て日


2004年 11月分


2004年11月30日火曜日

届け物があったので、夜も更けてから一家総出で ばうの家へ。図々しく上がり込んでパソコンを見せてもらった。

「eMacが固まる」というのはどうやら Internet Explorer の画面で日本語入力をしたいのにビーチボールがぐるぐる回るばかりで先へ進まなくなるということらしい。つまり、ことえり (Windowsの MS-IMEに相当する、Mac OSのデフォルト日本語入力メソッド) が固まるとかそういうことだね。

マシンを見せてもらったところ、ハードウェアに不調はなさそうだったが、RAMが128MBしか実装されていない。いやあ、Pantherで128MBはちょっと苦しいんでないの? RAMが足りないと、仮想メモリを頻繁に使わねばならず、そのぶん反応も悪くなる。Macintoshの辞書に「多すぎたメモリ」という言葉はない。あいているメモリスロットに 512MBのモジュールを追加して合計640MB 実装すれば、事態はかなり改善されるんじゃないかと思う (希望)

あとは、ブラウザを新しいのに乗り換える。俺は Safari を常用しているが、銀行のオンライン取引サイト (うちの場合はいよぎんダイレクト) では、どういうわけかSafariでのアクセスを受け付けてくれないから、仕方なしに、そのときだけ IE を使っている。それは向こうの都合に合わせているだけで、自分としては Safari で不便を感じたことは全然ない。あるいは FireFox でもいい。


2004年11月29日月曜日

「成長記録」を更新。

短い曲が1曲できたのだけど、「てなさくDTM」にアップするにはMIDIファイルの編集ができる環境が必要だ。Metro SEはいまいち馴染めない。easybeatのほうがいいけど、シェアウエアフィーがちょっと高いな。MacOS 9の走るマシンでMIDIGraphyを使うのが、俺としてはやりやすいから、そろそろ部屋を片づけて Blue&White を使える状態にするか、あるいはWallstreet待ちか。あと、そろそろサックスアンサンブルの編曲も再開したほうがいい気もするし・・・って、それはFinaleだからいいのか・・・


2004年11月28日日曜日

ピアノの発表会はやっぱり不本意な出来だった。なにしろ練習不足だったから、順当な結果ではあるが、もちろん気分が良いはずはない。えいクソッ! これからまた1年間修業して、来年リベンジだ。

音楽教室には大人の生徒さん (たいていは女性しかも美人ぞろい) も沢山いるのだけど、ソロを前提としたピアノの個人レッスンでは、なかなかお友達はできない。今回は家族が聴きに来れないので、知り合いはM先生だけという状態だ。ヘタヘタな演奏だからそれでいいのだけど、やっぱりちょっと寂しい。なんとかしなくちゃ。いや、そんなこと言うぐらいだったら、まずは他の人の演奏をちゃんと聴くべきだ。いくら家が近いからって、自分の出番のあとさっさと一時帰宅してるようじゃ話にならない。

それに、写真を撮って解散したとき、自転車で家路につく俺に車の中から「お疲れさまでした〜」って声をかけてくれた人もいたぞ。スタッフか生徒さんかわからないけど。うん。そういう、当たり前の挨拶とかの小さなことの積み重ねが大切なんだよな。忘れがちだけど。


2004年11月27日土曜日

先週の吹奏楽の練習があまりに不本意だったので、今日はこの夏まで使っていたセルマーのC*マウスピースを久しぶりに使ってみた。オットーリンクのメタルマウスピースと比較して、息が全然入らない。最初は音もそれなりに細かったが、合奏も後半になって馴染んできた頃にはちゃんと鳴りだした。サックス吹いてて息が余って困るなんてのは、初めての経験だ。以前にC*を使っていたときにはそんなことはなかったので、きっとオットーリンクで苦労したおかげで、多少は鍛えられたのだろう。それ以前に使っていたC**も探しだしてきて、来週あたり試してみよう。

明日はピアノの発表会。久石譲の“Friends”を弾くのだけど、さすがに新生児のいる家の中はピアノの練習どころではなくて、ぜんぜん準備不足だ。まあ、今回はしゃあない。明日の夕方の出番までに時間があるから、できるだけのことはしようと思う。

PowerBook G3 (Wallstreet) を譲ってもらえることになった。Debianを入れて使ってみようっと・・・


2004年11月26日金曜日

自転車で仕事に行ったが、ちょうど帰る頃に激しい雨。歩いて帰るにしてもこの雨では大変だ。妻が車で迎えに来てくれたが、職場の前の通りが渋滞している。ピアノのレッスンの時間には到底間に合わない。しかも今日は早めに帰るつもりをしていたのでピアノの楽譜を持たずに出てきた。楽譜を取りに帰っていたのではますます遅くなる。本番直前でもあり、今日のレッスンは暗譜で弾いて先生に聴いてもらった。不安材料がいくつかある。明後日が本番だってのに・・・


2004年11月25日木曜日

たまにはバックアップを取らんとね。外付けハードディスクをFireWireでつないで、これまでにダウンロードしたあれやこれやのファイルをダウンロードフォルダごとバックアップ。残しとくと、何かのときに役に立つことがあるからね。バックアップが済んだら、ダウンロードフォルダの中のファイルを消してしまおう。Finderでフォルダを開いて、コマンド+Aで「すべてを選択」して、コマンド+Delete で「ゴミ箱に移す」・・・と思ったのに、コマンド+↓矢印 (=すべてを開く) をやってしまった。はうあ! w @o@; w

・・・140個ほどもある圧縮ファイルやディスクイメージファイルが次々と・・・うぎゃ〜〜〜!!

次々と立ち上がる圧縮ファイル展開ダイアログのキャンセルボタンをモグラ叩き的に押し続ける、嵐のような数分間が過ぎ去って、ようやく一息ついたてなさくは、もっと大切な ˜/Library˜/Documents のバックアップをすっかり忘れて、その夜は眠ってしまいましたとさ。


2004年11月24日水曜日

Blue&Whiteを取り戻したのはいいが、これを自室に設置すると、またしてもLAN接続の問題が再発する。小さな子供のいる家でダイニングルームをLANケーブルが貫通しているのはちょっとまずいのだ。いままでもいろいろ苦労して無線LAN接続を実現してきたが、今回はI-O DATA製のWN-G54/Aという機材を使うことにした。さて、うまくいきますかどうか。

市民コンサートの会員手帳の表紙の絵を描くように頼まれていた。前回の運営委員会 (13日) のときに会議もそっちのけで描いた絵は、音楽記号に囲まれてうれしそうにしている赤ちゃんを描いたもので、自分では気に入っていたのだが、「なぜに赤ちゃん?」とたちまちボツになった。印刷の発注の期限が近いというので今日にはどうしても仕上げないといけないのだが、俺に絵を描けというのがそもそも無理な注文であるうえ、赤ちゃんを描いてはならんとなると、本当に何も描けない。仕方がないので、まったく無意味なオブジェクトをボールペンの線描でデタラメに描いてみた。さすがにそれが採用されるとも思えなかったので、事務局への道すがら、雑草を摘んでポケットに入れて行き、コピー機にかけて画像化してみた。そうすると、どうしたわけか、オブジェも草も両方ともそれなりに好評で、結局、来年の会員手帳の表紙には俺の描いた抽象的なオブジェの絵が載ることになった。記念すべき50年目の会員手帳がそんなありさまで、会員のみなさんごめんなさい。

それにしても、あの赤ちゃんの絵の何がいけなかったのか理解できん。持って帰って妻に見せたら気に入ってくれて、来年の年賀状に採用しようという話になった。

Mac OS X上でGforthをビルドしてFORTH言語を勉強中。プログラムのアイディアを、プログラミング言語の文法に合わせて書き直すのが、コーディングという作業なわけだけど、FORTHはスタックというデータ構造を活用し、逆ポーランド記法という日本語に近い構文規則を採用することによって、始めっからコンピュータの都合に近いコーディングをするように設計されている。このため、慣れれば楽に効率の良いコードを書くことができる (らしい)。OpenFirmware (MacintoshのROMに書き込まれている起動処理プログラム) がFORTH上に実装されていることと、インタプリタ用の仮想マシンの記述に適していそうだということから興味を持ったのだけど、Macintosh上ではMops、日本語環境 (DOS, Windows, UNIX) なら Mind など、FORTHから派生した処理系があって、アプリケーション開発用の言語としても使える。MindのUNIX版とGforth はGPLで公開されているし、Mopsはソースが公開されパブリックドメインに置くことが宣言されている。興味のある人は使ってみてください。

子供らが寝静まってからWN-G54/Aの設定をしてみた。同じ機器どうしならいろいろな通信モードで使えるようだが、うちの無線LAN (アクセスポイントとしてコレガのWLBAR-54GTを使用) にクライアントとして接続するためには“メディアコンバータモード”が唯一のソリューションのようだ。PowerBook G4の内蔵EthernetにWN-G54/Aをつなぎ、AirMacでWLBAR-54GTに接続してSafariに設定画面を表示し、ターミナルから route コマンドや ifconfig コマンドを打ち込んで両者の設定を同時進行でやっつけようとしたら、大体うまくいった頃合いにPowerBookがカーネルパニックを起こしてしまった。生兵法は大怪我の元。だが、設定はどうにか完了したので、あとはWN-G54/Aを任意のパソコンの Ethernet ポートに接続するだけで無線LANにつなげられるわけだ。便利なもんだね。3年前にLinuxデスクトップ機を無線LAN接続するために四苦八苦したのが嘘みたいだわ。


2004年11月23日火曜日/勤労感謝の日

2000年の4月に買ったPowerMacintosh G3 (Blue&White PowerMac) は、基本スペックと拡張のしやすさの兼ね合いが絶妙な、すばらしいマシンで、内蔵FireWireポートが壊れているにもかかわらず、各種拡張カードを装備していまでも十分現役で使える性能を維持している。いままで数々使ってきたマックのなかでもとりわけ愛着のあるこのマシンは、いまでは妻みろりの専用機になってしまっているが、みろりにとっては、パソコンってのはメールとWebができて、あとはMicrosoft Officeがあればいいわけで、Blue&White G3くんは豚に真珠、じゃなくて、猫に小判状態だ。そこで、OAシステムプラザで中古iMac DV Special Editionを 39,800円で購入。こちらはBlue&Whiteよりちょっとだけ後にリリースされたモデルで、グラファイトカラーの一体型ボディに、CPUがPowerPC G3/500MHzで、RAM256MHz、HDD30GB、15インチ内蔵CRTディスプレーとDVD-ROMドライブを装備している。拡張性はほとんどないが、みろりの用途にならこれで十分 (DVDも見れるし) だから、これをみろりに提供して、Blue&WhiteとLGのStudioWorksディスプレーを奪回。うひひ。

iMac DV Special Edition
写ってる映像があれだけど、テレビじゃないです


2004年11月22日月曜日

「破れ鍋にも閉じ蓋」を地でいってるような俺たち夫婦。だからといって、どっちが破れ鍋でどっちが閉じ蓋かなどと聞いてはいけない。どうせ両方が破れ鍋で両方が閉じ蓋なんだから、むしろ「破れ鍋が閉じ蓋」あるいは「破れ鍋で閉じ蓋」というのが正しい。そんな俺たちはお互いに、よくもまあこんなピッタリの相手がうまく見つかったもんだと、日々感謝しながら暮らしている。ところが、きょう11月22日は、誰が制定したのか、「いい夫婦の日」だそうだ。だからといって俺たちは特別なことは何もしないのだけど、普段より夫婦の会話は多かった気がする。

あと、「ふたりはプリキュア」についても、どっちがプリでどっちがキュアか、なんて聞いてはいけないらしい。


2004年11月21日日曜日

【息子】の機嫌もいいし天気も悪くないので、午前中のうちに車でフジグラン松山へ。簡単な内祝やら子供服やらを買い、3階のフードコートへ。【息子】に授乳させみろりと【娘】に甘いものを食わせて、自分はビールを飲む程度のつもりだったが、クレープを食ったみろりが、「いかん、呼び水になった」と言い出したのでそのまま昼食に切り替え。みろりはアフロディーテのスパゲティ、俺は「とんぐらみ」で冬場しか出さないうどん入り水餃子を食った。ジェラート、クレープ、うどん、スパゲティ、オレンジジュースと、次々でてくるおいしいものに囲まれて、【娘】はきっと、今日はいったい何の記念日だろう、毎日こうだったらいいのになんて思ったにちがいない。いや実際、家族で週末のショッピングなんて、本当に何かの記念日みたいに久しぶりだ。

【娘】は最近「ふたりはプリキュア」に夢中。なので、クリスマスプレゼントはあのコスチュームかなあ、とか思ってグランのおもちゃ売り場で実物 (の値札) を見てびっくり。はうあ!!


2004年11月20日土曜日

久々に散髪にいってさっぱり。

吹奏楽の練習。合奏でちゃんとした音が出はじめる頃には練習時間があらかた過ぎ去っている。もっとまじめにアップしないと、周りの連中に迷惑をかけるな。練習後の役員会では、隣席のガリクソンが俺の軽口にいちいち引きつった笑いで反応してくれるので困った。この程度の馬鹿話はサラっと流してくれないと、肝心の真面目な話のほうがなかなか進まない。


2004年11月19日金曜日

(最近よう喋るようになって、面白うていかん) 本日の【娘】: お肌が乾燥したせいか、脚やらお尻やらがかゆいというので、ママが「クリームつけたげようか」(スキンケアクリームなんかのことを, 妻は間違っても「おくすり」とは言わない. パラメディカルな仕事をしているせいか, 医薬品と医薬部外品を厳しく区別するのだ.) という。そういうのは大好きなはずの【娘】なのに、なぜか「いやだぁ」という。「でも、かゆいんでしょ?」と重ねて聞くと

「だって、クリームはケーキにつけるのっ!」

・・・なるほど。そりゃ、医薬品と医薬部外品の区別よりも、よっぽど本質的な区別だわ。納得したパパとママだった。


2004年11月18日木曜日

MacOS 7.xの頃、いやむしろ漢字TALK6.0.7の頃から使っているお気に入りソフトのひとつ、Chipmunk Basicのバージョンが、今月になって3.6.0(b1)になっている。まずマニュアルページが nroff ソースで提供されるようになったのは進歩だと思う。おかげで綺麗に清書してPDF化してプリントできたよん。コマンドライン版は以前より使いやすくなっているが、まだシステムとの協調が十分とはいえない。たとえば環境変数は getenv$ 関数で参照できるが、対応する setenv ステートメントがないので変更はできない。sys 関数を使えば一時的には環境変数の設定でもなんでも好き勝手なことができるが、sys は呼ばれるたびに新たなサブシェルを起動するので、インタプリタに制御が戻ればもとの木阿弥で、グローバルな環境の引き継ぎはできない。それにそもそも環境変数のリストを取得する簡単な方法もない。そんなわけで、(Perlは言うに及ばず) Bourne Shellスクリプトの代用としてもまだ使えないが、簡単なCGIスクリプトくらいなら書けそうだ。ふむ。BASICでスクリプトが書けるなんて面白いでないの?


2004年11月17日水曜日

先日の出張の旅費もまだ振り込まれないし、出産費用もまだ戻ってきていない。このひと月、出産貧乏でなかなか苦しかったが、ようやく給料が出て、ひと安心。

小学館の絵本雑誌『おひさま』の12月号は「おはなしビデオ」つきだったので、迷わず購入。ただし、娘にはまだ知らせていない。

さきほど届いた楽天市場からの広告メールに「持ち歩けるVAIOや毛がに…今が旬の懸賞!」とあった。VAIOはともかく、毛ガニ持ち歩いてどうすんだろ(謎)


2004年11月16日火曜日

rxvtをMacOS X上でビルドして使おうと思ったら、configure のときに --enable-rxvt-scroll をオプション指定しないとコンパイルが通らない。それと、(日曜日にmltermについて書いたのと同様) どうも Delete キーの動作がよくない。なかなかうまくいかないもんだね。あと、職場で使わなくなって放っておいたPowerMacintosh 9600/233 が、久々に起動してみたらなんかやたらと不安定だ。なんだ。最近かまってやらなかったらって、すねてるのか?


2004年11月15日月曜日

本日の娘(1):朝食のあと、幼稚園へお出かけの時間になっても、口元を拭いていなかったので、「さあ、【娘】ちゃんの美人のお顔を拭きましょう」とパパが言うと「びじんじゃないよ〜」と【娘】。「美人って何か知ってる?」「しらな〜い♪」・・・まあ、三歳さんはそれくらいでいいよ。ウェットティッシュで拭いてあげたら、娘はキレイになった自分の口元を指差して

「あ、びじんがなくなった・・・」

これ、大切に覚えておいて、娘がお年頃になった時に「あのとき俺がうっかりティッシュで拭いちまったから・・・ごめんね(涙)」とか、カマシてやろうと思うパパであった。

本日の娘(2):夕食のあと、娘が「きょうおいしゃさんいかなかったね」と指摘。明日インフルエンザの予防接種にいくことにしているので、そのことを言ったのだろう。ママが「明日いくよ。注射するからがんばってね」、パパが「頑張っても痛いもんは痛いんだけどね」と言うと、娘は「やだも〜ん♪ おおきなこえで なくんだも〜ん♪」とニコニコしながら言う。まあ本当にそうなるだろうとは思うんだけど、上機嫌で言うところが他人事みたいで面白いぞ。


2004年11月14日日曜日

Mac OS X 上でいろいろのUNIX向けソフトをコンパイルしてみたという話。

mlterm-2.9.0の --term オプションはどうも挙動がおかしい。バグっぽい。xterm-color とかなんとか、 kterm (デフォルト値) 以外の値を喰わせると、制御文字に対する反応がおかしくなる。仕方がないので --term を指定するのはやめて、 mltermにはデフォルトで使うと見せかけ、Emacs などに食わせる TERM 環境変数の値は .bashrc の中で設定することにする。

GNU ghostscript 8.01とghostview 1.5をインストールした。大変だったのは IJG (Independent JPEG Group) のリリースしている JPEGライブラリのインストールで、標準設定でやると共有ライブラリ (Windows OSでいうところのDLL) がインストールされないのだ。それというのも、configure スクリプトや ltconfig スクリプトが古いせいだ。configure スクリプトを Autoconf を使って生成したのであれば、その Autoconf に食わせるソースコード一式を一緒に配付してくれればいいのにね。仕方がないので、他のプログラム (libvorbis) の configure スクリプトが生成した libtool をJPEGライブラリのソースツリーにコピーして使った。一応インストールは無事に済んだが、こんなことでいいのだろうか・・・


2004年11月13日土曜日

県民文化祭の公演が終って、今日からは来年夏の定期演奏会にむけての練習。今日はメインプログラム『展覧会の絵』の初めての譜読み「大初見大会」だ。『展覧会の絵』といえばラヴェル版が有名だけど、今回の楽譜はマエストロO久保渾身の独自編曲で、ラヴェル版とは全然違うアレンジになっている。リムスキー=コルサコフ版や同じ作曲者の『ボリス・ゴドノフ』のスコアの研究成果をつぎ込んだO久保版は、ラヴェル版の華やかさをいさぎよく捨て去って、原曲のロシア的な色合いの復元を目指している。「古城」なんてもう、ペルシャのサルタンの城(ってのがあるのかどうか知らないけど)みたいだ。賛否両論の嵐が巻きおこること必至。これはみなさん、聴き逃されんですよ。

練習後、「徳川」でお好み焼き。定期演奏会チケットの販売促進のために、買ってくれた人全員にもれなくダイエーホークスをオマケにつけちゃおうとか、そういうアホな話をする。お好み焼きの他に、豆腐と納豆とキムチの「元気盛」を食った。キムチ豆腐とかそういうのは、俺はけっこう見境いなく好きなんだけど、やっぱり豆腐と納豆は馴染まない気がする。味がではなく、食感、(いやむしろ、触感)が馴染まない。

昨日の話のつづき。Ogg Vorbisへのエンコーディング専用の Mac OS X アプリケーションとして No U-Turn Software の Ogg Drop がある。これをインストールすると、QuickTime Player Proでも Ogg Vorbis 形式の書き出しができるようになる。


2004年11月12日金曜日

PanicからAudionの開発終了のアナウンスがメールで届いた。今後は無償配布するらしい。「登録ユーザには他のPanic製品をなんでも2割引きで売るから勘弁してね」だそうだ。むしろ良心的だな。とかなんとか思っていたら、半日ほどしてから、act2から「MacMP3開発終了のお知らせ」が届いた。ああ、やっぱりMacMP3の正体はAudionの日本語版だったのね。最近はもっぱらiTunesを使っているが、iTunesリリース前に買ったパッケージ版MacMP3のCD-ROMも持っているし、英語版Audionは今でも時々使っているぞ。Audionはいいソフトだけど、Appleが自分でキラーアプリケーションのiTunesを作ってしまったおかげで売れなくなったのだろう。サードパーティーのソフトウェアが生き延びにくくなっているわけだ。てことは、そのうちMacのソフトを作るのはAppleとAdobeとMicrosoftだけって時代になるのだろうか。そりゃつまらんな。

ところで、MacMP3に含まれていたOgg VorbisのサポートはAudion 3に含まれていないけど、これ、どうなったの?・・・まあ、正式サポートに含まれていなくても自分でプラグインをコンパイルして追加できそうなところがオープンソースの強みなんだけど、いま(2004/11/13-4:00am)現在、 www.vorbis.com もアクセスできない(サーバがダウン?)状態だし、なんかちょっとヤな感じだ。

追記:Audionの無償配布版からはmp3PROサポートが削除されており、有料登録ユーザだけがmp3PROサポートを含むバージョンをダウンロードできる。Ogg Vorbis形式に関しては、デコーダだけは標準で含まれている。


2004年11月11日木曜日

ひょんなことから癇癪を起こして VersaPro を破壊してしまった。《Linux育てゲー》ふたたび頓挫。後悔先に立たず。あ〜あ。しかし、ソースからOS全体をインストールするなんてことは、もうちょっとよく調査というか勉強して、慎重に計画を立ててから実行に移さないといけないね。

ダラス・ウィンド・シンフォニーのCD "Fiesta!" が届いた。俺がこれを買うにあたっての目あてはクリフトン・ウィリアムスの『交響舞曲第3番《フィエスタ》』だが、むしろオウエン・リードの『メキシコの祭』とモートン・グールドの『サンタフェ・サーガ』が目玉だろう。『メキシコの祭』をちゃんと聴くのはほとんど初めてだ。第2楽章がいい。しかし3つの楽章を全部やるとコンサートのオープニングにはちょっと大変すぎる。オードブルよりは立派なメインディッシュだな(いつかやってみたいですね)。んで、入手が間に合わなくて先日作った参考音源CDには収録できなかったけど、『交響舞曲第3番』はどうです?>関係各位


2004年11月10日水曜日

きのうは娘にちょっといいところを見せようと頑張ってしまったので、きょうは一日体がろくに動かなかった。弱いなあ。


2004年11月9日火曜日

いやあ、なんか今日は日中の気温が23度とかで、11月とは思えない。むしろ暑かったね。そこもってきて、歩いて出勤し、帰りに託児所へお迎えに行って娘を抱っこして帰ってきたもんだから、もう汗だく。おかげで風呂上がりのビールのうまかったこと♪

UNIX USER最新号 (2004年12月号) は、各種PC-UNIXのブートプロセスの特集だ。以前に頓挫した《Linux育てゲー》(2003年3月6日〜8日あたりの日記参照) をノートPC (VersaPro) で再開しようかと思っているところなので、まことに好都合。


2004年11月8日月曜日

昨日の朝、息子を急患センターに連れていった時に、【娘】が絵本を忘れてきた。昨日の夜、妻と【娘】が二人で取りにいった (俺は大喰らいの【息子】がおっぱいを欲しがって泣くのをあやしながら留守番していた) のだが、急患センターは日曜の宵の口には業務をしていないらしく、絵本を取り戻すことができなかった。【娘】はそれをずっと気にしていた。今朝も目が覚めるなり開口一番「絵本は?」と言ったくらい。急患センターは昼間は閉まっているのだが、その代わりに同じ建物の二階の子育て支援相談所が開いている。昼過ぎに行ってみると、相談所では一組の母子が遊んでいた。絵本は受付で手厚く保護されていた。

ちなみに、絵本ってのは 酒井駒子『よるくま』(偕成社) です。


2004年11月7日日曜日

県文祭当日。妻と入れ替わりに、息子が早朝に熱を出した。みろりと【娘】は【息子】を連れて急患センターへ。こりゃやはり、演奏終了後はとんぼ返りしなきゃ。俺は別行動で、朝7時半ごろガリクソンの車で新居浜へ出発。高速道路をすっ飛ばしていくと、けっこうあっという間についてしまうので、石鎚山サービスエリアに寄り、伯方の塩ラーメンを食った。ウェーブの団員さんの姿がサービスエリアにちらほら。松山ウィンド関係者は俺たち(俺、ガリクソン、バッシー)だけみたい。

会場に着いてすぐ、妻に電話。息子の熱はそれほど心配ないらしい。

今回、会場にはオフステージのスタッフが沢山いて、進行をサポートしてくれた。5分前に楽屋まで呼びに来てくれたり、別棟の中ホール (450人収容のそこそこちゃんとした客席と舞台のあるホール) をチューニング室として使わせてもらえたり、楽屋も広々とした会議室を割り当ててもらったり、松山の県文会館サブホールでやるときとは大違いだ。いやあすばらしい。

おかげで、リハーサルの時間的がタイトだったにもかかわらず、気持ちよく準備ができた。本番の演奏にも、それが表れたんじゃないかな。自分も楽しかったし (って、それはいつものことだけど)、演奏が終わった後のマエストロO久保の表情など見ていると、いい演奏ができたんだなと思う。


2004年11月6日土曜日

さていよいよ明日が県民文化祭だ。9時半には新居浜に着いていないといけない。早く寝ないとな〜。さいわい妻の体調は回復しそうだが、明日は念のため自分たちの本番が終ったらさっさと帰ってくることにする。いい演奏にしましょうね。


2004年11月5日金曜日

昨晩から妻が熱を出して寝込んでいるので、久々にクッキング・パパ化。朝は6時過ぎに起きて娘と自分の弁当を作り、材料の残りを朝食にした。夕食にはうどんを茹で、椎茸と油揚を煮付けた具を載せた。まあ、たいしたことはしていないわけだが、それでも三食自分で作って食うのは本当に久しぶりだ。煮付けが初めてにしては上出来だったので、夕食の後片づけが終わった台所で、追加で作りおきしているところ。今月はまだしばらく出産貧乏が続く。ウィンド団員に配る参考音源CDを作ろうにも、CD-Rメディアを買うお金がありまへんな〜てな状態だ。ところが、明後日には県民文化祭の本番だから新居浜に行かねばならない。こりゃ妻の体調によってはドタキャンもありうるな。来週は火曜日には仕事の昼食会があり、水曜日には市民コンサートでタチヤーナ・ヴァシリエヴァのチェロリサイタルだ。NTTの電話料金、払えるんだろうか・・・


2004年11月4日木曜日

結婚した年に買った Blue&White Power Mac G3 は、いまではもっぱら妻が使っている。昨年の秋に秋葉原でビデオカードやら CPUアップグレードカードやらを買い足してパワーアップしてある。G3でも CPUクロックが 900MHz出てりゃあ Mac OS X で大丈夫なはずだと思って、20GB の内蔵ハードディスクを増設してPantherを入れてみた。Jaguarまではインストール時にフリーズしてどうしようもなかったのだが、Pantherは問題なくインストールでき、それなりにちゃんと動いている。詳細なベンチマークテストをしたわけではないが、Mac OS 9.2.2では 2400 くらいだった PostPet Mark のスコアが 4100 になったところを見ると、パフォーマンスはけっこう向上しているのだろう。PostPet V3 も入れたから、これであと Word と Excel を入れれば、妻が OS X に乗り換えるための障害はなにもなくなる。

AppleWorks6で描いたカワウソくん
プリンタの設定を確認するためにAppleWorks6で描いた、
印字サンプルのカワウソくん

ところで、20GB のハードディスクのうち Panther には 12GB を割当ててある。残り 7GB 少々は、さあて、何に使うんでしょうね・・・(翌日、データ領域として使うように普通にフォーマットしちゃいました。)


2004年11月3日水曜日/文化の日

妻の友人ママ3人が子供を引き連れて【息子】のお祝いにやって来た。ママたちはたちまち【息子】を囲んで車座で育児談義に花を咲かせる。子供たちはよその家の赤ちゃんにはそれほど興味がないので、思い思いに遊んでいる。俺はお茶とお菓子の用意をした他は、先日のフルートの演奏会の録音データを編集しながらテキトーに子供たちと話を合わせた。その後、ゲストなママたちは【娘】の通う幼稚園のバザーに【娘】を連れていってくれた。

俺は発送したい郵便物があるので中央郵便局に行き、その続きに幼稚園へ【娘】を迎えに行った。バザーは終わり間際だったが、【娘】の服をいくつか安く手に入れることができた。男の子のベビー服は全部売れてしまったのか、全然なかった。いや、父母の会にも顔を出さず行事の手伝いもしないですみません。来年はきっとお手伝いしますからね。

11月に門松...松山中央郵便局にて
クリスマスもまだなんですけど...

郵便局の玄関は、上の写真のとおりになっていた。これは決して昨シーズンの写真じゃないぞ。携帯電話で写真を撮って、さっそく留守番をする妻に「メリークリスマ〜ス」というサブジェクトでメールした。11月上旬にクリスマスツリーだって早すぎると思うのだが (... たしかキリスト教圏のクリスマスの祭りは4週間前からだったはず。) 郵便局はクリスマスすっ飛ばしてもう正月なんだもん。いくら年賀ハガキの販促のためとは言っても、この時期に門松じゃ、歳徳神に失礼なんじゃないのかねえ。とかなんとか言いながら、話はコロッと変わる。

先日『千と千尋の神隠し』のDVDを中古を格安で入手。先ほど再生してみたら、千尋と両親がトンネルに入っていくあたりですでに【娘】はフリーズ状態。田舎に引っ越してきた女の子という初期設定から、『となりのトトロ』のような展開を予想していたのだろうが、風呂屋の門前で夜になる頃にはもう泣きそうだった。そりゃあ、両親がいきなり豚になるだけで、3歳児にはじゅうぶん恐ろしいだろう。幸い、夜が来たところで、【息子】が目を覚まして割り込みが入ったせいで、【娘】は恐怖の淵から救われたのだった。


2004年11月2日火曜日

Emacsも好きだがJedit Xも便利になってきた。メインのエディタとしてどっちを使うか迷っちゃうね。ただ、日本のMacユーザでLaTeX使いというと、miのユーザが多いかも。統合環境になっていて便利だしね。Emacsはもとより統合環境構築キットのようなものだし、LaTeX用のメジャーモードも何種類かある。Jedit XでもTeXファイル編集の統合環境が構築できるように、これからなっていくはずだ。

半年くらい前に歩車分離式になっていた職場近くの交差点の信号が、11月からもとの方式に戻ったようだ。昨日はたまたまこの交差点を通らなかったから気付かなかった。今朝、あやうく自転車で赤信号に突入するところだった。危ねぇなあ・・・


2004年11月1日月曜日

疲れがたまっております。ハイ。

職場に届く電子メールの9割と自宅に届く電子メールの5割が迷惑メールだ。とくに職場のメールアドレスには国際色豊かな各国語のメールが届く。ハングルのは見たことはないがキリル文字のは毎日1通くらいの割合で届く。スパムフィルターも高度になっているが、メールの送信者のほうもあの手この手で送り込んでくる。全部読まずにゴミ箱行きだけどね。広告メールのサブジェクトでバイアグラがVí@gràになっていたりするのは、スパムフィルター対策なのだろうが、「バイアグラお断り」と思ってフィルターを設定している人に「ViagraじゃなくてVí@gràだもんね」なんて手を使ってまでメールを届けたところで、それでバイアグラが売れたりはせんだろ。頭がいいんだか悪いんだか。あるいは、迷惑メールの送信主は送信業者とは別人で、送信業者はいかに多くのアドレスにメールを届けるかということだけ考えている、ということなのかもしれない。あと、「このあいだ Eddy と相談した件について」なんて、知り合いを装ったサブジェクトのも来る。エディって誰だよ。(ポールだよ, ポール...)

Dockのアイコンサイズを512にしたところ

Mac OS Xネタ。˜/Library/Preferences/com.apple.dock.plist をProperty List Editorで開いて、largesize プロパティの値を編集すると、Dockに表示されるアイコンのサイズを変えることができる。普通は128が最大値なのだが、試しに512に設定して再ログインしたところ、上のとおりの結果となった。こりゃいくらなんでもやり過ぎだ。(いつものことだけど、試すなら自己責任でね)