て日々

2017年8月


2017年8月8日(火)くもり

台風のあとのクリアな晴天。暑いが台風前のいやらしい暑さではない。きょうと明日がオープンキャンパスで、大学が賑やかになる。キャンパスが喜んでいる。やっぱり大学は賑やかでないと。

昼食には、集中講義にいらっしゃった熊本大学の城本先生を交えて数学科教員一同で仕出しの弁当を食った。高砂町の「たいよう農園」の弁当。うたい文句通りの新鮮な素材。サラダに生ハムが乗っていたりして、なかなか美味しかった(…というのは言葉の綾で、空腹だったのであっという間に食ってしまった俺は、本当は味をよく覚えていない。)

前期の成績評価そのほか、夏休み前の気がかりなタスクが今日の午後で一段落して、ようやく原稿と向き合う気持ちの余裕ができた。帰り道に元町珈琲に寄って、赤ペンと付箋を持ってプリントアウトを読み返す。1時間半ほどいたら、冷房で体が冷えてしまった。

歩数計カウント10,064歩。


2017年8月7日(月)くもり

午前中、かなり強い雨。台風5号が通過中で、暴風警報も出ているので大学は終日休講、といっても、日程的には前期の最後の補講日だから、もともと授業はほとんどないのだが。

夕方。期末テストの採点を中断して歩いて音楽教室まで行ったが、誰もおらず灯りもついていない。これまた台風のせいだろう。で、ピアノのレッスンなし。家に帰るか大学に戻るか本屋に行くか夜の街に消えるか。少し考えたが電車で大学に戻ってテストの採点を済ませた。

歩数計カウント12,060歩。


2017年8月6日(日)くもり

妻のiPhoneが不調なのと、子供らに長らく服を買ってやっていなかったこともあって、まあ久々に皆で街へ出かけようかという話になった。妻がカメラのキタムラでiPhoneの交換手続きをしている間、ちょっと大街道をうろうろして、帰省の参考になるかもと、セレンディップ明屋書店で「るるぶ 京都編'18」を買った。(いつも思うのだが、この手の刊行物って、なんでいちいち '18 なんてサバ読んだ番号をつけるんだろうか。) 老舗の鞄屋で閉店セールをしていた。入ってみると、懐しくも、米米クラブの歌がかかっていた。娘のためにクラシックなデザインのスーツケースを妻が買った。それから、妻の車でエミフルMASAKIに移動。フードコートで昼食のあと二手に分かれる。俺と倅はユニクロに行って、倅の服を選ぶ。といっても、大したものは買わない。デニムの半ズボンと、スーパーマリオのキャラクターTシャツ2枚。さらに2階のRight-Onに行って俺の新しい半ズボンとTシャツも買った。まあ、俺の買いものはすぐに済むが、妻と娘の女の子チームのほうはそうはいかない。娘の服と靴を選び終えてエミフルを離脱したのは16時30分ごろ。3時間以上滞在したことになる。近所まで戻り、台風に備えて明日の食材を買って帰宅。

休日かつ主に車での移動ながら、大街道とエミフルでのうろうろが効いて、歩数計カウント10,695歩。

やる気のないあひるやる気のないあひるやる気のないあひる

エミフルMASAKIでハンドスピナーが売られているのを見ての、倅と俺の対話…

倅「ただ回すだけのものが大流行だなんて、こんな変なものにハマる人が増えたのはどうしてだろう」

俺「倅だっていろいろ妙なもんにハマってるじゃないか。Scratchとか。」

倅「Scratchは変なものじゃないよ。たくさんの人が楽しんでる。」

俺「たくさんの人が楽しんでることが変でない理由になるんだったら、ハンドスピナーだって変ではない。お前さん、言ってることの筋が通っとらんよ。」

倅「あっ、そうだね。」

念のために言うが、ハンドスピナーやScratchが変か変でないか、そんなことは問題にもしていない。俺はそんなことより、倅の心の持ちようを心配している。理解できないものや関心がもてないものは、誰にだってある。そういうものを簡単に「変なもの」扱いにしてはいけない。ハンドスピナーを楽しむ/楽しまない、あるいは、Scratchを使う/使わない、そういう基準で、人々が2分されるのは、これは仕方がない。だからといって、あちらとこちらに、変/マトモという線を引いてはいけない。


2017年8月5日(土)はれ

お盆の帰省には電車を利用する。午前のうちに倅をつれて松山駅まできっぷを買いに行った。無事に往復の指定席が取れた。窓口のお姉さんが端末を操作すると、プリンタが鍵盤ハーモニカのような音を小さく立てて動作し、きっぷを印字する。3人でしおかぜとのぞみを乗り継いでの往復だから、全部で18枚のきっぷを受け取る。その足でフジグラン松山へ行き、ツタヤで京都市の地図を買う。どんなところに行くのか倅にわかってほしいからだ。タリーズで倅にアイスクリームを食わせ、じぶんはカフェラテを飲んで、歩いて帰宅したら、妻はすでに仕事に出ており、娘が昼飯の用意をして待っていた。午後は昼寝をしたりしてダラダラ過ごした。少しは本も読まないとな。

京都の帰省中には子供を連れ出す機会は2日ほどありそうだ。伏見稲荷と三十三間堂と国立博物館に行く日と、銀閣寺を中心に東山の寺を見る日にしよう。


2017年8月4日(金)はれ

いろいろ時間がとれない。まあそういう日もある。朝8時半ごろの電車で大学へ出かけ、一日いろいろ作業をして、夜9時すぎに歩いて帰宅。なんなんだ、これじゃ昨日とまったく一緒じゃないか。それに加えて、昨晩眠れなかったので一日つらかった。卒業研究ゼミでは「意味論的パラドックスは文そのものの構造にばかり責任があるわけではない。なんでもない文も状況によってはパラドックスを生むことがある」という話が面白かった。


2017年8月3日(木)はれ

いろいろ時間がとれない。まあそういう日もある。朝8時半ごろの電車で大学へ出かけ、一日いろいろ作業をして、夜9時すぎに歩いて帰宅。歩数計カウント11,235歩。


2017年8月2日(水)はれ

お盆の帰省を控えて、LINEで高校の部活の同期たちに「飲みに行きたい」と言ったのをきっかけに、飲み会の日程調整が進行中だ。その様子を見ていて、ずっと忘れていた「何を決めるにしても一度はひととおり全員に発言させる」という往時の部活の不文律を、久々に思い出した。

ことの性質上、関係者一同にきちんと話が伝わること、関係者一同が納得したうえで意思決定すること、そしてなにより、疎外感を持つメンバーを残さないことが大事。そこをゆるがせにすると禍根を残す。まあ言ってみれば旧式の空気醸成型のコミュニケーションで、きょうびそういうものの弊害がいろいろ指摘されてるわけでもあるが、だからといって拙速や独善が正しいわけでもない。つい結論を急ぎたがる自分の悪い癖を反省した次第。

さてさて、子供二人を連れての帰省なのに、自分の遊ぶ段取りばかりトントンと決まってしまった。娘と倅をどこかへ連れ出してやらねばならん。娘は伏見稲荷大社に行ってみたいという。あそこはかなりスペクタキュラーだから、倅も喜ぶだろう。五山の送り火を見る段取りは母が考えてくれたらしい。他にも何か所か、あまりお金をかけずに遊びに行けるところを検討しておこう。

夕方からTGSAセミナー。アミティエで料理とワイン。徒歩で帰宅。歩数計カウント11,772歩。


2017年8月1日(火)はれ

「数理論理学」の期末テスト。8問も用意したのに、時間の余った人が多かったようだ。どうやら簡単すぎたらしい。試験後、答案は返してもらえるんですか、という問いあわせが出た。そりゃ気になるわなあ。今週はなんだかんだで時間がとれないので困っているが、なるたけ早めに採点してやらねばならんな。

歩数計カウント11,991歩。大学まで徒歩で往復したのは、けっこう久しぶりだ。

やる気のないあひるやる気のないあひるやる気のないあひる

けさ、歩きながら考えたこと。

先日読んだ安藤俊介の『アンガーマネジメント入門』(朝日文庫)という本では、ストレスというかフラストレーションの原因を、《切実である/切実ではない》《自力で変えられる/変えられない》という基準で4分割して考えよう、と勧めている。自力で変えられる厄介ごとなら自力で解決する。いくら切実でも自力ではどうしようもないことなら、自分の考え方を変えるか、あるいは自分の居場所を変える。切実でなくて、変えられないものは、まあ放念する。そういうふうに、問題を整理するのだ。

こういう2軸による4分割というものごとの捉えかたというのは、他の本でも読んだことがある。

斎藤孝『質問力』(ちくま文庫)では、ものごとの尋ねかたを《重要/重要でない》と《具体的/抽象的》の2軸で4分割したうえで、ひとに何か質問するときには「重要なことを具体的に尋ねる」ように心掛けるべきだという。斎藤によれば、どうでもいいことを抽象的に聞くのは「たまにいる、哲学的に頭がねじくれた人」のやることだそうだ。

あと、往年のパソコン情報誌 MacPeople に「締切が守れる人になるための秘訣をさぐる」というような記事が載ったことがある。自分も締切が守れなくて困っているという女性ライターが、フランクリンなんちゃら研究所とかいう会社に取材したところ、まずはタスクを《重要性》と《緊急性》の2軸で4分割しなさいという。重要かつ緊急なタスクは誰でもすぐにやるだろうが、重要でないのに緊急性があるげな「錯覚」タスクに振り回されないように、また「緊急性がないけれども重要」なタスクが疎かにならないように、タスクを4分割の図式に位置づけて評価する癖をつけるといいというのだ。(それに、ある程度手間がかかることが予想されるタスクは、To Doリストに載せずスケジュール帳に入れてしまうべきだ、という実践的で有益なアドバイスもあった。)

他にも、90年代の人気TV番組「タモリのボキャブラ天国」では《バカ/知的》《インパクト/シブイ》という2軸で作品を評価していたし、古代ギリシャの「火風水地」の四大元素説は《乾/湿》《上昇/下降》の2軸4分割だし、ユング心理学でのタイプの4分類は《思考/感情》と《直観/感覚》の2軸によるものだ(さらにユングはこの4分類を四大元素説に重ねて論じてもいる。)こんなふうに、いろいろな場面で2軸4分割という考えが提案されている。

きっと、ヒトの認識能力の基本である2項対立に基く分類を、ビジュアルなイメージのしやすさと兼ね合わせた結果として、2項対立の軸を2つ用意した4分割がちょうどよい、ということになるのだろう。分類の軸は多いほうが細かく詳しくなるのは当然だけど、3軸8分割というと、もうすでに入れ物が多すぎて、てっとり早く物事を整理するには向かない。その点、2軸4分割なら、平面にパッと図示できてわかりやすいからね。

で、何が言いたいかというと、そうした分割思考法を利用しながら、いろいろの問題に合理的に対処していきたい。自分なりに課題を整理するための図式をもとう、というのがひとつ。それと、今後ともツイッターでは「どうでもいいような抽象的なこと」をつぶやき続けるからひとつよろしく、というのがひとつ。