなかったので、倅と協議のうえ、近所の はま寿司 で夕食。倅は嬉しかったようだが、俺はほとんど何も喉を通らず。

雨は上がったが、今度はずいぶん寒い。急に冬らしくなった。午前中の2コマの授業は「集合と位相」の講義と演習。講義は像と逆像の定義と例と基本的な公式。毎年このあたりからわからなくなる学生さんが出てくるので、こちらも慎重にならざるを得ない。午後には3年生ゼミ。ナラバ博士こと鈴木登志雄さんのテキストに従って、自然演繹のややインフォーマルな導入。そのあとは昨日できなかった解析の演習の小テストの採点をする。

夕方、自転車で西へ向かって家路をたどるが、向い風が強くてなかなか進めなくて苦労した。夕食はおでん。

午前中から大学へ行き、こまごまとした作業をする。午後は卒業研究セミナー第2組。述語論理の論理式の冠頭標準形などなど。それから解析の演習。そして明日の講義の段取り。晩飯は唐揚げ。夕方から雨が降りだして夜中まで続いた。

倅を学校へ送り出し、洗濯を済ませ、授業はないが会議が2つあるので大学へ行く。

このほど導入した4代目Linux物書きパソコンは、2013年ものの古いVersaProだ。3代目から8GBのRAMボードを引き継いで実装RAM10GB、起動ドライブも3代目で使っていた500GBのSSDを引き継いだ。Debian 11 (bullseye) での動きは悪くないので、筐体の造りがなんとなく古臭いこと(なにしろモデムポートやPCカードスロットがある)を別にすれば不満はない。となると、問題はこのパソコンで物を書く自分の働きのほうだな。

朝は「集合と位相」の講義。写像の定義と例。定義だらけのあまり面白くないところ。今年の1年生は出席率がよく、いたって真面目に受講している。ありがたいことだ。授業終了後、ある1年生が可分距離空間の話題について質問に来た。聞けば、自分で位相空間論の本を読んで勉強しているとのこと。

午後は卒業研究セミナー第1組。外測度を用いた測度空間の定義の続き。空き時間に木曜日と金曜日の授業の準備をできるだけ進める。あと、子供らの保険証の手続きのために右往左往するなど。

夕方、いよてつ高島屋の「大東北展」に立ち寄ったら、最終日の終了間際とて、弁当が半額になっていた。それで自分と倅のぶんの弁当を入手して、帰って夕食にする。夜はピアノのレッスン。前回に引き続き、クレメンティのソナチネをやる。

朝には非常勤の講義。機械学習の基本のキのところ、すなわち、想定したモデルのパラメータを既存のデータに合わせて調整する、という流れを解説。午後は明日の集合と位相の講義の準備と、後回しにしていた先週の解析の演習の小テストの採点などなどをした。今週は先週にも増して時間に余裕がなさそうであるから、授業とその準備のサイクルを心して回さねばならん。

明日の非常勤の講義のスライドに手を入れる。県立図書館に行って本を返す。夕食にはデパ地下のデリカで照り焼きチキンを買って、倅にナイフとフォークでの食事の練習をさせる。

午前中に温泉に行った他は、家からほとんど出ずに、進捗なくダラダラと過ごす。

今週からは毎週金曜日がけっこう大変で、午前中に「集合と位相」の授業を2コマやり、午後には3年生のゼミを見る。「集合と位相」は直積集合についての講義と、演習。3年生のゼミはナラバ博士こと鈴木登志雄さんのテキストに従って、自然演繹の∨除去や∃除去の推論規則をめぐる議論。演習やゼミに関しては頑張るのは学生さんたちだが、相手をするこちらとて、手抜きはできぬ。空き時間には来週の授業の準備も進めねばならない。というわけで、第4クォーターは人並みにハードである。

夕食には鶏鍋。最後はうどんで締めて、さらに残ったつゆで明日の朝食の雑炊にするつもり。

快晴である。洗濯をする。午前中は少しダラダラ過ごしてしまったが、午後はそうはいかない。大学に行き、卒業研究ゼミ第2組は述語論理の恒真論理式の話題。それから、きょうが初日の解析の演習の授業がある。昨年とほぼ同じ内容の演習なのだが、講義と演習の日程の噛み合わせの都合によって、昨年とは演習問題を出すタイミングから何から変更しなければならず、それなりに頑張らねばならぬ。

夜、修学旅行から戻る倅を空港まで迎えにいく。こちとら車を運転しないので、バスで空港に行き、倅を迎えてタクシーで帰るのだが、帰りの個人タクシーがレクサスの高級車だったのにはちょっと驚いた。感情をあまり表に出さない倅だが、旅行は楽しかったらしく、帰りの車内でいろいろ話してくれた。聞けば、北海道はあまり雪が積もっておらず、倅たちのグループの「大通り公園で雪合戦」という計画は不発に終ったとのこと。それは残念。あと、網走監獄博物館の蝋人形がリアルで驚いたとか、札幌駅には36階建ての展望タワーがあったので登ってきたとか。

俺としては倅が無事に帰ってきてホッとした。こんな倅でも、いないとつまらない。独りは寂しい。

水曜日は授業もゼミもない。倅も不在だから、意図的に少し寝坊する。昼に教室会議。そのあとは、明日と明後日の授業の準備をする。言わば今日が、今週からの第4クォーターの生き延びかたを占う日である。それと、数か月ぶりに、オフィスの整理整頓ということをすることにして、紙ゴミを縛ったりケーブル類をまとめ直したりする。夕方、家に帰る道すがらブックオフに寄って、キース・ジャレットの “The Melody at Night, with You” のCDを購入。今夜は酒も飲まずにこのアルバムを聴きながら本でも読んでいようかと思っていたところが、地下BALの常連仲間KKが出張帰りに店に寄っていると連絡が来たので出向いていった。行ってみるとKKはすでに«出来上がって»いたので、仕方なしに面倒を見る側に回らねばならなかった。まあ、そういう日もある。

朝1番に「集合と位相 I」の授業。ほぼ1年ぶりに黒板を使って数学の講義をする。昨年までと違って面白かったのは、講義室にCO2濃度計が置かれていたことだ。講義の出席者は60人で、その時点でCO2濃度計から換気を促す警告が出ていた。なんというか、人間がいちばん環境に悪いのではないかという気がした。

午後は卒業研究セミナー第1組。命題論理のリンデンバウム代数の話と、外測度からの完備測度空間の構成の話。ゼミに臨む態度があやふやな学生に対して今回はちょっと厳しく接したが、さてどう出るか。

夜はピアノのレッスン。さしあたり課題となる曲がないので、クレメンティのソナチネ(ソナチネアルバム第10番)の第1楽章をさらっていった。表現の気をつけるべきところを山ほど指摘してもらった。うわあ。

朝、倅を修学旅行に送りだす。それから例によって非常勤の講義。チェックサム、ハッシュ値、ブロックチェーン、ビットコインというような話題。この授業は昨年より一回分コンテンツを追加せねばならんかもしれない。非常勤の講義が済んだら本務先(と書いて「アジト」と読む)に移動して明日の専門科目の授業の準備をする。

今日も今日とて倅が寝坊している。休日はいつもこれでペースを乱される。明日から倅は修学旅行で明日は8時に空港に集合。明日だけはなんとしても間に合うように起きてもらうが、きょうは放っておいて、いつもの温泉に行った。気持ちのよい晴天だ。温泉から帰って洗濯をする。

倅の修学旅行の荷造りを手伝う。この時期に北海道に行くというので、防寒具の追加としてイヤーマフとズボン下を追加購入するためフジグラン松山に行き、昼食はフードコート。俺はキリン堂のカレーにしたが、倅はステーキ定食などというものを食い出した。見れば、ナイフとフォークの持ち方がおぼつかないので、口頭で指南する。慣れぬのでむずかしかったようだが、どうにか完食。修学旅行でナイフとフォークの食事はしないだろうけど、いずれ必ず要求されるスキルなので、これからもたまに肉料理を食わせて指導していかんといかんな。

午後は散歩がてら歩いて街へ行く。例によって地下BALで軽く飲み、ジュンク堂書店で本を買う。

来週から第4クォーターで、2科目4コマの授業を新たに担当するので、その準備作業をする。だが、あまり調子が出ない。まあ、そういう日もある。

午前中、来週月曜日の非常勤の講義スライドを手直し。チェックサム、ハッシュ値、ビットコインあたりがテーマなので、昨年のスライドの内容に加えて、この夏に中国からビットコインが締め出されたことや、ビットコインのマイニングのために消費される電力が環境問題を引きおこしかねないという指摘があり、いやそうでもないという反論もあり、これまた真相はそう単純でなさそう、という話をつけ加える。調べてみたところ、近頃はビットコインのマイニングに世界中で13ギガワット使われている。これに比較してたとえば四国電力の供給電力の上限はおよそ4.6ギガワットである。つまりビットコインのためにほぼ四国電力3つぶんの電力が常時消費されている。かつて世界中のビットコイン・ノードの約半数が中国にあったが、今年5月に中国から締め出されたマイニング会社は、アメリカやカザフスタンに拠点を移し、そのためカザフスタンでは深刻な電力不足が問題になっているとのこと。しかしそれでも、ビットコインはまだまだ金融の主流ではなく、通常の銀行の活動にともなう電力消費とCO2排出のほうが、ずっと多いという。この件、こちらの記事を参考にした。

午後、卒業研究セミナー第2組。1回述語論理に対応する構造と解釈の話。週1回×2組の卒業研究セミナーは第4クォーターもオンラインで開くことになりそうだ。その後、大学でいろいろの作業。夕方はいつもの医者に行くのだが、大学から行くときには、黄昏時に交通量の多い道を自転車で通らねばならず、これが毎度のことながら、けっこう怖い。薬を出してもらって帰宅し、そのあと倅と二人で近所のはま寿司で夕食。

さて12月である。先生も走ると評判の師走である。俺も10月11月と比較すると12月以降はずいぶん忙しくなる。なるほど俺も先生のハシクレだけあって師走には忙しくなるのか、と思ったら、そうではない。12月に始まる忙しさは、きっちり年度末まで続くので、べつだん師走に因んで忙しくなっているわけではないのだ。あと、俺は右膝が悪く、普段の暮しに支障はないが、走るということはできかねる。いや、申しわけない。

昨夜の激しい雨から一転してよい天気になった。しかし風が強く、けっこう寒い。さすが師走。

とかなんとか言いつつ、きょうは一日ほぼ何の進捗もなかったので反省している。