て日


2006年 11月分


2006年11月30日木曜日

なんだ、PowerBook G4の保証期間はとっくに過ぎていると思っていたが、2003年に買ったんならまだベスト電器の5年間保証の期間中じゃないか。ふむ。コンボドライブがイカレテるから直してもらおう。バッテリーの充電が83パーセントでストップするのも変だなあと思って、PMUをリセットしたうえ、様子を見るため一度バッテリーを使い切って充電したら、今度は24パーセントで充電がストップするようになった。なんじゃそれは。いや、バッテリーを取り外したときにどこかを引っ掛けて壊してしまったのかもしれない。どのみち、バッテリーの交換は実費だし、なくてはならないものだから、ちと高いけど買い直そう。というわけで、当分の間、Intel Core搭載 MacBook への乗り換えはナシ。Intel Mac は欲しいが、買うとしたら、いまあるPPC G4版 Mac mini の上に Intel Mac mini を積むという話になりそう。


2006年11月29日水曜日

【息子】の嘔吐下痢症が妻にうつったり、自分が心のバランスを崩したりで、一昨日と昨日は久々に日記をさぼってしまった。とてもじゃないが社交的に振る舞う気分になれないので、またしても市民コンサートの例会を欠席。このところ、気持ちのデコボコが大きくて皆に迷惑をかけ通しだ。特に妻には本当に申しわけないと思う。


2006年11月26日日曜日

で、県民文化祭吹奏楽公演の当日。今回はじめて、一日のうちにバリサクとテナーを持ち替えることになった。松山ウィンドの出番が一発め。合同バンドは最後だ。だから、合同バンドのゲネプロのあと、ほどなく松山ウィンドのチューニングという時間割になっている。それでテナーのウォーミングアップの時間があまりとれなかった。こりゃなかなか綱渡りだ。

細かいミスはこの際いいとして、ウィンドの本番で一箇所入り損ねたところがあったのと、合同バンドで本番だけ譜面隠し (譜面立てに乗せる化粧板) を使ったせいで譜めくりに失敗したのが残念だった。なにしろ、あの忙しい「だったん人」の楽譜を、一度に2枚めくってしまい、いま現在演奏している部分の楽譜が一番後ろに回ってしまったのだ。覚えている限りでなんとかごまかしながら吹いたが、次のページへ移るタイミングの記憶があやふやで、ようやく目の前の楽譜の部分にさしかかっているのに戦列に復帰し損ねた。その次のページはめくるのが遅れて4小節ほどズル休みしてしまった。やはり本番だけ普段と違うことをすると必ず失敗する。

合同バンドのメンバーがなかなか愉快だったので、今年はウチアゲ (懇親会) を楽しみにしていたのだけど、あいにく【息子】が嘔吐下痢症になってしまったので、家の面倒を見るためにキャンセルせざるを得なかった。当日キャンセルだから会費の払い戻しもなし。まあ仕方がない。親の晴れ舞台の日に子供が病気になるのは、自分のストレスのツケを子供にまわした親の責任だからな。そういうわけで、自宅で子供の看病を手伝いつつ、ビールでひとりウチアゲ。


2006年11月25日土曜日

クリスマスまであとひと月あるが、「てなさく&みろりのメッセージボード」を模様替えした。

夕方から夜遅くまで県民文化祭吹奏楽公演の会場リハーサル。不安材料は残るが、本番でいい演奏ができるように今夜はゆっくり寝ましょう。といいながら、そろそろ日付が変わりそうだ。


2006年11月24日金曜日

今朝の夢:《台所の排水口のふたを開けたら、白茶ぶちのゴールデンハムスターが続々と出てきた。あのミントとタルトの何代末の子孫か知らないけど、お前たち生きてたのか〜♪》夢とはいえ、うれしかった。

会議が長引いてピアノのレッスンに間に合うかどうか微妙な時間だった。しかも楽譜を持って出ていない。取りに帰るとそれだけで往復15分かかる。ツェルニーは頭に入っている。バッハは楽譜があってもどうせ全然弾けない。取りに帰って遅刻するより、まあええわツェルニーだけ暗譜で弾いちゃれと思って、楽譜を持たずにピアノ教室へ。ツェルニー百番のうち91番だが、暗譜で先週よりちゃんと弾けたので「あ、それならマルにしときます」と先生に言ってもらった。その後、調子に乗って少しデタラメ(垣根の垣根の曲がり角ぉ〜♪のオリジナルアレンジなど)を弾いて、オーセンティックな音楽教育を受けた来たであろうO先生にひとしきりハッタリをかまし、「来週はマジメにやりますごめんなさい」と言って帰ってきた。

きょうの物欲系ブックマーク:

XtremeMac の iPod 用アラーム時計つきスピーカー

あ、これ、アフィリエイトとかそういうことじゃないですから。


2006年11月23日木曜日/勤労感謝の日

昨日の日記がしょんぼりしたムードだったのは天気のせいではない。書く気がしなかったが、自転車のかごに入れていた【娘】の幼稚園かばんを、ちょっと目を離したすきに盗まれたからだった。託児所に持っていくことはないと思って俺が仕事場へ持っていった帰りのことだ。せっかく最近、世の中そう捨てたもんじゃないという方向へ気持ちが向きかけていたところだったのに、日記に「盗難に遭いました。やっぱり世の中、捨てたもんです」なんてことを書いてネガティブな気持ちを半永久的に記録しようという気にはならなかったのだ。

ではなぜそのことを今日になって書くかというと、仕方がないから新しいかばんを買いにいこうと出かけたその路上で、親切な人から携帯電話に「幼稚園かばんを拾ったんですけど」と連絡が入ったからだ。ジャスコに向かう途中だったが急遽方向転換し、菓子夢で手みやげのお菓子を買って親切なバイク屋さんを訪問。盗まれた場所から200メートルほど離れたところで、店の前に放置してあったという。バイク屋さんの言うには、数日前にこのあたりでひったくりがあったそうだ。物騒なことになっている。それでも、かばんを取り戻した【娘】はとてもうれしそうだった。どうもありがとうございました。やっぱり、世の中まだまだ捨てたもんじゃないよ。


2006年11月22日水曜日

昨日に引き続き、自転車に【娘】を乗せて耳鼻科へ。今日は痛いことはなし。天気がイマイチだったので、託児所の庭にも子供たちがおらず、したがって昨日のような大歓迎もなし。曇り空と同じくらい気分的にも地味な一日だった。ふに。

【娘】を迎えにいった幼稚園では、たまたま通りかかった年長さんの男の子が俺の姿を見るなり「あふりかじん!」と言った。なぜアフリカ人なの、と聞いたら、俺の来ていた派手なセーターがアフリカ的だったらしい。そうかなあ・・・

きょうの物欲系ブックマーク:

フォーカルの iPod 用 FMラジオ内蔵トラベルスピーカー
バッファローの iPod 用アンプ内蔵スピーカー
プリンストンのUSB接続KVM切り替え機


2006年11月21日火曜日

午後、【娘】を幼稚園に迎えにいって、自転車で耳鼻科に連れていく。このところカゼ気味だった【娘】の中耳炎がまたまた悪化しているので、鼓膜切開&吸引だ。この処置に俺が付き添うのは初めてなのだけど、なかなか見ているほうが痛い光景だった。大泣きしながらも頑張った【娘】へのご褒美にマクドナルドへ連れて行ってやる。機嫌が直ったところで託児所へ連れて行くと、庭で遊んでいたお友達が「【娘】ちゃ〜ん♪」と大歓迎してくれた。友達ってありがたいね。

夜になってからベランダで洗濯物を干していると、ベランダに出てきた【娘】が空の星を見て、「なんであんなに小さいん」と聞くので、「お星さまは本当はおひさまみたいなもんで、大きくてすごく明るいんやけど、ものすごく遠いところにあるから、あんなに小さく見えるんよ」と説明。「どこにあるん?」「お星さまは、宇宙っていうところにあるんよ」「タカシマヤみたいなところ?」ベランダからは、いよてつ高島屋の「くるりん」が見えるのだ。「いやいや、もっとずっと遠ぉーいところ」と答えると、【娘】はすかさず「ジョープラ!」と言って笑っている。

「うちゅう、行ってみたいなぁ」と子供らしい夢のある発言もあったけど、俺としては、【娘】のあたまの中にある「うちゅう」のイメージを覗いてみたい気がした。なんか、楽しいところそうだ。


2006年11月20日月曜日

オフィスの紙ゴミの処分をした。ずっと放置されていた「そのうち捨てる紙ゴミ」の束の中から、過去の学術シンポジウムのプログラムやら広告やらに混じって、結婚前(かれこれ9年くらい前)に顔を出していた英語サークルの名簿が出てきてびっくり。妻と出会ったのはこのサークルってわけじゃないけど、ここのメンバーが俺たちを引き合わせてくれたようなもんだから、夫婦の会話でしばしば話題にのぼる名前がずらっと並んでいる。わはは。それにしても、この古紙の山、いつから溜めてあったんだろう。


2006年11月19日日曜日

県民文化祭吹奏楽公演の合同演奏の練習。練習場は昨年も利用したグリーンピア玉川だ。いろいろあって大変かつ面白かった。ホント、世の中いろんな人がいるわ。しかし泣いても笑っても、もうすぐ本番だ。 このところ毎回のことだけど、個人的に練習が足りてないという気がかなりする。


2006年11月18日土曜日

本当に久しぶりに俺が朝食を用意。おなじみ、トマトソースのスパゲティだ。昼はジョープラへ行った。ザどんで昼食後、妻はクリスマスの手作り品の素材を買いたいというのでオリーブへ。俺は子供たちを連れてゲームコーナーで待つ。そうこうするうちにおやつの時間になったので、子供たちにはソフトクリーム、妻はクレープ、俺はコーヒーを飲んだ。それで帰ってきて、吹奏楽の練習に直行した。ジョープラには前の日曜日にも行ったし、何度か行っているわけだけど、3階のデオデオにはいまだに立ち寄ったことがない。

えと、いま妻から指摘がありました。「ジョープラにオリーブはない。あれはドリームだ。しかも今回の買い物のことは子供たちには内緒だ」だそうです。


2006年11月17日金曜日

ふぇ〜ん、ピアノの練習ができてないよぉ〜。子供らのいる時間だと確実に邪魔しにくるので、朝の早いうちに、子供の目覚まし代わりにやるしかないんだけど、このところまず自分が7時過ぎないと起きれないもんなあ。


2006年11月16日木曜日

久保先生の本には分割に対応する部分σ代数の定義が「書かれていない」と1日の日記に書いてしまったが、よく見たらちゃんと書いてあった(p.37)。この点は俺の誤解だった。ごめんなさい。しかしなにしろ「エントロピーが無限大になる可算分割の例」について考えるのにまる三日かかるくらいで、なかなか読み進めないので、それ以外に指摘した疑問点は、いまのところまだ解決していない。

仕事帰りにファミマでボジョレヌーボーを買った。家で妻と一緒に飲んだ。ヌーボーらしからぬ口当たりだ。あまり甘くないしフルーティというよりも赤ワイン特有の渋みがある。


2006年11月15日水曜日

トム・リモンチェリ『エンジニアのための時間管理術』(オライリー)は大変面白い。余計な頭を使わずに済むように、大切なことや気がかりなことを習慣化しようというのは、とても有意義なアドバイスだと思う。「一度だけ考え、何度も実行する」というのは、まさにソフトウェア技術(いわゆるIT)の本質だ。それで我が身を振り返ってみると、基本的な生活習慣というものが完膚なきまでに崩壊している。なにしろ、確実に習慣化していることといえば、毎週土曜日に吹奏楽の練習に行くことだけだ。食事ですら習慣化していないのだから、医者の世話になるのも、まあ無理もないわ。さっそく身の回りのことから行動パターンを見直していこうと思うのだった。そんなわけで、エンジニアじゃない人間にも、この本はお勧めですよ。

あ、もう一つ、確実に習慣化していることがあった。それは、この「て日」を書くことだ。あはは。


2006年11月14日火曜日

一昨日に書いたことについて、今日わかったこと:

級数の近似値
べつだん新発見ってわけじゃないだろうけど
わかってうれしかったので掲載

わかってしまえば簡単なことだったが、気づくまでに、まる2日間いろいろ悪戦苦闘した。

昨日の日記で紹介した Bejeweled の旧バージョンらしきものが Shockwave.com にあった。同じメーカーの DIAMOND MINE というゲームだ。実は同じサイトに Bejeweled の flash 版もあるのだけど、Macintosh 非対応なので紹介しない。


2006年11月13日月曜日

【娘】はようやく幼稚園&託児所に復帰。

晩も遅くなってから娘が寝ながらなにやらゴネたもので、またしても起こされた。娘を寝かしつけてからしばらく、自分はなかなか眠れないので、最近買い替えた新しい黒い iPod でゲームをすることにした。iTunes Store で販売している Bejeweled というゲームだが、これは一時期 Shockwave.com で流行った ZOOKEEPER というのとほぼ同じ趣旨で、得点や面クリアのルールだけが違うというもの。iPod ゲームは自分の好きな音楽を再生しながらプレイできるのがいい。草木も眠る丑三つ時にゲームをするのに適した BGM かどうかはわからなかったが、今夜はシベリウスの第4交響曲を選んだ。演奏はマゼール&ピッツバーグ交響楽団。これがなかなか正解で、普段あまり集中して聴き込むことのないこの曲が、なぜか普段よりよくわかるような気がした。もちろんそれはゲームのせいではなく、丑三つ時に暗い部屋で一人起きているという状況のせいだろう。周囲が静かで耳が冴えているから細かい音が聴き取れるということももちろんだし、なによりも、シベリウスの4番というのが、まさしく「今夜も夜中に一人で起きている」という音楽なのだった。


2006年11月12日日曜日

Mac OS X 付属の Grapher というソフトは、数式を入力したらきれいにグラフを描画してくれるので面白い・・・と思っていたが、ヘルプが杜撰で、級数の和の入力方法が書かれていない。仕方がないから、例として表示される級数の和の方程式をコピペして使おうとしても、なぜかうまく動かない。どうなっとんじゃぁ(怒)

と怒ってみてもラチがあかないので、怒るのをやめて妻の勧めに従って外出。一昨日と昨日は本当に家から出なかったからなあ。幼稚園へ運動会の写真を見に行き、ジョープラで昼飯を食って手帳のリフィルを買い、それから三津浜公民館へ松山子ども劇場21の公演を見に行った。なかなか楽しかった。その後、亜洲茶館(アジアンカフェ)で一服。亜洲茶館は古い洋館をバリ風インテリアで改装したおしゃれな店。インド風のマサラチャイを飲んだ。とてもいいリフレッシュ・タイムとなった。気に入ったので、また来ることにしよう。

さて、Grapher で何を計算させたかったというと、1/n2 の和が π2/6 だったか π2/8 だったか思い出せなかったのでフーリエ級数の計算をして、その計算が正しいかどうかを確認したかったというわけだ。そして、なぜ 1/n2 の和 なんぞに用があったかというと、それよりもっと収束の遅い 1/(n(log n)2) (ただし n≧2) の和の近似値を知りたかったからだ。1/n2 の和がわからなくても、1/(n(log n)2) の和が 2.0 と 2.5 の間の数になることはわかったが、正直に部分和を計算して近似しようとすると、小数点以下二桁精度の近似値を求めるために 43桁の回数 (43回でも43万回でもないぞ) の足し算をしなくてはならない。そりゃいくらなんでも非現実的だ。誰か、いい方法を知りませんか?

ちなみに、あとで確認したところによると、1/n2 の和は π2/6 が正解。n を奇数に限定した和を考えると π2/8 になる。そんなもの、いちいち暗記していられないが、かといってすべての公式を自分で計算して証明し直すのも、毎度毎度では大変すぎる。自分用数学公式集が必要だな。


2006年11月11日土曜日

昨日と同じく家に一日こもっていた。吹奏楽の練習もお休みした。


2006年11月10日金曜日

一日、家で【娘】の面倒をみる。【娘】はもう5歳半で、そこそこ聞き分けもよくなっていて、ちゃんとおとなしくしてくれていたので、体力的にキツいことは一切なかったんだけど、気持ちのパワーの下がりきったこの時期に、仕事もピアノのレッスンも休んで家に一日中こもりっぱなし、というのは精神的に結構コタエた。【息子】が帰ってきたとたん、二人でキャッキャ言って走り回りだしたのを見て、ああやっぱりいろいろ我慢させていたのねと思うと、ますますこちらの気持ちがパワーダウン。なんというか、俺にはそういうネガティブなサイクルの時期があるのだ。そして、いまも昔も「家」のイメージは俺の弱点。なにしろ、俺は蟹座の生まれだ。

Amazonで注文した本がひと山届いた。『ゲーデルと20世紀のロジック』第2巻「完全性定理とモデル理論」、ドゥルーズ&ガタリ『アンチ・オイディプス〜資本主義と分裂症』の河出文庫版、アーノルド&アベズ『古典力学のエルゴード問題』Print on Demand版、伊藤清『確率論』(岩波基礎数学選書)。そろそろ、カードの請求が怖いぞ。哲学自粛中だが、「アンチ・オイディプス」が新訳で文庫化となると看過できないので、とりあえず入手。伊藤清の本は、一度は買って持っていた気がする。どうやら十数年間の日常のゴタゴタのなかで、読まずに手放してしまっていたらしい。買った本は読まなきゃならない。届いたピザを食わなきゃならないのと同じことだ。


2006年11月9日木曜日

【息子】は最近、寝る前のテンションが妙に高く、人の気も知らずに大騒ぎする。子守唄を歌ってやると、大きな声で一緒に歌ってくれる。しかも2歳になったばかりの子供のくせに音程が意外と正確なのが憎たらしい。俺と妻がかまってやっているうちは寝ようとしないので、先に寝たふりをするのだが、そうすると妻はしばしば、本当に眠ってしまう。

【娘】おねえちゃんは赤ちゃんの頃から寝付きが良いうえに眠りが深くて、ちょっと抱き上げたくらいでは目を覚まさないが、【息子】はそうでもなくて、布団からはみ出たから戻してやろうと抱き上げると、必ずビックリして目を覚まして大泣きする。泣いているうちに自分がなぜ泣いているのかわからなくなり、それでも泣き止まない。そのうえ声が大きいから厄介だ。そうなるとパパとママはもちろん寝るどころではないが、【娘】だけはそれでも目を覚まさない。大物だ。そのうち、泣いていた【息子】はママと一緒に寝入ってしまって、俺だけが取り残されるというのが、最近のパターン。仕方がないので、冷蔵庫から缶ビールを取り出して、昼間にやりかけて中断した考え事を再開し、ノートに計算をしたりしているうちにいつの間にか眠り込んで、気がつくと朝になっている。


2006年11月8日水曜日

快晴。しかしすっかり冬の気配だ。【娘】を医者に連れていった。自転車の子供イスに乗せるため【娘】を抱き上げたときから、両腕がミシミシ言って痛みだした。先週金曜日の疲れがいまごろ出たのだったら、そりゃちょっと時間差ありすぎだ。

ダウンロードした学術論文を256MBのUSBメモリに貯めていたら、そろそろ心もとなくなってきたので、ハギワラシスコムの512MBのUSBメモリを買い足した。前のはキャップにキーリングが通ったが、今度のは本体にしかリングが通らない。当然の結果として、1日めにして、すでにキャップがどこに行ったかわからない。しかも、結構電力を食うらしく、AppleキーボードについたUSBハブに挿したんじゃ動いてくれない。ううむ。

オライリーの新刊『エンジニアのための時間管理術』はなかなか面白い。俺は数学者のはしくれで、エンジニアでもシスアドでもないけど、いろいろ応用ができそうだ。


2006年11月7日火曜日

ゆきがかり上、松山市民コンサートのホームページの制作を担当することになったので、シンプルな作りのものを仕上げてさきほどアップロード。本当をいうと、次の例会が済んだらしばらく市民コンサートのことは頭から締め出してしまいたいところ。だって、数学のために使う脳みそが足りないんだもん。

急に寒くなったせいか、【娘】が発熱。しかたがないので、明日の朝、俺が医者に連れていく。


2006年11月6日月曜日

少し肌寒くなった。出勤するときに小雨が降っていたので傘をもって出たら、案の定、職場に忘れて帰ってしまった。帰り道で気がついたが、まあええわ明日は降らんじゃろうと楽観していたところ、深夜になって窓の外に冷たそうな風と雨の音が・・・。あははは。


2006年11月5日日曜日

ひさびさに予定も病人も何もない休日。昨晩【息子】にあんなことがあったので、車で遠出するのは避けて、歩いてフジグランへ行って昼食を食った。


2006年11月4日土曜日

吹奏楽の練習。先日メールをくれた学生さんが見学に来ていた。メールを何度かもらっていたのに、スパムにまぎれて 黒山羊さんたら読まずに食べた♪ 状態にしてしまっていたらしい。いや、申しわけない。そしたら、どうやって調べたか、てなさく世界のメール送信フォーム経由で連絡してくれた。なかなか回転が速そうというか、有能そうだ。

練習後しばらくして携帯電話の着信履歴を見たら妻から何度も着信とメールが。なんと【息子】が棚に乗って遊んでいて転落し脳震盪を起こしたらしい。さすがの妻も動転したのか、電話が鳴っても絶対に気づかない練習時間中に4回も電話してきている。びっくりしたが、病院で手当中はしてもらったというので、とりあえず注文したラーメン+ライスを食ってから帰宅。【息子】は起きていて、それなりに機嫌もよかったが、いつもの呼びかけへのリアクションがちょっと鈍い気がして心配になった。転落後に嘔吐したというので医者に食事を控えるように言われていたらしく、夜も11時頃になって腹が減ったと泣き出したので、ようやく、ああいつも通りだと安心。


2006年11月3日金曜日/文化の日

幼稚園とその母体であるキリスト教会のバザー。2年前から参加しているのに、まだぜんぜん手伝いをしていなかったので、今年は妻が「こどもひろば」の売り子さん、俺が餅つき要員として参加した。餅つき要員は、臼とり担当2名+つき手3名という態勢で、2合×20臼を朝8時から昼の12時半の間についてしまおうというハードスケジュールだ。

餅つき風景
蒸した餅米によもぎを入れて必死でこねているところ
このあとペタコペタコとついて草餅ができる
相方はミオちゃんのパパ
ちなみに餅はめでたく完売

俺は臼とりはできないので、つき手専従だ。餅つきはコツをつかめば面白いが、数をこなすぶんの体力は必要。ただし、交代でやるので、無理をすることはない。手があけば「うすに蒸した餅米をあける」「浸しておいた餅米をせいろに入れて蒸し器に乗せる」といった作業にも手を出した。幼稚園のバザーには、少なくとも、【息子】が卒園するまでのあと4年間は出入りする予定なので、ここで臼とりまで含めた餅つき全般の技術を習い覚えてしまうといいかもしれない。いや、そんなこと、実家の両親に聞けばいいことだけど、実家で餅つきをすることはもうないだろうからね。

なんだかんだで、「こどもひろば」として使った礼拝堂の撤収作業も含めて、けっこう普段使わない体力を使ったので、当分は体の節々が痛むかも。


2006年11月2日木曜日

12月のとある日曜日に横浜でとあるコトホギのお席に呼ばれている関係で GarageBand を使う機会を得た。・・・なんだそれは。いや、つまり、ある知人の結婚記念パーティーで音楽担当を請け負ったのだけど、もう一人の担当者が遠く離れた愛知県にいるので、顔を合わせて相談とかリハーサルとかができない、という話だ。さいわい、両者ともクラビノーバCLP-240とMacintoshのユーザなので、CLP-240の演奏データとか GarageBand のプロジェクトなどを iDisk で共有して準備している。おかげで、多少は GarageBand の使い方になじんできた。Mac OS Xに以降して以来ほとんど更新できていない「てなさくDTM」も、結局のところ、これで作った物をMP3で公開するというのが一番現実的かもしれない。

ぜんぜん関係ないけど、愛知県の人は、頭で「愛媛県」と思いながら字を書いても手が勝手に「愛知県」と書いてしまうらしい。そういう俺は、「集会」と書こうとしても手が勝手に「集合」と書いてしまうことがある。

これまた、ぜんぜん関係ない話。誰が言い出したのか知らんが「アイツは空気が読めない」という非難が時々聞かれる。俺にもそういう、場の雰囲気に融通無碍に対応できない傾向がある。それは反省すべきだとは思う。けど、「空気読めよ」という命令形のアドバイスはお受けいたしかねる。命令文を使わず言外に命令するのが「空気」というものなのだし、そもそも「空気」は「必要悪」のようなものだと思っているからな。あ、哲学自粛中なのでこれ以上考えるのはよそう。参考書として、山本七平『「空気」の研究』をどうぞ。


2006年11月1日水曜日

なんともう11月ですよ。衣替えのシーズンなのだけど、あいかわらず、長袖シャツで徒歩通勤しているとちょっと汗ばむくらいなので、仕事場に着くとすぐにシャツ脱いでTシャツ一枚で仕事をしていたりする。もっとも、朝晩はけっこう肌寒いから、気をつけないと風邪をひくけどね。

以下、テクニカルひとりごと。

確率論でよく使う「条件つき期待値」という概念はずいぶん定式化がわかりにくいと思っていたが、どうも一般的に定義しようとすると、ちょっとややこしい問題に直面するみたいだ。最近読んでいる久保泉&矢野公一『力学系』(岩波書店)では、そこらへんの難しいところを曖昧に回避している感じがする。考える確率空間をルベーグ空間に限ればOKではあるし、教科書としてはあまり専門的に突っ込んだ話を書くわけにもいかないというのも理解できるけど、それならそれで「ややこしい問題があるけどそこをきちんとやるとこの本のレベルを超えちゃうからその場合は扱わない」と書く方が誠実なんじゃないかと思う。[ええっと、これでは本当に何のことか誰にも(その道の専門家にすら)わからないから、もうちょっとだけ書いておくと、久保の記述がよくないんじゃないかと思うのは、この本の第2章第1節で扱われている題材で、「可測分割」とそれに対応する「部分σ代数」(これは条件付き期待値を定義するために使われているのに、定義が書かれていない)の同等性は、それほど自明ではないという点と、二つの可測分割の最大下界は(存在するけれども)可測分割であるとは限らないし、二つの可測分割の共通下界にある可測分割のうちで最大のものも存在するとは限らないから、そもそも可測分割の全体は束になっていないじゃないかという点だ。久保は最小上界の定義をして、最大下界を「同様に定義される」と書いているが、定義したところで、存在しない場合が多いのだ。この話、いずれきちんと書いてどこかで公開します。]それにしても、このあたりには記述集合論的に面白い話が含まれていそうだ。これまで、ルベーグ測度に関係した研究を先途していながら、なんでこれを勉強してこなかったんだろう。ちょっと突っついてみようと思う。【この件については16日の日記に訂正があります】