て日々

2011年4月


2011年4月30日(土)くもり

妻はとあるNPOの合宿に行ってしまったので、俺が子供たちの面倒をみる。昨日も行った近所の神社にきょうも子供と一緒に散歩。ただし昨日とは逆コース。

【娘】の作った牛乳パック
【娘】はこのごろ「牛乳パックづくり」にこっている
この絵の脱力系のハッピーさは
妻の描く「へた絵」に迫るものがある


2011年4月29日(金) 昭和の日はれ

先月中古とはいえ液晶ディスプレーを衝動買いしたものでカードの請求が厳しい。が、太陽と公園があればお金がなくても子供たちはハッピー。いい天気なので子供を連れて散歩に行った。

南味酒公園の藤棚
藤の花の季節だ。


2011年4月28日(木)はれ

中古PCのジャンクをたくさん溜め込んできたが、結局ほとんどのものは使い物にならない。Pentium-MMX233MHzのMicroATXボードを中心に組んだFreeDOS機はAVRマイコンのプログラミングに必要だから残すとして、それ以外の使っていない機材を、このさい思い切って処分せにゃならぬ。それで、PowerPC G3/800MHzの旧PowerMacとCeleron700MHzクラスのPC2台は解体してしまった。FDDユニットが余るから、FreeDOS機に「伝説のBドライブ」を装備させよう。(ドライブを組み込みはしたが、コネクタの不足で電源の取り回しができておらず、まだBドライブとしては機能していない)

いい天気になったので、一週間ぶりに表を散歩。


2011年4月27日(水)あめ

というわけで、もう腹を括って今日も明日も休んでしまう。

午後から、窓の外には雨。風もそこそこ強く、けっこうな勢いでざあざあと降る雨が木々を濡らし、山々を霧に煙らせる。美しい光景だ。

日立のメインフレーム用OSで、俺が学部生だった1980年代半ばに大学の計算機センターで使われていたVOS3というOSは、いまだに現役であるらしい。 VOS (Virtual-storage Operation System) という部分は残ったとしても、とっくに VOS X とか VOS 11 とかになっているんではないかと思っていた。なんだ、VOS3の3はバージョン番号ではなかったのか。

来月から「て日々」のHTMLを XHTML 1.0 から HTML5 に変更しようと思う。それですぐさま何かがどうなるわけでもないが、将来的に面白いことができるかもしれないし。それに、XHTMLは、やっていることは単なるHTMLなのにXML独特の厳格さが面倒臭い。HTML5のほうがなんだか気楽そうだ。

連休にはなにかクリエイティブなこともしてみたいが、どっこい、予算がない。久々に、家にある電子部品を使ってブレッドボードで回路組んで実験をするってのはどうだろうか。


2011年4月26日(火)はれ

だあっ! 結局木曜日まできっちり休まにゃならんくなった。まあ仕方がない。大学も冬の流行期には「インフルエンザになったら一週間フルに休むのがうちの大学のルールです」というポスターまで作ったくらいだから、お言葉に甘えて休ませてもらう。

あの「リツイート」とか「お気に入り」という機能がよくないのだと思うが、どうもTwitterをやっていると「注目してもらうために うまいことを言う」衝動を抑えきれなくなる。サエない真実より かっこいいデタラメが好ましくなる。これはいけない。しばらくTwitterから離れようと思う。このごろは日記だっておざなりになってきたし、そちらの立て直しに力を入れないと。

まあそう言っても、「辞める」わけではないので、念のため。


2011年4月25日(月)はれ

インフルエンザ四日目。【娘】がようやく学校に復帰。自分も今度こそ解熱したと確信するが、念のために水曜日のアポイントメントはキャンセルさせてもらった。熱は下がったが、体力はがた落ち。ずっと横になっていたせいか腰や肩がこわばって自分の体じゃないみたいだ。【息子】はまた39度台の熱。

そういう病んだムードの中、妻の何度目かの誕生日。まるで看護師さんみたいに (いやもちろん資格の上でもほんとうに看護師さんなんだけど) 俺たちの世話を焼いてくれる妻に、あらためて感謝。なにもしてやれなくてごめん。

妻がfacebookを始めて俺に友達リクエストを送ってきたからさっそく承認し、ついでに自分のプロフィール上で結婚相手として登録した。婚姻関係を公に表示するには当然のことながら相手の承認が必要。それでfaceboookが妻に送った承認を求めるメールの文章がふるっている。なんでも「てなさくさんが交際ステータスを更新し、あなたたち二人が結婚していると言っています。」だそうだ。妻がこの「交際ステータス」を承認すると、俺のFacebookホームには「てなさくさんは らっぱさんと既婚です」と表示された。

同時に、高校の部活の先輩に友達リクエストを送り、承認していただいた。一つ年上のホルン吹きで元部長。いまは工務店の大将だ。音楽的にも人間的にも優しくて厳しいとてもしっかりした尊敬に値する人物だ。


2011年4月24日(日)くもり

インフルエンザ三日目。【娘】も【息子】もずっと外出できないでいるから、フラストレーションから言動が少しおかしくなっている。


2011年4月23日(土)はれ

インフルエンザ二日目。昼間、少し熱が下がって楽になったのでパソコンの面倒をみる。

リカバリに失敗した理由はハードディスクの接続を間違えていたことにあるようだ。IDEのマスターとスレーブが入れ替わっている。あまりはっきりと覚えていないけど、たぶんCPUを換装したときに接続を入れ替えてしまい、急場しのぎにスレーブから起動するようにBIOSを設定してそのままになっていたのだろう。仕方がないからBIOSをいったん初期設定に戻して再度リカバリーをかける。従来の起動ドライブとユーザ文書のパーティションが無傷で残っているのがありがたい。おかげで、以前デスクトップにおいていたデータや大事な文書データやFirefoxの設定などはすぐに復旧できる。旧Dドライブにおいていた写真や音楽などのデータは消えてしまったわけだが、そいつらはたいていすでにMacBookにコピー済みのはずだ。

油断してパソコン作業を続けていると夜にまた熱が39度台に上がってしまった。


2011年4月22日(金)あめ

未明に「整数の三次元空間の二次元超平面を変換しているうちに地球全体を包み込む超曲面ができた夢」「データの配列がばらばらの変数になってアリンコの引越を始める夢」などを見て、すごいすごいといいながら目覚めると、熱が出ていた。38.9℃。家中皆が順番にダウンしているんだから俺一人が無事でいられるはずもない。

今日の授業はできれば休みたくないが、まさかインフルエンザを押していくわけにはいかないから、午前中に近所の医者で検査してもらうと、案にたがわずバッチリ陽性。麻黄湯を飲みイナビルという新しい薬を吸入する。授業は休まざるを得ない。昨日の【息子】の発熱の時点で週末の山口行き計画は完全にパァになったが、その次の京都行きもこれでキャンセルを余儀なくされた。きょう中に解熱しなければ月曜日の神戸行きも駄目となる。なんとも厄介なタイミングで罹ってしまったもんだ。


2011年4月21日(木)くもり

朝のうち頭が暴走してしまったので反省して日中はおとなしく過ごす。一昨日つけられなかった証明を手書きレポートにして人数分コピーした。授業でわからなかったところをレポートにして先生に提出する学生は模範的存在だが、授業でわからなかったところをレポートにして学生に提出する教師ってのは、あるいは珍獣かもしれない。

夕方帰宅すると【息子】が熱を出している。

夜、なぜか自宅のVistaパソコンが起動しなくなった。リカバリーをかけたが、なぜか起動ドライブでなくDドライブにリカバリーのデータが書き込まれている。なんでやねんと思いながら調べている作業中に、ひどく眠くなってダウン。


2011年4月20日(水)くもり

昨日のようなことがあったので、きょうはちゃんと準備をして講義にのぞむ。おかげでまあ無事に済んだが、思ったほどは進めなかったので、予定していたレポート課題は来週にした。

距離関数にならない例というのを小テストに出したら、三角不等式が破綻していることを \[ d(x,y)+d(y,z)\leq d(x,z) \] と表現している答案が少なからずあった。三角不等式とは \(d(x,y)+d(y,z)\geq d(x,z)\) だから, これが破れているという主張は \[ d(x,y)+d(y,z)< d(x,z) \] でなければならない。どうでもよい些細な違いのようだが、≧ の否定はあくまで < であって ≦ ではないのだ。とくに講義名にもなっている「位相数学」の肝である 開集合・閉集合の概念は ひとえにこの < と ≦ の区別にかかっているのだから、このミスは とうてい見過しにはできない。次回にでもきちんと指摘してやらねばならない。


2011年4月19日(火)くもり

ろくに準備をせずに3年生のセミナーに臨んだら、素因数分解の一意性の証明ができなかった。《整数 \(a\) も \(b\) も素数 \(p\) で割り切れないときには \(ab\) も \(p\) で割り切れない》という命題を使えばよいのだが、後者の証明を思いつかなかった。あとで考えれば、これは《整数 \(a\) と \(c\) が互いに素なら \(ax+cy=1\) をみたす整数 \(x\) と \(y\) を見つけることができる》あるいはより一般に《整数 \(a\) と \(c\) の最大公約数は, \(ax+cy\) (ただし \(x\) と \(y\) も整数という形で表示できる正の整数のうち最小のものに一致する》という命題から導かれる。そしてこいつはというと、セミナーで学生さんが発表してくれた整除についての定理の論法を借りれば証明できるのだ。きちんとテキストを読みこんで準備していれば、そういう見通しのよい話の流れで解答を誘導してやれたのにと思うと、申しわけないやら情ないやら。

考えてみれば、初等整数論の最初の定理といえども、慣れない整数論という分野で俺が証明をアドリブで繰り出せるはずがなかった。集合論や位相空間論でそれが多少はできるのは、ひとえに長年の経験があるからだ。油断と慢心からヘマをしてしまった。反省せねばならぬ。

反省がてら、ここへ必要な証明を書く:

\(a\) と \(b\) を与えられたゼロでない整数として, \(S=\{\,ax+by\,\mid\,x,y\in\mathbb{Z},\,~ax+by\geq 1\,\}\) という集合を考える. \(a^2+b^2\in S\) なので \(S\neq\emptyset\) である. \(d=\min S\) とおき, 整数 \(x_0,y_0\) を \(d=ax_0+by_0\) となるようにとる. もしも \(c\) が \(a\) と \(b\) を割り切るなら \(ax+by\) の形の数はみな \(c\) で割り切れるはず. つまり, \(a\) と \(b\) の公約数はどれも \(d\) の約数である. とくに, \(\gcd(a,b)\) は \(d\) の約数である. いっぽう, \(a\) を \(d\) で割って \(a=dq+r\), \(0\leq r<d\) とすると \[ r = a-dq = a(1-x_0q)+b(-y_0q) \] なので, \(S\) における \(d\) の最小性から \(r=0\). つまり, \(d\) は \(a\) を割り切る. 同様に \(d\) は \(b\) をも割り切る. いいかえれば \(d\) は \(a\) と \(b\) の公約数である. ところが, すでにみたように \(d\) は \(\gcd(a,b)\) の倍数なので, 結局 \(d=\gcd(a,b)\) となる.

整数 \(c\) が \(a\) とも \(b\) とも互いに素であったとする: \[ \gcd(c,a)=\gcd(c,b)=1. \] このとき, \(ax+cy=bz+cw=1\) をみたす整数 \(x,y,z,w\) があり, \[ 1 = (ax+cy)(bz+cw)=axbz+cybz+axcw+cycw=ab(xz)+c(axw+byz+cyw) \] となる. このことは \(\gcd(c,ab)=1\) を意味する. つまり \(c\) と \(ab\) も互いに素である.

いま \(p\) が素数だったとする. もしも \(p\) が \(a\) をも \(b\) をも割り切らないのであれば, 素数という条件から \(\gcd(p,a)=\gcd(p,b)=1\) であるから, \(\gcd(p,ab)=1\) となる. つまり, \(p\) は \(ab\) をも割り切らない.

セミナー後、ちょっとヘコンだ気持ちで所在なくパソコンに向っていたら、Twitter で 結城浩さんが「素因数分解の一意性の証明ってどうするんでしたっけ」と声をかけてくれた。すこし数学話をしたおかげで、気分が晴れた。あとで気がついたのだけど、その前後に結城さんがそれとなくツイートしていた言葉:

数学ガールのような本を書いていてつくづく思うのは、数学者はとてつもなくすごい!ということ。私は数学のほんのほんの一部を紹介しているだけだけれど、数学者はこの深い世界に関わり続け、歴史を生み出している。その重厚な積み重ねにはもう脱帽するしかないです。私は数学者に敬意を抱いています。 (2011.04.19 18:16)
それから、私は現場の先生にも敬意を抱いています。私は本を書くだけでいいですけれど、現場の先生は、本当にさまざまな現実的制約の中で努力なさっていると思います。心からのエールを送ります!(2011.04.19 18:19)

これは俺に向けて書いてくれたのかどうかはわからないが、タイミング的にそうであろうと身勝手に解釈させてもらうことにした。結城さんがさりげなく送ってくれたエールのおかげで、とても救われた。結城さんは謙虚にも「私は本を書くだけでいいですけれど」なんて言っているが、あれだけたくさんの上質な本を書く結城さんがどれだけ大変な作業をこなしているか、俺には想像すらつかない。税金の申告書の一通も自分で書いたことのない俺なんかより、もの書き稼業の結城さんのほうこそずっといろいろな苦労をしてるはずなのに、会ったこともない俺にこんなふうにさりげない気遣いをしてくれる。ありがたいことだ。俺も少しは見習わねばならぬ。

hyuki @tenapi でも、てなさく先生でも失敗するときがあるって、すごく励みになります。へんな言い方ですが。(2011.04.19 18:52)
励みになるなんて言ってもらえるとよけい恥ずかしいなあ
失敗する「ときがある」なんてもんじゃない
…→油断する→失敗する→緊張感を取り戻す→疲れる→油断する→…
のくりかえしですわ。

ともあれ、結城さん、本当にありがとうございました。


2011年4月19日(月)あめ

春だというのになんだか肌寒い。

【息子】はきょう学校で同級生に「チビ」と言われて「チビじゃないよー」と言いかえしてきたそうだ。うちでお姉ちゃんと言い合いしている時なら「ムキーッ、なんでそんなこというんよぉー、ぎゃーっ」とかなんとか泣いて怒るところだ。家ではあいかわらずの甘えんぼ【息子】だが、なかなかどうして、ちゃんと日ごとに小学生らしくなっていくのが見ていて愉快だ。


2011年4月17日(日)くもり

昼食のラーメンの材料を買いに出たほかはあまり家から出ず、さりとて本を読むでもなくピアノの練習をするでもなく、だらだらと自堕落に過ごす。ただ、ひさびさに二階の自室の掃除をした。小学校入学を期に明け渡さねばならんと思っていた【息子】の部屋の片づけがろくに進まないうちに時間切れとなっているのも、なんとかせにゃならん。

【娘】の熱がなかなか下らない。昨日はおとなしく寝ていたが、三日めともなると寝ているのに飽きて、37.5度くらいの熱なら「だいぶ楽ぅ♪」などと言って布団から出て遊びまわってしまい、その報いであとから熱が上ってフウフウいってる。これでは明日も学校を休まねばならんだろう。新学期早々勉強が遅れて大変。だがそれも、快復してから追い付くよう努力してもらうしかない。こりゃムスメ、そういうわけだから、つべこべ言わず早く寝ろ。

後日追記: 【娘】は要するにB型インフルエンザに罹っているらしい。小学校で流行っているというし、妻も先日罹ったばかりだから無理もない。しかしそうなると俺も危ないな。(2011年4月20日水曜日)


2011年4月16日(土)くもり

数学科主催の新入生歓迎バーベキュー大会。昨年の新入生歓迎会には家の都合で参加できず手元に記録もないが、一昨年は5月23日の開催だった。一ヶ月以上前倒し。それどころか、開講から一週間しか経っていないこの時期の開催だもので、一年生たちの表情が少し硬かったのが気がかりだ。


2011年4月15日(金)くもり

朝、市役所にちょっとした書類を提出に行った。市役所に出すものとばかり思っていた書類だが、ホールの案内係の人に「あ、県に出すやつですね」と言われて「あれ、そうだったっけ?」とびっくり。そして、その案内係さんが要らぬ気を利かせてくれたために、本来必要ない納税証明書を発行してもらう手続きをしてしまった。提出する書類のなかに「課税状況調査同意書」なるものがあったから、市民課の窓口の人が念のためにと親切に調べてくれて、書類の提出先が市役所でも県庁でも県の保健所でもなく市の保健所であること、そして納税証明書の提出は必要ないことを教えてくれた。おかげで、発行準備ができていた納税証明書は反故になり文書料300円を払わずに済んだ。その300円はその後、保健所まで往復する電車賃になった。

もともとは俺がちゃんと前もって調べて萱町の松山市保健所に直行すればよかった話だし、今回は窓口の職員さんの親切で助けられたが、類似のケースで今回のようなダブルチェックが働かなかったとしたら、無駄な文書料を取られたうえ県の保健所まで無駄足を踏まされたと怒る人は必ず出てくる。案内係さんも悪気はなかったろうが、間違った手続きに誘導して間違った窓口に案内してしまっては、トラブルが発生する危険性は高い。

市民課の窓口から退いたタイミングで、その案内係さんにそういう趣旨のことをひとこと伝えようと思ったのだけど、あいにくそのとき案内係さんは他の訪問者に対応中。先に他の用を済まそうと、二階の税務課で固定資産税を収めて降りてきたときには、案内係さんはカウンターの向う側でなにか端末に向って作業中だった。それでも追跡して意見するほどの執念はこちらにもないので、この件は沙汰止みになったが、そのときホールに立っていた別の案内係さんに「こういうケースがありましたよぉ」という話くらいしておけばよかったかもしれない。市民課窓口では「案内係さんがこの書類を取れとガセを言ったんだ」とは言わなかった。言ってもよかったのかもしれないが、持ち場や職員間の力関係によっては、窓口の職員さんは言われても困ったかもしれない。

結論: ホールの案内係は役場の顔。ぜひ知識と経験が豊かで機転のきく人材を使ってほしい。市民課の課長補佐クラスのベテラン職員さんの定年後再雇用とかがよいのではないだろうか。

午後は2年生の解析学の演習。ごくふつうのスタートだ。解析の演習はほとんど初めてで、この先どんどん計算がややこしくなってくると苦労するかもしれないのだが、今日の内容は扱い慣れた数直線の連続性の話だから不安はない。以前は演習の授業の開講直前は不安でしかたがなかったが、いまごろは演習の時間が盛り上がらないのは半分以上は学生さんたちの予習不足のせいだと開き直れるようになった。

【娘】の帯状発疹は収まりかけているが、こんどは熱が高い。心配だ。


2011年4月14日(木)はれ

三日連続の病気ネタというわけではないが、【息子】が日本脳炎の予防接種を受けるので小児科に行った。ところがお医者さまは学校検診へ出向かれたとかで不在。ちょっと早く来すぎたようだったので、医院近くの公園に行く。時刻は14時30分ごろ。いい天気だが、この時間にはさすがに公園で遊んでいる子供はほとんどいない。【息子】は終始ごきげんで走り回り、遊具を一人占めして楽しんでいた。一緒に遊ぶお友達がいなくてもわりと平気なのは知っていたが、このエンジョイ具合をみると、普段はマイペースなようでも彼なりに他人に遠慮しているのかもしれないという気がしてくる。で、診療の時間がきて、処置室で看護師さんに注射をしてもらう。「おとうさん、おひざに抱えてあげてください。暴れますから」と看護師さんが言うから、【息子】をひざに乗せて腕をまくらせる。しかし実際には【息子】はおとなしいもので、針が刺さる瞬間にも、声もあげない。あれっ本当にもう終ったの?とこっちがビックリするくらいだった。看護師さんがいうに「このあいだお母さんと来たときは暴れていやがったんですよ」だそうだ。「うーん。こいつ、母親には甘えまくってますからねえ。」しかし、とても感心だったから、こういうときのお約束のドーナツを奮発してやることにしよう。

で、夕方は俺がいつもの医者へ。帰りにフジグランに寄って、約束どおりミスドでドーナツを買い、期限間近のポイントを景品(ドーナツ形のテープカッター, 100pt)に替える。カルディで生ハム切り落としが安かったので買い、さらに安いお酒を買って、徒歩で帰宅。


2011年4月13日(水)はれ

薬が効いたようで妻は一晩で解熱。ありがたい。しかし解熱後数日は呼気にウィルスがいるから外出ができない。今日から週末までは【息子】の下校時に俺が迎えに行ってやらねばならんのだが、下校は11時30分。水曜日は12時50分から講義、金曜日は同じく12時50分から演習の授業をせにゃならぬ。まあ、仕方がないことだ。

さて、水曜日の三年生向けの位相数学の講義のテキストには鈴木晋一『理工基礎演習集合と位相』(サイエンス社)を採用した。昨年は同じ著者の『位相入門』(サイエンス社)を使ったが演習問題が足りなくて不満だったし。第1章と第2章は二年生の授業で済んでいる内容のはずだからくり返さず、第3章と第5章の内容を適宜参照しながらも、もっぱら第4章に注力することにして、距離空間の位相的諸概念とくにコンパクト性と連結性の理解をめざす。

近代的な人間観の落し穴だと思うのだけど、俺達はともすれば、本に書かれた情報は、目から入って頭に知識として定着すると考えがちだ。だが、こと数学に関するかぎり、手を動かして書きながら考えないとどうしようもない。知識も大事だが、その前に学生さんたちには「考える体勢」の訓練をしてもらいたい。目と頭もさることながら、もっと手(と耳)を使って考える努力をしてもらわにゃならん。それで、毎回小テスト、ときどきレポートを課し、期末試験は自筆ノートのみ持ちこみ可として、とにかく手を動かさにゃどうにもならんように仕向けることにした。たいていの演習問題には、解答が巻末についている。問題に取り組んでどうしても自力で解けなければ、巻末の解答をまずノートに一字一句漏らさず写しとるだけでもいい。そのかわり、第4章は36ページしかないから、受講者は一回につき3ページ読み込んで準備してくれば、それでよい。

妻の熱が下ってやれやれと思ったら、こんどは【娘】が帯状発疹というのになってしまった。いったいどうなってるんだ。


2011年4月12日(火)はれ

4年生のセミナー開始。同じく本日開講の3年生のセミナーではテキストとして中村憲『数論アルゴリズム』(朝倉書店)を採用。妻がB型インフルエンザでダウン。夕食の用意をするため早めに帰宅。


2011年4月11日(月)くもり

大学でも小学校でも、新学期の授業開始。職場の隣の中学校はきょうが入学式だった。【息子】の初めての登校日となった今日は、いろいろの事情で家族4人揃って朝の電車で出かけた。子供ふたりを学校まで送り届けてから、俺と妻は大街道のカフェOneTimeで朝のコーヒーを飲みつつ県議選の結果の記事を読んだりして、しばしゆっくりした時間を過ごした。今日俺が担当する授業は5限の新入生向けの授業だけ。あとは仕事部屋でメールの返事を書き、某機関へ提出する申請書の作文をして過ごした。まことに平和かつ充実した新学期のスタートで、ありがたいことだ。

昼休みにTwitterでちょっと集合論についての発言をしたら、珍しく多数の「ふぁぼり」と「リツイート」を頂いた(→Favstar)。嬉しい、ありがたいと思いながらも、今までとさして違うことは言っていないので不思議な感じがした。


2011年4月10日(日)はれ

昨日の夕食の残りの鮭の身のほぐしたものと、壬生菜の漬物の刻んだのを、あったかいご飯に混ぜると、なかなか彩りがよくて、季節柄「お花見ごはん」とでも呼びたくなるようなものになった。朝食はそれとハムエッグ。

教会学校が終わってから、まず県議選の投票に行き、つぎにフジグラン松山で本当に久しぶりに俺の新しい服を買った。といっても慎ましいもので、ジャケットが1,500円。ニットのベストが2,000円。合わせて3,500円だ。俺の場合、酒代と本代が洋服代のかわりにひどく嵩んでいる。妻が4階で【息子】の通学グッズを買っている間に【娘】と俺は1階でおにぎりとおかずとお茶を買った。天気もいいのでどこかの公園で桜の花でも見ながらピクニックにしようという算段なのだ。だけど、最初に向かった南江戸公園は駐車場がいっぱい。その近くの松山市総合公園は入口から通りへはみ出るほどの車の列。みんな考えることは同じなのだ。少し右往左往したが、桜の名所的なところを外して、樋又通りの100円パーキングに車を置いて一草庵に行ってみた。閑静で古風で、そのくせカラリと明るくて、これは正解だった。

JavaScriptリファレンス本で知られた古籏一浩さんの『iPhone/iPad × HTML5 アプリ制作』(ソフトバンククリエイティブ 2011年)という新しい本を買った。それと、山本幸司『穢と大祓』(増訂版, 解放出版社 2009年)という本。民俗学的あるいは構造論的なアプローチとは一線を画し、史料から穢と物忌みの記録を収集する歴史的アプローチで日本人のケガレ観に迫ろうという試みであるらしい。


2011年4月9日(土)くもり

職場にACアダプタを取りに行った。昼食には冷やし中華を作った。午後は少し大街道をうろついたあと、コミセンの図書館に行って本を返却。夕食には ひき肉の味噌炒めレタス添えと 中華風スープと 鮭の切り身の焙ったのと トマトとチーズのサラダを作り、地味なりに豊かな食卓となった。鮭は少なからず残ったので、身をほぐして明日の朝食の足しにする。


2011年4月8日(金)くもり

【息子】の小学校への入学式。朝、俺と【娘】が出かけるときには、【息子】は赤ん坊のときと変わらぬあどけない寝顔でまだ寝ていた。こいつが今日から小学生かと思うと、とても感慨深かった。しかし、来週からは【息子】も同じ時刻に出かけないといけないわけで、毎朝のドタバタが2倍にパワーアップすることは必至。

さて、年度始めの会議を昼休みに入れるというのは、他に仕方がなかったのかもしれないがやめてほしい。業務連絡事項が多くて、長びくに決まっているから。で、昼休みを全部使い、さらに少し延長してようやく会議が終わってから、入学式を終えた妻子と合流して大学の食堂で昼食。

昨日書いたようなわけで Rubyスクリプトを作ってチェックしてみたら、昨年の日記にidのつけ間違いが一件だけ残っていた。

夕方、ピアノのレッスンの時間が迫りあわてて帰り支度をしたら、またしてもMacBook ProのACアダプタを職場に忘れてきた。そんなことに気づきもせず普段の荷物に加えてパソコンバッグとコミセンの図書館に明日返却する5冊の本を抱えて電停に急ぐ。ほんの15秒かそこらの差で電車を逃し、そういうときの常として次の電車は定刻より遅れてやってくる。混んだ電車に大きな荷物を抱えて乗って10分遅れで音楽教室にたどりつき、レッスン後、本は明日とりに行ったんでよかったかもなあ、とか思いながら帰宅。今日これだけ大荷物で帰ったのに小さなACアダプタを取り返すためだけに明日また大学に行かにゃならんと思うと大変くやしい。


2011年4月7日(木)くもり

コンピュータサイエンスのバイブルとされるD.E.Knuthの "The Art of Computer Programming" の第2巻 "Seminumerical Algorithms" 第3版を入手。古書ながら美品のハードカバー♪

メールでの連絡でひとつポカをやった。昨日からやりとりしているメールでの打ち合わせの宛先リストに一人だけ抜けがあったのだ。俺が最初の発信者で、そのあと全員が「全員に返信」をしているので、まるまる一日ぶんの相談内容が残りの一人に伝わっていない。それにきょうの夕方になって気づいて、もう平身低頭。

妻が熱を出してダウンしたのでまたまたオッサンの俺がオサンドン。昼食は麻婆豆腐。夕食は牛スジの牛丼。

またしてもHTMLのタグのidをつけ間違っていた。これをやると、携帯で日記が読めなくなる。せっかく Rubyの勉強も始めたんだから、idの重複と欠落をチェックするスクリプトくらい自分で書こう。そうしようそうしよう。


2011年4月6日(水)はれ

JavaScriptのタイマー処理の使いかたを覚えたので、昨年 ActionScript で書いて wonderfl で公開した「電気仕掛けのアラベスク」というものを JavaScript でリメイクした。 (→ js-arabesque.html) 沢山の珠を数珠のように直線で繋いだ図形が変化していく様子を時々刻々描画していくだけの単純なアニメーションだ。珠は最初に正方形の枠の中央から四方八方に同じ速さで打ち出され、壁で反射しつつ永久運動する。それぞれの珠の運動の周期が(理論上は)互いに不共測比だから、図形は同じ形態を二度ととることなく変化を続ける。時間の経過にともなって複雑なアラベスク模様が展開される。

「電気仕掛のアラベスク」のプレビュー画面
まあ、百聞は一見に如かずと言うから、どうぞ見てやってください。

ちょうど一年前、これの ActionScript版 を走らせていて、Flash Player がずいぶんCPU食らいであることに驚いたものだ。今回の JavaScript版 はそれほどでもない、と言いたかったのだけど、Windows (XP/Vista) 上の Firefox 4で実行してみると、なかなかどうして、Flash Player 並みにCPU時間を占有する。ただし、Flash Player と違って JavaScriptエンジンはブラウザに組み込まれた機能であるから、ブラウザによって大きく違いが出る。デュアルコアAthlonXP64(Brisben/2.4GHz)を積んだPCのWindows Vista(Home/Basic, エクペリエンスインデックス3.0)でこのスクリプトを走らせてみた感じでは、

Firefox 4 > IE 9 > Opera 11 > Safari 5 > Google Chrome

という順に軽くなる。どういう処理をしているのか知らないが、Google Chrome の JavaScriptエンジンは Firefox 4 の半分ほどもCPU時間を消費しなかった。

タミゾヲから饅頭の箱詰が届いた。義理堅い奴ぢゃ。そちもなかなかのワルよのぅとか思いながら菓子箱の底を引っくり返してみたが、小判は入っていないようだ。


2011年4月5日(火)はれ

JavaScript勉強中。先月25日に公開したフラクタルを描画するプログラムを改良した。初期バージョンでは、三重に入れ子になったループがあるせいで、iPadでは実行タイムアウトになり、またPCのブラウザでも描画完了まで多少待たされたのだった。いちばん外側のループのかわりに、インターバルタイマーを使って内側のループの処理をくり返し呼び出すことにして、実行タイムアウトも出なくなったし、PCでも途中経過が表示できるようになった。実行の速いPCの場合、こちらのほうが時間はかかるのだが、動きが目に見えるぶん不安はない。

妻子が夜8時を過ぎてから戻ると聞いたので、夕食を用意して待つことにした。疲れて帰ってきた妻子が簡単に食べられて、体が暖まって栄養がつくもの、と考えて、豚汁に決めた。仕事帰りに寄ったスーパーで豚肉、ごぼう、こんにゃく、と材料を探す。山椒が見つからなかったのが残念だが、でき上りはまあまあで、家族に好評だったので満足。

鰻の蒲焼を売っているのに粉さんしょうは売っていないというのは、スーパーマーケットとして片手落ちなのではないかと思う。とかなんとか言っていたら、以前に蒲焼を食ったときの付属品の粉さんしょうの残りが自宅の冷蔵庫にあったことに、あとで気がついた。あまり人のことは言えない。

あと、「て日々」の目次に4月分へのリンクがなかったので修正した。


2011年4月4日(月)はれ

午前中は2回生ガイダンス。昨日の新入生ガイダンスもそうだったが、ちっとも上手に自己紹介できなかった。

午後には新しい卒研生が来てゼミの予定を相談。前期は火曜日の午前中にゼミをする。「明日からやる?」と水を向けたが「心の準備が…」と逃げられた。一人は 前原昭二『数学基礎論入門』(朝倉書店) を読み、もう一人は 渕野昌「構成的集合と公理的集合論入門」(『ゲーデルと20世紀の論理学』(東京大学出版会)第4巻所収) を読む。別々の本を選んだので当然「毎回自分が担当」である。毎年度、前期は教育実習やら就活やらでゼミができなくなる日が多いが、1テーマ1人なら本人と俺がいればゼミは成立するし、2人とも出席できるときには自分のゼミのテーマに関連が深いけれども別の独立したテーマのゼミを相方がやるのを傍らで聴くこともいい勉強になるはずだ。まあ、焦らずにペースをつかんでいくことにしよう。

きょうは休肝日にすることにした。妻子もおらんので、夕食は かまどやの弁当。帰宅後、明日の朝食のために炊飯器をセット。


2011年4月3日(日)くもり

新入生ガイダンスに合わせて、ちょっとだけ仕事。

「ごらぴー」と呼んでいたEeePC 701SDをタミゾヲに譲ることにして、職場近所のファミマから発送した。何に使うのかと思ったら Jolicloud 専用パソコンにしてしまう構想らしい。Jolicloud というのは今回始めて知ったが、各種クラウドサービスを統合する疑似デスクトップ環境のようなものをブラウザ上あるいは専用アプリケーション上に実現するもののようで、専用アプリケーションどころか中古パソコンをJolicloud端末としてリユースする目的で専用OSの JoliOS まで用意されている。なるほど、これならEeePCにはお誂え向きかもしれない。あ、いまのところ日本語インターフェイスはないのでそのつもりで。


2011年4月2日(土)くもり

データを見れば明らかに昭和40年以前より現在のほうが治安がよい、と言われても、人々を驚かし子供たちをかどわかす「不審者」に対する俺たちの不安は消えない。その理由の一端は地縁の共同体が崩壊し自分の安全を自分だけで守ろうと人々が思いはじめたことにある。「人を見れば泥棒と思え」の諺どおり、自分にとって他者である人、理解できない人、知らない人が、すべて恐しい鬼に見えてくる。さあ大変だ。鬼から自分の大切な人を守らねばならない。こうして、疑心暗鬼スパイラルが発生する。

「人を見れば泥棒と思え」という諺もあれば「渡る世間に鬼はなし」という諺もある。いまではなぜか「渡る世間は鬼ばかり」なんてテレビドラマのタイトルにあったモジリのほうばかりが膾炙しているが、諺は人々の折々の生活感情をコンパクトに表現したものだから、全体として見るとそれなりにバランスが取れているのだ。

柳田国男『遠野物語』などを読むと明らかなように、かつて人々は幽霊や生霊や狐狸や妖怪に驚かされたり、鬼や山姥にかどわかされたり、人知れぬ山奥の隠れ里に迷い込んだりしていた。内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったか』(講談社現代新書2007年)の言うところを信じるなら、昭和40年(1965年)を境に、動物に騙されたという伝説が生み出されなくなった。 (参考: 2009年12月10日の「て日々」) それでは、村の人々を驚かせ恐れさせていた狐狸や鬼や山姥や妖怪たちは、それからどこに行ったのか。

かつての共同体の崩壊とともにその周辺に「棲んでいた」鬼や山姥や妖怪たちは俺たちの世界から表面上は締め出された。しかし、かれらがもともと周縁的な存在だったことを思えば、締め出そうにも方法がないわけで、どうやら、かれらの存在は消え去ってなどいない。それどころか、自分を守る安全と安心の「結界」が以前よりずっと小さくなった現代だからこそ、「もののけ」たちは以前より自分たちの近くにいると、俺たちは感じている。結局のところ、俺たちはある意味で彼らの存在を必要としているのだ。ここにも、文化人類学や民俗学が知見を提起提供しうる論点がある。しかし、この論点自体はけっして民俗学的と言えないだろうから、真面目な学者さんたちがコミットすることは期待できない。是非もないことだ。

やる気のないあひる

きょうは午前中に西郵便局へ書留をとりに行き、午後には久米のハードオフまで電車で行ってセガサターンのソフトを物色し、夜には宮西のブックオフへ行った。上に書いたのは、夜の散歩のときに考えたことだ。つまりここでいう「不審者」とは、まずもって、ひと気のない夜道を一人で散歩するオッサンすなわち俺のことである。気分転換にブックオフに行きはしたが、べつだん読む本に事欠いているわけではないので何も買わなかった。ただ、コンピュータ関連書の棚ではHyperTalkの解説本など「あの時この本が手元にあればどんなに…」的な、1990年ごろのMacintosh関連書籍が軒並み105円で多数並んでいたのにはちょっと驚いた。これは定価の40分の1から、下手すりゃ120分の1である。諸行無常だなあ。いやそれにしても、これらの書籍の定価を見ていると、Classic/LC路線(って言って通じる読者はどれだけいるんだ)以前のマックって、やっぱり金持ちエグゼクティブのための大人のおもちゃだったのかもしれないと思えてくる。まあ、そのころはマックに限らずDOSマシンだって高価だったのだけど。


2011年4月1日(金)はれ

午前中の船で松山に戻る。さっきまで、見出しと日付欄を「2011年5月1日(金)」にして、

きょうから新年度である。だが、そうでなくてもお祝い事や花見が多く、おまけにエイプリルフールなどという不謹慎なイベントまである4月を、みなさん先刻御承知の事情により、今年に限ってまるまる中止することにした。個人的には、おかげで、娘と妻の誕生日もなくなり、財布へのインパクトが減ってまことに結構。一年の日数が足りなくなる件については、いま地球公転軌道推進委員会と協議していて、公転を速めるか、できなければ12月のあとに30日の閏月を入れることで対応します。

というウソッパチを書いておいたのだけど、なんというか、今年はなんだか嘘に力がない。面目ない。ところが東北大の村上さんが今日になって急に「日本論理学会を立ち上げます」といいだした。ご本人はエイプリルフールのジョークのつもりだったのかもしれないが、これは聞き捨てならない。論理学会にふさわしく「ウソから出たマコト」にしてもらうしかない。

やはり青木峰郎の本を読んでも(いや、読みますけど…)それだけでは「ふつうのコンパイラ」を作れない気がしてきたので、 ピアノレッスンの前にジュンク堂に行ってドラゴンブック第2版の邦訳を張り込む。実は原書第1版ペーパーバック版はすでに手元にあり、青木本より前からの積ん読状態だ。いったい俺は何をしたいのやら。それとは別にもう一冊、トルケル・フランセーン『ゲーデルの定理---利用と誤用の不完全ガイド』(田中一之訳, みすず書房2011年)を入手。不完全性定理について何か言いたい人は必読。