て日々

2013年10月


2013年10月31日(木)はれ

昔々、カーペンターズは歌った:

Don't worry that it's not good enough
for anyone else to hear.
Just Sing.

大まかな意味は「聴いている人がどう思うかなんて気にするな。ただ歌いなさい」だ。

ひとは他人の目を気にし、失敗を怖れる。いや、よその誰かのことではなく、俺がそうなのだ。俺は、意外なことに周囲には自信に溢れているように見られることがあるらしいが、心の中ではいつも失敗を怖れていて、だから、非凡でありたいと願いながら冒険ができないでいる。だが、実は俺が本当に怖れているのは「おのれのカッコ悪さ」なのかもしれない。その証拠に、失敗を怖れていない状態のときには、しばしば「カッコイイ自分/すごい自分」についての妄想をたくましくしているのだ。これは表裏一体というもので、カッコイイ自分の姿が幻想であると内心では知っていて、それゆえに、失敗を怖れるというより、おのれのカッコ悪さに直面する=自分に幻滅することを怖れているというわけだ。

もちろん、今までだって事実として多くの人に迷惑をかけてきたし、いまも迷惑をかけつづけているのかもしれない。が、それはむしろ思慮・配慮の足りなさ、無神経さの結果である。失敗を怖れる気持ちがあっても、それは実際に失敗を防ぐためにそれほど役に立っていないのだ。そうではなく、新しい価値のあることに向けて行動を起こすことの抑止として、誰かのために身体を動かすことに対する抑制として、つまりはサボる口実として作用している。バカバカしいじゃないか。

決して、気遣いが不要だというのではないが、それでも周りの人がぎりぎり決着のところでどう思うかを、自分に決められるはずはない。ならば、その時その時に、やるべきだと信じたことを、ただ単にやるほうが、きっと後悔が少ない。聴いている人がどう思うかなんて気にせずに、ただ歌いなさい。


2013年10月30日(水)はれ

きょうは小学校が半ドンである。うちの子供らとその同級生たちは、しばらく前からこの日の午後をどう過ごすかワクワクしながら計画していたようで、【息子】はWiiリモコンをもってお友だちのところへ勇んで出かけていった。思春期にさしかかったせいか、妙に気のない様子をしている【娘】も、当日になってようやく幼稚園以来の親友よっちゃんとお出かけする話が決まったようだ。まことに、友だちというのはありがたいものである。


2013年10月29日(火)はれ

先日ひさしぶりに吹奏楽のステージを踏んで、やっぱり管楽器やりたいというか合奏体に参加したい気持ちが戻ってきた。だけどいま手元にサックスがない。Jマイケルのテナーなら10万円だ。いま俺が吹いているフルートがJマイケルで、これは3万円ちょっとで買ったものながら、決して安物ではない音がする。それはもう、俺の身の回りで音を聞いた人、試しに吹いてくれた人が口を揃えて保証してくれる。また、Jマイケルのトランペットに関しては、われらが大先輩、いやむしろ恩師ともいうべき川嵜淳一が太鼓判を押している。それならサックスの品質にも期待してよさそうだ。消費税率が上がる前に買ってしまいたいが、いますぐにはちょっとムリ。


2013年10月28日(月)はれ

いつのまにかこの「て日々」も5周年だ。旧「て日」が6年弱続いたのと合わせると、途中3ヶ月ほどのブランクを置いたとはいえ、かれこれ11年間Web日記を続けていることになる。結構な日数、結構な文字数の言葉を繰り出しているわけだ。旧「て日」を中断したのは自分のアホのせいでなにもかもイヤになったからだが、その後5年を経ても、アホが治った気はしない。まあ、それはそれで仕方がない。読んでくれる人もいるようだから、これからもWeb日記は続けることにしよう。


2013年10月27日(日)はれ

学生主催の「数学科ソフトボール大会」に参加してきた。教員は俺とYMPさんとOg2さん。3チームできたので7回セットの3試合をやって昼すぎから夕方まで楽しんだ。といっても、俺がソフトボールをやるなんて高校卒業以来、ということはつまり31年ぶりである。実態は「枯れ木も山のにぎわい」で末席を汚してきたにすぎない。

台風の影響でずっと天気が悪かったので心配していたが実に気持ちのいい秋晴れだった。3試合のうち先の2試合をするチームだったので、最後の1試合はのんびりとベンチに座り、元気にグラウンドを走りまわる学生さんたちを眺めながら、自分の学生時代を追想していた。ソフトボールこそしなかったが楽しく充実していたあの日々を、いまこの学生さんたちが過ごしているのだなあと。教室でのコミュニケーションからは見えてこない学生さんたちの姿。彼らは彼らなりに誠実で、彼らなりに友人想いで、彼らなりに折目正しい。そこには時代が変わっても変わらない若者たちの美しい姿がある。ただ、学生生活をとりまく社会事情はこの四半世紀でずいぶん変化した。いまの学生さんたちのほうがはるかに忙しく、大人たちの厳しい目に晒されている。そして、その責任の一端はまさに俺たちの世代にあるのだ。

昨日のウォーキング教室といいきょうのソフトボールといい、例年にない「スポーツの秋」をやってしまっている。筋肉痛で今週いっぱいくらい動けなくなったりしてね。

〜ぴよ(o'θ'o)ぴよ(o'θ'o)ぴよ(o'θ'o)ぴよ〜

この「て日々」は毎日書くことになっているが、ブログに書いて長く記憶に留めるに値するようなことが普通に日々を生きている普通の人間の身にそうそう毎日起こるわけもない。さりとて、特別なことがあった日の日記だけを書くという方針にしたら、その特別なことがあった日にも書かなくなるのは目に見えている。

つまり何が言いたいかというと、日記がつまらないのは、必ずしも俺のせいではないのだ。

いっぽう、毎日やっていることとはいえ食事の話題ばっかりの「食い物ブログ」化は避けたい。何度も言っているとおり、「どこどこの店でこれこれを食いました。」と、店で出てきた食いものの写真をアップするなんてことは、俺はしたくない。ただ、自分が料理したものであれば、おのずと話は別だと思う。

というわけで、夕食に作ったひき肉味噌炒めの作り方を写真入りでご紹介。

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1. 材料は、牛豚合挽き肉・玉ねぎ・にんじん・味噌・豆板醤
玉ねぎとにんじんはみじん切りにする

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2. あと、忘れちゃいけない胡麻油とみりん

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3. 鍋に胡麻油を熱して

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4. まず玉ねぎとにんじんを炒める

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5. つぎに挽き肉を炒める

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6. 弱火にしてみりんを加え、蓋をする

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7. ときどき切り混ぜて全体に火が通るのを待つ

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8. 肉汁が真ん中に集まるようにくぼみを作り

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9. 味噌と豆板醤をとく

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10. 最後に全体をよく混ぜてできあがり

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11. レタスに包んだり、ご飯に乗せたりして食べる。
一晩寝かしたくらいが味が馴染んでうまい。


2013年10月26日(土)くもり

教育学部の体育教室の先生が主催する『アクティブ・ウォーキング教室』なるものに参加してきた。一昨日の晩、ここに書く気にもならない繰り言をSkypeでのうこ (@noukoknows) 相手にしゃべっていたら、のうこが心配してくれて「殿下(というのは「すうがく徒」が俺を呼ぶときの通称で、ツイッター名「ゼルプスト殿下」に由来する)はもっと身体を動かしたり人の集まる場所にでかけたほうがいいです」といってこの催しを見つけてきてくれたのだ。ありがたいことだ。

午前10時に体育館に集合し、まずストレッチをやり、筋トレの指導をうけ、それからウォーキングについて指導をうける。俺は普段からよく歩いているほうだと思うし、歩き方のフォームもよいと言ってもらえたのだけど、靴の減りかたも変で、今回家から集合場所へ出向く途中でも右の足首に痛みを覚えたので、そうしたことについて指導の先生に質問して実際的なアドバイスをもらったりした。ポイントは、膝と爪先の向きが揃っているか、そして、歩くときの足はかかとで着地しつまさきで蹴り出すように心がけ、体重が足の外側にかかるようにする。

学外のウォーキングコースは大学から川沿いの静かな道をロシア人墓地まで歩き、さらに高台の見晴らしのよいところで集合写真を撮って、大学へ引きかえす。片道20分ほどのコースで、なかなか快適だった。

午後はコミセンの図書館に子供を連れていき、帰宅してからは昼寝でもしようかと思っていたが、子供らが『戦国BASARA』アニメ版やら『実写版忍たま乱太郎』のDVDを観はじめたので、つきあって一緒に観た。どちらもストーリーが滅茶苦茶だが面白かった。乱太郎のお母さん役の 檀れい さんが綺麗でかっこよくて、もう目がハートになった。


2013年10月25日(金)あめ

雨がよく降る。卒業アルバムに載せるゼミの写真を撮ってもらう。夕方までゼミをやり、きょうはピアノのレッスンもないので、早く帰ることにする。このさい早く寝てやろうと思ったら、妻子があさのあつこ原作の映画『バッテリー』を観はじめたので、気になって起きだして一緒に観る。なにしろ近くで話声がしていると、俺はものが考えられないのだ。


2013年10月24日(木)あめ

雨が降ったり止んだり。


2013年10月23日(水)あめ

密かに深く反省するところあって、夜に髭を剃る。


2013年10月22日(火)あめ

ツイッターで、あるフォロワーさんが古本市で出会った「29歳の田島さんという女性」について話しあうなど。

いや、わが愛読書である 志賀浩二先生の『無限からの光芒』(日本評論社) をそのフォロワーさんが古本市で買ったら、「謹呈 田島さま」という著者のサイン入りであったというのだ。そのツイートと一緒にアップロードされた写真を見た。俺も志賀先生にサインをいただいたから間違いない。同じ人が同じ万年筆で書いたと思われる同じ筆跡だ。

話は要するにそれだけだったけど、まあ、そこは俺のことだから

古本「はっ!! あたしこんなところで何をしているのかしら、田島さんのところへ帰らないと。え? あなたは誰? [[某フォロワーさんのツイッター名]]さん? いやよ、やめて、あたしは田島さんのものなのよ、人を呼びますよ!!! あっ…」
まあそんなわけで、一度は田島家に嫁に行ったけど、いろいろあって、離縁したんですよ。かわいそうなので隅々まで愛してあげてください。

などとひとしきり遊んだあと、

いや、変な方向に話を持っていってしまったけど、『無限からの光芒』は俺が記述集合論を勉強するきっかけになった本です。人生を決めた本と言って、過言ではないです。

とフォローしたうえ、「女の子を扱うように大切に読みます」と返事をくれたそのフォロワーさんに、

ある箇所で、ある大間違いな命題をバナッハが証明したことになっていますので注意してくださいね。むひひ。

と念をおしておいた。この件については2010年12月22日の日記に書いた。で「田島さん」が29歳と言ったのは、たしか最初のシルピンスキの稿が雑誌「数学セミナー」に初出したのが1984年だったと思ったからだ。だが実は'85年か'86年だったかもしれない。'87年ではない。まあそのへんは大目に見てほしい。いずれにせよ、そのころ大学生だった俺はこの記事を読んで連続体仮説に興味を引かれ、大学院で記述集合論の勉強するようになった。その意味ではこれは、俺の人生を決めた本である。

いやあ、それにしても、古本市で出会った女の子と深い仲になるなんて、なんだか素敵なストーリーですね。


2013年10月21日(月)くもり

市民コンサートの機関誌作業日。もうMicrosoft WordでDTPはイヤだっ!! いまどきフリーのページレイアウトソフトウェアの一つや二つくらい必ずあるはずだ。そう思って調べてみたら、Scribus というオープンソースDTPソフトウェアがあった。来年度から仕上げにこれを使えないか検討してみる。


2013年10月20日(日)くもり

午前2時すぎに実家に戻り、ぐーぐー寝る。午後、お土産に京漬けものをひと山買って、電車で松山に帰る。

新幹線の車内にいる間ずっと、頭の中で昨晩演奏した「スタートレックのテーマ」が無限リピート再生されていた。第3部の指揮者の川嵜淳一(昭和61年度卒)がメイナード・ファーガソンばりのハイノートでソロをとったのだ。


2013年10月19日(土)あめ

朝の電車に乗って京都へ向かう。母校の嵯峨野高等学校の吹奏楽部創部50周年記念OB演奏会なるものに出演するためだ。7月に今治に遊びにきた同期の悪友9zになかば無理やりに出ることを承諾させられたのだ。8月9日に一度練習に出たきりだが、その時の練習がもう一つ盛り上りを欠いていて心配だったが、その後は頻繁に連絡メールが飛び交い、練習も何度も繰りかえされようで、結局は運営部がかなりきちんと組織された演奏会となった。演奏は、まあ素人が道楽でやることだから、大したものではないが、しかし、寄せ集めバンドにしては集中力の高いものになったとは思う。

一緒に活動した懐しい顔ぶれ、つい今年卒業したばかりの若い後輩、創部に立ち合った一期生の先輩、いろいろな人がステージにも客席にも集まり、演奏者は約60名。客席の入りは280名。寄せ集めアマチュアバンドの演奏会としては、まあちょっとしたものである。舞台袖の雰囲気もステージのライトの熱さもひさしぶりで心地良い。「アレルヤ・ラウダムス・テ」「アルヴァマー序曲」「ウィア・オール・アローン」などの懐しい曲では、演奏しながら懐しさに泣きそうになった。うちあげで旧交を温めているうちに、酔いも手伝って、とうとう本当に感極まって泣いてしまい、4年下の後輩のミヤちゃんにヨシヨシされてしまった。

俺はついつい自分から人々のコミュニティに背を向けてしまいがちだ。そんな俺でも、古い仲間たちに受け入れられていることを実感できるのは、なんとも幸せなことだ。こんなふうに生きていてよかったと思える時など、そうそうあるものではない。

だが、思えば高校時代に仲間と一緒に一生懸命泣いたり笑ったりした経験があったればこそ、いまこうして幸せを噛みしめられるのだ。だとすれば、もう少し続くであろうこれからの人生のどこかでまたこうして幸せを噛みしめる日のために、縁あっていま現在一緒に活動している人たちや、これから出会う人たちとの時間を大切にしていくべきだと思う。なんにせよ、集いあえる仲間がいるというのは、ありがたいことなのである。


2013年10月18日(金)くもり

金曜日は朝から夕方までセミナー。ピアノに行くがろくに弾けない。発表会近いのにこりゃマズい。おまけに来週はレッスンお休み。うわあ。


2013年10月17日(木)はれ

快晴。雲がほとんどなくて、とても明るい空。だけど、気温が低いうえに、風が強い。そこへもってきて、こちとら、つい昨日散髪に行って丸坊主にしたばかりなもので、とにかく頭がスースーする。とても寒い。これはかなわん。

わが教室ではよくあることだが、昼休みに会議。それが終わらぬうちに授業の時間。「集合と位相」の演習なのだが、「平面上の二点 \((1,0)\) と \((-1,0)\) からの距離の和が4である点全体の集合を図示せよ」みたいな問題と、双曲線と放物線が出てくる類似の問題だったもので、円錐曲線について熱く語っていたら後半の時間が足りなくなった。申しわけない。

ワンボードコンピュータ Raspberry Pi

帰宅したら、洗面台の上水のパイプのジョイント部品が届いていたので、さっそく部品交換して洗面台がまた使えるようになった。作業は部品をもとどおりに取りつけるだけであり、先にじゅうぶん観察して見当をつけておいたので、ぜんぜん難しくなかった。それと、Raspberry Pi が届いた。今週末はしかしこれをいじって遊ぶ時間はなさそうなので、しばらくおあずけ。


2013年10月16日(水)くもり

台風26号で、松山こそ大した被害は出なかったが、首都圏や、とくに伊豆大島で甚大な被害が出たそうだ。被害に遭われた方に心からお見舞い申しあげます。

週末の演奏会に備えて、午前中に散髪に行き、日曜日に買うことを決めたジャケットの受けとりに行った。午後は大学でパソコンに向っていろいろの作文などなど。


2013年10月15日(火)あめ

講義はコンパクト空間の「有限交叉性」を用いた特徴づけと、それにもとづく「ハイネ=ボレルの定理」の証明。実はハイネ=ボレルは予定になくて、残った15分ほどでアドリブでやったので、聴いているほうは大変だっただろうと思う。次回はコンパクト空間上の実数値函数の最大値原理とコンパクト\(\mathrm{T}_2\)空間がノーマルであることの証明をやって、コンパクト空間については一旦そこまでにして、積位相の話へ進みたい.

夜は100,000,000さんの壮行会。二次会で、6人がけのテーブルに先に俺が座っていたら、どういう風の吹きまわしか、あとから女子学生4人と事務のお姉さん1人、すなわち壮行会に参加していた女子全員がやってきた。彼女らは女子会的なノリだったのだろうけど、予期せず美女に囲まれた俺は主観的にはハーレム状態。おかげで寿命がざっと10年は伸びた。それなりに話も弾んで楽しかった。人々に嫌われているわけではないと実感できるのはありがたいことだ。

いや、そんなことより100,000,000さんの老若男女からの愛されっぷりが素敵だった。ゼミや演習での学生の扱いは厳しいけど、普段は優しくにこやかで、冗談もわかるし自らアホになってみせるサービス精神もある有望な若者なのだ。イタリアでも頑張って、男を上げて戻ってきてね。

そしてもう一言だけ。自分が酔っ払いを介抱する側に回る日がくるとは思いませんでしたとさ。


2013年10月14日(月) 体育の日はれ

田尻くんから8月下旬に寄せられていた解答を編集して公開する。昼飯の焼きそばを作る。溜まった「て日々」を書く。晩飯を作る。Mac mini に Debian をインストールする。まあ、ごく普通の休日だ。【娘】は友達のそよちゃんに連れられて生まれて初めてスケートということをしに出かけて楽しんできたらしい。そして、夜も更けてから思い出したのだけど、愛媛県美術館の浮世絵展を見ずじまいだった。


2013年10月13日(日)はれ

午後、妻と【息子】は松前町文化会館へ「えひめグリークラブ」のコンサートを聴きに行った。俺と【娘】はフジグラン松山へ。わが母校、京都府立嵯峨野高等学校の吹奏楽部創部50周年記念演奏会が今週末19日に京都で開催される。俺も出演することにしたので、指揮者(トランペッターの川嵜淳一,昭和51年卒)の指示どおりの服を買わねばならん。黒づくめ指定なので、黒いポロシャツの上に黒ジャケットを着る。礼服はあり、それは同じ演奏会の第1ステージで着るのだが、カジュアルの黒ジャケットはもっていない。こちらとていい歳なので、このさいちょっとしたやつを張り込むことにした。そのあと、同じ19日に9歳の誕生日を迎える【息子】のためにプレゼントを選ぶ。誕生日に家にいてやれないのは申しわけないが、まあこういうことは10年に一度しかないので許しておくれ。プレゼントを俺が買って、包装と手渡しを【娘】にやってもらう。


2013年10月12日(土)はれ

洗面所の水が漏れるようになっていた。排水パイプのジョイントが外れたかと思ったがそうではなくて、外れたのは上水のパイプのジョイント。プラスチックの部品が傷んでいたのだった。修理を頼んでもいいのだが、仕組みを観察したところ、部品さえあれば自分でできると確信。洗面台の型番をネットで検索して部品番号を割りだす。近所の ダイキ で問いあわせるが、土曜日のこととてメーカーの発送は連休あけの火曜日になる。それならインターネット通販サイトで注文しても同じことなので、自分で注文することにした。これについては来週続きを書く。

あと、ちょっと流行への後ノリじみるが、Raspberry Pi をいじってみることにして、RS-online へ発注。Raspberry Pi は ARMマイコンを搭載したワンボードコンピュータで、HDMIビデオ出力/コンポジットビデオ出力/オーディオ出力/USB/Ethernet/SDカードスロットを備えていて、テレビとキーボードを接続したらそれなりに「パソコン」になり、ARM版GNU/Linuxが使えるというもの。価格が3,300円と安価なのが特徴。

ワンボードコンピュータらしく GPIO (General Purpose I/O) も備えていて、「シェルスクリプトでLED点滅」という必然性があるのかないのかわからないこともできる。いやいや、それをたとえばクリスマスの電飾などに応用することは十分考えられるし、さらに一歩を進めて、自作電子機器のコントロールに使うというのが、きっとこのシステムの王道なのだと思う。Japan Raspberry Pi Users Group著『Raspberry Pi[実用]入門』(技術評論社2013年8月)には、Javaをインストールする方法、キャラクタ液晶ディスプレイを駆動する方法、あるいは農作業用ロボットの実作レポートなど、楽しそうな用例が沢山載っている。本体が届くのが、いまから楽しみ。


2013年10月11日(金)くもり

なんだか蒸し暑かった。金曜日は夕方までゼミである。卒業研究ゼミは前原本第6章に突入。ここからが本題である。M2の910くんにはそろそろ修士論文の執筆にとりかかってもらわないといけない。M1の0-1くんとは、修士論文の研究の方針を相談した。

夕方、バッテリー周りの不調で修理に出ていたMacBook Proが戻ってきた。トラックパッドでクリック操作ができるようになった。うれしいうれしい。これで快適に原稿が書けるぞ。


2013年10月10日(木)くもり

自宅で休眠状態の PowerPC G4 版 Mac miniはまだ使えるのだが、さすがにいまさらMac OS X 10.4 (Tiger)ではどうしようもない。Debian/PowerPC を入れて使うことを画策。Intel版 Mac mini はまだビデオドライバへのLinuxカーネルの対応が遅くていてよくないらしいが、PowerPC版については、有志のレポートを読むかぎり、あまり心配なさそうだ。PowerPC MacへのLinuxのインストールなら俺も経験がある。やってみる価値はある。


2013年10月9日(水)くもり

スーパーに弁当を買いに行ったら、おやつを買いすぎた。

俺に限らず、誰しも空腹時はたいてい気分がワイルドで攻撃的になっているはずだ。それもそのはず、空腹は「食いものを手に入れるために行動を起こせ」という身体からのサインなのだ。それで「腹が減ったら運動しろ」と提唱する生理学の先生もいるくらいだ。というわけで、空腹時に買いものに行くと、気持ちが狩人なものだから、つい必要以上に買いものをしてしまう。大変危険だ。

空腹とか敵襲とか、身に迫った危険の兆候に対して、動物としての人は、身体を動かすことで対処するように作られている。それも、机に向って申請書を書くことではなく、走り出したり相手に捕みかかったりという形で身体を動かすことを人間の生理の部分が欲しているのだけど、どっこい現代の生活スタイルがそんなことは許さない。いわゆる「ストレス」というものの、正体のすくなくとも一端は、社会の歯車という立場と動物の身体とのギャップにあるといってよさそうだ。

それはそうと、Og2さんに梨をいただいた。ありがたいことだ。


2013年10月8日(火)くもり

講義でコンパクト空間の話をするのだが、ひとまず被覆というものについて丁寧に説明する。それからコンパクト空間という概念の定義をして、有限個の点だけからなる空間はどうしたってコンパクト、密着位相はどうしたってコンパクト、という「しょーもない例」のあとに「もうちょっとマシでしかも大切な例」として実数の閉区間はコンパクト、というのを証明抜きで出して、あとは「コンパクト部分集合」の定義をして小テストをしておしまい。来週は有限交叉性の話と実数値函数の最大最小の話ということになりそう。


2013年10月7日(月)くもり

松山市は秋祭りで小中学校はお休み。【娘】は初めて喧嘩神輿の「鉢合わせ」というのを目の前で見たらしい。妻も夜10時くらいまで子供神輿についていろいろの面倒を見ている。大学はさすがに休みではないから、俺は普通に仕事をしていたが、妻の頼みで早めに帰宅して夕食を用意…したけど、誰も食べなかったのだった。不満だがしゃあない。そんな日もあるということで。


2013年10月6日(日)くもり

昼飯を作る。生フェットチーネにトマトソース。ソースを残さずに済むようにフランスパンを添える。あとは買ってきたメンチカツ。

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このトマトソースは市販のトマト缶を二つ使って作ったらけっこうな分量ができて、このあと数日いろいろに使えて助かったのだった。


2013年10月5日(土)くもり

年内をメドにゼミ合宿の資料の改訂版を作る予定なのだが、それとは別のプロジェクトも始動。ただし、まだ詳しくは言えぬ。


2013年10月4日(金)くもり

今期俺が担当するセミナーは主に金曜日にやることになった。午前中は4年生のセミナー。前原本の第5章「型の理論」を一回で終わらせる。午後のM2セミナーは910くんが所用のためお休み。M1セミナーは新Kunen本のセクションI.15をすませる。

新Kunen本の演習問題に、すべての集合のクラス \(V\) に対称差 \(x+y=(x\setminus y)\cup(y\setminus x)\) を二項演算として入れて作られる群 \((V,{+})\) における群論の一階の論理式の充足性を定義してみせよ、というのがあってなかなか面白かった。\((V,{\in})\) における集合論の言語の論理式の充足性は \((V,{\in})\) において定義できないが、真のクラスをなす構造における論理式の充足性が定義可能になるケースだってあるのだ。これはまあひとえに群 \((V,{+})\) の構造がシンプルだということによると言えないこともない。面白いのは \((L,{\in})\) の場合で、この構造での論理式の充足性が定義可能かどうかは場合による。\(V=L\) だったらダメだし、\(0^\sharp\) が存在すれば可能だ。なかなか面白い。ではたとえば順序数の構造 \((\mathrm{ORD},{<})\) についてはどうだろうか。

上でちょっとエエカゲンに済ませた話を、ちゃんと定式化するなら、やり方はいくつかあるだろうが、たとえばこうなる。集合論の言葉で定義可能な、群なら群の構造 \((G,{\cdot})\) があったとしなさい。群論の形式言語 \(\mathcal{L}_{\mathrm{grp}}\) の算術化ということをやりなさい。すると \(\mathcal{L}_{\mathrm{grp}}\)-論理式 \(\varphi\) のコードが、 \(\ulcorner\varphi\urcorner\) という自然数なり何なりとして得られるようになる。次に、集合論の言語 \(\mathcal{L}_{\in}\) の論理式 \(\theta\) を、すべての \(\mathcal{L}_{\mathrm{grp}}\)-閉論理式 \(\varphi\) について \[ \theta(\ulcorner\varphi\urcorner)\leftrightarrow (G,{\cdot})\models\varphi \] が集合論で証明可能となるように定めることができますか、という問題。もちろん、\(G\) が集合の場合は、これはモデル理論で普通にやることであるけれども、ここでの興味は、\(G\) が真のクラスの場合はどうでしょうね、ということ。

ゼミ終了後、ピアノのレッスン。一週間でずいぶん進歩したと言ってもらって嬉しかった。レッスン後は、お金もないので書店にもコーヒーショップにも寄らずに帰宅。


2013年10月3日(木)はれ

二年生の「集合と位相」の授業。後期はD教授が講義をやり、俺が演習を担当。初回だからちょっとイレギュラーではあったが、距離空間の定義に関連した問題を少しやってもらい、パラメータ付きの平面図形の族の和集合についての小テストをやって、答案回収後に解答を解説した。

妻とはiMessageでわりかし頻繁に連絡をとりあっているのだが、俺のiPhoneをiOS7にアップデートしてから、どうも具合がよくない。妻からのメッセージは届くのに、自分のメッセージが送信できないのだ。普段から言われる一方なのに、iMessageでまで会話が一方通行ではかなわない。

ウェブで調べる(たとえば Engadget日本語版)と、iOS7の設定画面で一旦iMessageを無効に設定してネットワーク設定をリセットしてやりなおすといいとの話だ。しゃあないからそうするか、と思っていたら「医者に行く日」のアラームが鳴った。おやおや、すっかり忘れていた。

医者に行くために、JR松山駅前の電停で市内電車を降り、そこから5分ばかり歩く。すこし頭がフラフラする。医者でそのように訴えたら血圧を測ってくれたが、ぜんぜん普段と変わらない。まあ、空腹のせいである。いつもの薬を出してもらって帰るが、こういうときに限って判断ミスをするもので、電車で帰ればいいものを、歩いて帰ることにしてしまった。歩くうちにどんどん体が重くなって大変だった。ヘトヘトで帰宅し、酒も飲まずにさっさと寝る。


2013年10月2日(水)はれ

隠れ家的な現在の仮研究室だが、後期開講直後であり、同室4人の一人で最若手の100000000さんがイタリア長期出張間近ということもあり、部屋を訪ねてくる学生さんが多くなった。

TepaEditor使用中のスクリーンショット
TepaEditorでLispコードを編集中

例題のコードを入力しながら『Land of Lisp』を読む。TepaEditor では構文カラリング設定を自作できるので、例題を入力するのと並行して、そこで紹介された組み込み函数の名前をどんどん登録し、カラリング規則を増補しながら作業する。なかなか楽しい。


2013年10月1日(火)はれ

午後には位相数学IIの講義がある。昨年は基本群やらジョルダンの閉曲線定理やらの位相幾何をやったが、今年のテーマは位相空間論で、ウリゾーンの距離づけ定理とその周辺のことをやる。

MacBook Proが修理から戻るまでは研究室のWindows PCが頼りだ。この日記の月替りの処理を自動化するスクリプトは Perl で書いてあるのだが、PCをWindows7にしてからPerl処理系をインストールしていなかったので、とり急ぎ ActivePerl を入れた。ついでに、日記の日付の連続性をチェックするスクリプトを走らせたら、この夏の間に3回、IDのつけ間違いがあった。MacBook Proでもこのスクリプトを使ってチェックしていたつもりだったが、決め打ちにしていたディレクトリ名が変更されたせいで、ちゃんと動いていなかったはずだ。ところがその件でエラーメッセージを吐いてもくれなかったので、誤作動を見逃していたようだ。この日付チェック用スクリプトは練習のつもりで Ruby で書いたのだけど、実用に供するスクリプトを慣れない言語で書こうというところで、すでに無理があったかも。