て日々

2018年2月


2018年2月17日(土)はれ

卒業研究発表会1日目。写真係としては全員の発表を撮影したいところ。しかしさすがに一人でそれをやるのは大変すぎるので院生R1くんと4年生KNUくんの助けを借りた。HDさんの受け持ちのゼミはうちのゼミで司会進行をする。といっても、やることはそれほど多くなくて、俺が座長として進行し、ITくんが計時係をし、枝eくんが写真を撮るくらい。自分のゼミの発表がきょうの最後のセッション。無事に済んだのでよかったのだが、10kくんの発表など、面白かったわりにお客さんが少なかったので、ちと残念であった。

発表会の合間を縫って、研究室で旧著『魅了する無限』の修正箇所をまとめる作業。電子書籍化に備えての最小限度の修正なのだが、ぼんてんぴょんが詳細な校閲をしてくれたのでだいぶ助かった。それにしても古い本の修正をまとめるというのは少しばかり気が滅入る作業であった。これも夜のうちに編集者さんにメールで送ってひと安心。次は連載の5月分の原稿と集合論のレジュメの心配をせにゃならん。


2018年2月16日(金)くもり

朝のうち510くんのゼミ。『ゲーデルと20世紀の論理学(ロジック)』第2巻 第II部の坪井さんのテキストを読んでいる。構造の相互解釈を可能にするeq構造を論じる第4章を済ませ、第5章の範疇性の議論に進む。ただし今日のところは孤立タイプの定義とタイプの排除の定義だけ。

午後はO下さんのドラフトで提起された数学の話を進める。ドラフトで提示された議論には少し見落としがあったが、少し議論を細かくすれば、O下さんのアイデアを活かせそうなので、そこを詰める作業。場合分けが多くて少しややこしいが、わりかし面白い話になってきたと思う。

歩数計カウント9,802歩。


2018年2月15日(木)くもり

nCoくんのゼミ千秋楽。寺澤順『現代集合論の探検』に従ってシルヴァの定理を証明する。これは実は証明した Jack Silver 自身をビックリさせた凄い定理なのだが、連続体問題をめぐる議論の流れを背景として知っていないと、その凄さが伝わらない。そして、寺澤さんのこの本にそこのところの解説を期待するわけにもいかない。日本語で日本人相手に集合論の歴史を《講釈》する人がいるべきで、まあ、俺みたいなのがやるしかないと思っている。

そして、関係ないような気もするけど、Jack Silverという人は、まず名前がカッコ良すぎる。そして、上記のシルヴァの定理を始めとして、業績がいちいちすばらしくて、しかもそれには Silver indiscernibles とか Silver machines とか、カッコ良すぎる名前がついてしまう。その印象から、長身で白髪(というか銀髪)のノーブルな紳士を勝手に想像していたが、遺影を見ると、ふつうの丸顔のオトウサンであった。そうはいっても、すばらしい集合論家であったことに変わりはない。

歩数計カウント10,687歩。


2018年2月14日(水)はれ

朝、インフルで寝込んでいる娘におかゆ(レトルトだけど)を出し、倅に朝飯を食わせて学校へ送り出し、とても手抜きだけど自分用の弁当を作って、少しピアノの練習をしてから出かけ、それでもどうにか8時半には大学に着いた。9時から修士論文の審査。13人を20分くらいずつかけて審査するので、昼休みをはさんで14時過ぎまで続く。その昼休みも完全な休憩ではなく、図書室まわりの打ち合わせや、昨日読んだドラフトの所見をO下さんに伝えてこれ以降の方針を確認するといった業務連絡が入る。すべての審査が無事に済んで少し教室会議のようなことをして、15時前から卒業研究の追加ゼミ。発表内容の最終確認である。ホワイトボードでなく黒板で練習したいと学生たちが言うので、他の先生たちと話をつけて、いつものセミナー違う側の部屋を使った。ゼミの内容がそれで変わったりはしないが、やはり部屋の暖かさが違った。来年度の後期はこちらの部屋を使おうかな。

さてさて、妻の帰宅は夜10時頃になるので、俺が晩飯の段取りもせにゃならぬ。夜19時頃帰って、娘にうどんを出し、ご飯を炊いてポークジンジャーを作り、俺と倅で食う。娘も少しは食欲が回復しているようで喜ばしい。ポークジンジャーは少々味付けが濃すぎたかもしれない。食後、台所の片付けを済ませて自室でくたばる。帰宅した妻がやってきて、チョコレートを置いていった。

歩数計カウント14,832歩。


2018年2月13日(火)くもり

娘がインフルエンザB型でダウン。俺は家にいて、娘の面倒をみながら、連載原稿を書いたり、ひと月前にもらったドラフトにようやく本格的に目を通したりする。夜21時ごろ、普段はこんな時間に職場のメールをチェックしたりしないのだが、家にいたからメールが溜まっていてはいかんと思ってチェックした結果、明日の修士論文の審査を1日勘違いして、明後日だと思っていたことが判明。危ないところだった。


2018年2月12日(月) 振替休日くもり

午前中、電車で出かけて、いつもの松山市駅のドトールコーヒー。本を読むつもりだったが結局昨日の「て日々」を書いているうちに遅くなったので、市内電車で大学へ移動。午後は卒業研究発表の練習のために追加ゼミ。窓の外に雪が舞い、とうとう松山市に大雪警報まで出た。市内は積雪もしないが、砥部や久万高原あたりは大変なことになっているかもしれない。帰宅後、夕食に野菜炒めを作る。


2018年2月11日(日) 建国記念日くもり

ひとりで出かけ、井手神社にお参りしておみくじを引く。末吉。「学問:時期はいま全力を尽くせ」とのこと。まさにそのとおりだと思う。昼飯時になったので、歩いてイオンモールへ移動して、リンガーハットのちゃんぽんを食う。次にアプライドに行ってVGAのコネクタをひとつ買い足した。最近、学科の予算でVGAとHDMIの変換アダプタを備品として入れてもらったのだが、見れば、コネクタがメスーメスしかない。パソコンのHDMI出力も、教室のAVボックスのVGAケーブルも、コネクタはメスなのだから、これでは接続できないはずだ。わがゼミ生10kくんも自分のノートPCでプレゼンをする。10kくんのパソコンのビデオ出力はHDMIしかなく、明日の練習のためにも、俺が家からHDMI→VGA変換アダプタ付きビデオケーブルというものを持ち出すことにしている。その際にも、VGAのジェンダーチェンジャーという追加コネクタが必要になる。卒業研究発表会も間近なのに、混乱が起きねばいいのだが。

アプライドでVGAコネクタを買ったあと、いよ立花から電車で松山市駅に移動。ジュンク堂書店に行き、さらに、ちょっと楽譜を見ようと千舟町のヤマハに寄ってみる。売り場が改装されていて1階はピアノばっかりになり、弦楽器・管楽器・ギター・楽譜と、その他のものは2階に集められている。というわけで2階に行ってみた。バッハのフランス組曲の市田儀一郎版を買うことにして、管楽器のショーケースをなんとはなしに、アルタスのフルートもまだまだ高いけどムラマツはさすがにそれどころじゃなく高いなあ、とか思いながら眺めてみる。ソプラノサックスが2本。ヤマハ製のは17万円だが、よく知らないメーカー (アルフレッド・リュポー, Alfred Lupot) の6万5千円(税別)というのがあった。店員さんに「これ、えらい安いけど、音、出るんですかねえ」と言ったら「試奏してみます?」となって、防音室で吹かせてもらった。ところがこれが、思いのほかよく鳴る。テナーの感触を思い出して自然に歌える。店員さんも驚いていたし、自分も驚いた。自分の10年間のブランクのこともあってプスっとも言わないだろうと思っていたので、これは嬉しかった。

ケースに入ったソプラノサックス

そんな思いがけない出会いをして、この楽器に惚れてしまったので、身請けすることにして、ローンを組んだらどうなるか計算してもらった。来週からのキャンペーン期間を前倒しして、金利なしにしてくれるという。ありがたいことである。で、マウスピース(セルマーC*)とリード(ヴァンドレン3番)とマウスピースパッチと、最初のバッハの楽譜の支払いもまとめてもらって、消費税込み90,072円。年末までの10回払いで月々9,000円となった。格安管楽器もこのごろは品質が向上しているのだろう。鳴りようを思えば破格である。あとは死蔵せぬように心がけけねば。

歩数計カウント12,826歩。

先日から倅相手に Microsoft Small Basic を説明していて思ったが、Small Basic はハードルが低く入りやすいことだけが取り柄の言語だ。プログラミング入門といって、人を門に入らせるからには、門の中に何か有意義なものがなくちゃ。せめて、サブルーチンのローカルスコープと仮引数と戻り値をよこせ。あと、図形オブジェクトを扱うさいには図形のサイズ情報を内部で必ず利用しているはずだから、それにアクセスする手段を用意してくれ。

いまのチュートリアル文書で Small Basic 講座を済ませたら、さっさと Visual Basic に移行しよう。というわけで、夕食後には倅の(というのは言葉の綾で、倅に貸し出している俺の)パソコンにVisual Studio 2017の無料版(Visual Studio Community)をインストール。(ユーザにそう思わせることまで計算した上で、あえて杜撰な言語仕様と杜撰なドキュメントの Small Basic を公開しているんだったらたいしたもんだな。)


2018年2月10日(土)あめ

午前中、倅相手の Small Basic 講座5時間目。ForとWhileによるループ制御だ。先週に引き続き、英文ドキュメントを読み、英語の表現の説明も含めてプログラミング言語の解説をする。横で聴いていた妻が「教えるの上手ねえ。お金がとれるクオリティよ。1時間1万円くらい。しかも英語とプログラミング同時に教えるなんて。」と褒めてくれた。褒めてもらえて嬉しいが、まあ、俺は平成3年からずっとそういう仕事をしている人間だからね。

土曜日のお約束、昼食のラーメン。今回は醤油バター味にしてみた。コショウもニンニクもいれなかったので、なんだか洋食っぽいスープになった。

昼食の片付けのあと、これまた土曜日のお約束、温泉に行く。小雨の中、傘をさしていくのだが、気分は悪くない。ゆっくり暖まってから、温泉の近所の書店に寄って帰宅。夕方から、Small Basic 講座6時間目をやる。ようやくグラフィックス機能だ。このあたりから倅の興味をうまく引き出せればいいのだが。


2018年2月9日(金)はれ

きょう大学院の授業の最終回があることは覚えていたのに、まあ大学には午後から行けばいいか、なんて思っていた。つまり午前中に510くんのモデル理論のゼミがある金曜日であることをすっかり忘れていた。ゼミ開始時刻を1時間以上過ぎてから510くんからの連絡をうけてようやく思い出してびっくり。先週の土曜日にもやってしまったし、そういえば一昨日もスマホを忘れて大学に来て学生からの連絡を見落としていた。このところ、どうも抜けている。

結局、いつもより1時間20分遅れでゼミを始め、坪井さんのテキスト(田中一之編『ゲーデルと20世紀の論理学』第2巻第II部)の第3章、量化記号消去のところを済ませた。俺は代数をまともに勉強してこなかったので、《標数有限の体の代数閉包は無限集合である》という程度のなんでもないことがわからなくて、いちいち510くんに教えを乞わねばならない。これでは、どちらが先生なんだかわかりゃしない。

午後、大学院の授業。いよいよ最終回だが、Higmanの定理の証明はとてもじゃないが完結しない。ここまでやってきた組合せ群論と形式的算術や計算論との絡み合いが出てくる面白いところだけは、どうにか紹介できた。今回は事前の見通しが甘かったこともあり、最後まで準備不足を引きずったまま講義に臨んでしまった。反省している。授業は終わったが、関連する問題で知りたいこともあるので、勉強した内容をきちんとまとめておかなくては。

授業が終わって黒板を消しているとOg2さんが呼びにきた。授業の裏番組で学部2回生向けのガイダンスをやっていたのだが、数学図書室の話を俺が担当することになっている。だから授業終了後すぐに行かねばならんとは思っていたが、すでにガイダンスは滞りなく進んで、2回生たちは図書室に移動しているという。だから早く来てねという話だった。午前中こそゼミの予定をすっかり失念して余裕をかましていたが、午後はそんなふうに慌ただしく過ごしてしまった。

歩数計カウント13,424歩。


2018年2月8日(木)はれ

朝から修論発表会。俺は教室の写真係で、学科のいろいろなイベントの写真データを蓄積するのは俺の仕事である。これまで、修論発表会と学部生の卒業研究発表会はどうしても写真撮影が手薄になっていて、後で利用しようというときになって困っていた。なので、今年度からはぜひそのあたりを改善したいと思っている。ただまあ、発表会の運営は慣例としてM1たちに任せているので、写真の撮影自体はM1たちに任せ、俺は保険としてスマホのカメラで何枚かは撮影するにとどめる。今年は13人が修士論文を提出したので、発表会は朝から昼休憩をはさんで14時前まで続いた。14時半からはnCoくんの3年生ゼミがある。

3年生ゼミは最小の不可算基数 \(\omega_1\) に関すること。実数のボレル集合族が \(\omega_1\) 段階の超限再帰で生成されることをやり、次に \(\omega_1\) の閉非有界部分集合の議論をする。\(\omega_1\) の可算個の閉非有界集合の共通部分がまた閉非有界になることのテキスト(寺澤順『現代集合論の探検』日本評論社)に載っている証明はあまり明快とはいえない。もちろんnCoくんはきちんと読んできたが、やはりわかりにくかったというので、少し違った説明を2通りほど紹介した。あと、ステーショナリー集合の定義に関連して、《閉非有界 vs ステーショナリー》の関係が《確率が1 vs 確率が非ゼロ》と類比的であることを解説。とはいえ、\(\omega_1\) の閉非有界部分集合たちが「確率1」に対応する《おいしいところを全部持っていく奴》だというのは、もう少し \(\omega_1\) に慣れ親しまないと納得いかないだろうとは思う。

夜は元町珈琲に行って明日の講義の仕込みをする。いよいよ千秋楽なので、うまくまとめなくては。

歩数計カウント11,296歩。


2018年2月7日(水)はれ

今日も寒い。書評を載せる某学会誌と、連載を載せる某商業誌と、本の版元と、それぞれの編集者さんとやりとりをする。3月6日発売の新しい本のページが Amazon.co.jp で公開された。それをツイッターで告知したら、たくさんの「いいね」を頂戴し、瞬間的とはいえ Amazon の売れ筋ランキングの3,600番台、数学関連一般書の6位にまで食い込んだ。これには驚き、かつ、嬉しかった。(なお、翌8日午後には落ち着いて、売れ筋ランキング1万1千番以下になった。やはり瞬間的であった。この間、数学関連一般書の1位は一貫して結城さんの『プログラマの数学 第2版』(SBクリエイティブ)である。)前評判がいいのはありがたいことだが、著者としては「期待してたけど読んで損した」と言われないかが不安だ。編集SATOさんはそんなことはないと言ってくれるので、それを信じることにする。

歩数計カウント8,722歩。


2018年2月6日(火)はれ

昨日、Microsoft Small Basic のことを「中学生の実習に好適」と評価したが、これはいったん留保にせにゃならぬ。すべての変数がグローバルスコープである。サブルーチン定義は仮引数をとらず、返り値も持たない。にもかかわらず、サブルーチン呼び出しには MySubroutine() みたいに空のカッコが必要だ。テキスト画面やグラフィックス画面はオブジェクトとしてプロパティやメソッドをもっているが、オブジェクト指向プログラミングができるという話ではない。それどころか、変数の扱いが古式ゆかしいBASIC言語のままという、妙ちきりんな言語仕様である。ドキュメントにしても、英語のものですら必ずしも充実しているとは言いかねる。しかしまあ、妙ちきりんな言語仕様とはいえ昔のN88-BASICやなんかと比較すれば少しはマシだし、機能はそれなりに充実しているし、IDEもそこそこ快適だし、そういうものと割り切って使えば使えないことはない。だから、チュートリアルを終わらせるところまでは倅(中1)につきあおうと思う。

大学院の講義。大事なところでひとつ考え違いをしていたことに講義ノートを書いていて気づく。修正できる範囲で修正して話したが、まったくもって、発表準備でしくじったゼミ生の気分だった。しばらく胃のあたりが気持ち悪かったが、30分ほど経って気を取り直して、遅い昼飯。

仕事の帰りに auショップ に寄って iPhone の機種変更の相談をするが、来月まで待ったほうが2,000円ばかりお得という話だったので、それは待つことにして、au WALLETのポイント を稼ぐために支払いを じぶん銀行 + au WALLETクレジットカード に切り替える登録だけしてきた。

歩数計カウント14,934歩。


2018年2月5日(月)はれ

なけなしの研究費の残額をはたいて、仕事部屋の Windows PC に Microsoft Office 2016 を導入。これまで Thunderbird で読み書きしていた業務メールも新年度から Outlook で扱うようにする。大学内の業務用メールはクラウドに置いてあるからメールソフト乗り換えの影響をほとんど受けない。とはいえ、PCのディスク上に、研究者間の連絡や出版社とのやりとりなど、古くから蓄積していていまだにちょくちょく参照/更新するメールボックスがある。これも当然移行させたいが、Thunderbird と Outlook の間でデータを直接エクスポート/インポートすることはできないらしい。それでは困るという人間は、もちろん俺が唯一でも最初でもないわけで、ちゃんとソリューションを用意してくれている人がすでにいる。ありがたいことである。

具体的には、MailStore Home というユーティリティで Thunderbird のメールボックスを読み取ってデータベース化し、改めて Outlook 向けにエクスポートする。少し時間はかかったが、必要なデータが移行できてひと安心。平成25年度以降は業務メールもすべてローカルに残してあるが、これは実際には年度が終わってしまえば参照する機会はまずない。捨てるわけにはいかないが、何かの時に備えて MailStore Home のデータベースに残しておくだけで十分だろう。

卒業研究ゼミでは発表会に向けて喋る内容を詰める。とりかかりが遅くなったので来週の振替休日にも追加ゼミをやらねばならない。今年度は4人ともに別々のテキストでゼミをやってもらって進度が遅くなったうえ、俺が本を書くとかいろいろの個人的な用事にかまけてゼミの指導が後手後手になってしまった。ゼミ生たちにはまったく申しわけない。

倅(中1)と昨日一緒に試した Microsoft Small Basic を、仕事部屋の Windows PC に入れて自分でも動かしてみた。シンプルではあるが、Scratch よりはずっと《プログラミング言語》しているので、倅のように中学生が実習するにはまさに好適だと思う。

ピアノのレッスンではいよいよ本番に向けて表現を直してもらう。うれしいうれしい。とはいえ、言われてすぐ直せる技量はないので、時間をとって練習するしかない。レッスン後の会話:

先生「普段の練習曲なら、もう弾けるから次の曲に行きましょうってなる段階ですけど、人前で演奏するわけだからこれからいろいろ直しましょう」
俺「人前に出るからには化粧の一つもせんといけませんよね。家では妻に化粧しろとかそういうことあんまり言わんのですけど。妻が化粧したらやっぱり《いやあ今日も綺麗だよ》くらい言うてやった方がいいでしょうかねえ」
先生「(苦笑)それは言ってあげてくださいよ」
俺「普段から毎日が愛妻感謝デーで、妻がいないと俺は生きていけないとは言うてますけど」

あー、先生ごめんなさい。自分でも書いてて恥ずかしい。その後はいつものようにドトールコーヒーで少し勉強。昨日に引き続きアルコール抜き。


2018年2月4日(日)はれ

天気はよいがずいぶん寒い。昼食にはラーメンを作る。いつもの味噌ラーメンにするが、今回またしても豆板醤を入れすぎた。そんなわけで昼食は家にあった食材だけで済ませた。そのあとで、ひとつ今日は休肝日にしてやろうと思い、近所のスーパーへ零ICHIを買いにいった。ついでに子供らのおやつにアイスとポテチを買ってやる。

スーパーからの帰り、黒い野良ネコに懐かれた。普段なら野良ネコは人間が近付くと走って逃げるのだが、ネコのほうから向かってきて脚にまとわりつき、ズボンに爪を立てて登ろうとする。何か言いたいらしい。なにやら毛並みが汚れているし目ヤニもあるし、にゃあにゃあ言うかわりにフギフギ言っている。風邪でも引いているのだろう。腹が減ったらここで待ち構えてスーパーの袋を下げて通りかかる人に愛想するという野良ネコなりの生活の知恵なのかもしれないが、今日みたいな寒い日は道路になんか出てこずに風の当らない屋内に隠れてじっとしているべきなのだよネコくん。何かしきりに訴えてくるので心配だったが、人間にもいろいろ事情があって、あまり野良ネコの世話を焼いてやるわけにはいかない。逃げるように立ち去ったら、追ってはこなかった。

倅(中1)にそろそろ Scratch 以外のプログラミング環境も体験してほしくて Microsoft Small Basic を触らせることにした。とはいえ「やってみろ」と言うだけではどうせ何もしないので、一日、横について手ほどきをしてやる。一緒に英文のチュートリアル文書を読んで、俺が逐語的に説明し、サンプルプログラムを倅が入力して実行。説明内容が飲み込めたら、そのプログラムを倅が自分の好きなように改変する。ということを繰り返す。チュートリアルの内容は難しくないが、一文ずつ英語から日本語に直して説明してやるのは、けっこう根気がいる。いや、このドキュメントの日本語訳があることも知っているのだが、倅はこのごろ英語にもけっこう関心があるようなので、今回は英語の勉強も兼ねているのだ。それで、《ここの主語の “it” はあとの “to indent the statements between such blocks” という部分を指してるんだ》とか《場所をあらわす表現が先頭に来たときには主語と動詞の順番がひっくり返る場合があって、この “after the operation comes EndIf てのはそういう例な》などなど、英文解釈の説明もせにゃならんので、なかなか大変だった。

全部で11章(69ページ)あるチュートリアルのうち、第4章の終わり(19ページ)まで、午前中から夜まで何度かに分けて読んだ。hello world から始めて、変数、算術演算、if-then-elsegoto まで学んだから、一応チューリング完全にはなったわけだ。チュートリアル第5章で forwhile をやったら、第6章ではグラフィックスをやる。そうなると俄然楽しくなるはずだ。

夕食も担当。野菜炒めを作った。豚肉を炒めるのに味醂を少し使った他は、味付けはシンプルに醤油とコショウだけだが、なかなか旨かった。副菜には冷蔵庫に残っていたいろいろのお惣菜を並べただけ。

あと、きょうは高校の吹奏楽部OB楽団の演奏会が郷里であったので、LINEがけっこうにぎやかだった。もう少し時間と財布に余裕のある時期なら聴きに行くくらいはしたのだが、大学教員にとって2月はかなり多忙な時期なのでな。


2018年2月3日(土)はれ

昼飯に久々に手打ちピザを焼いた。具には、定番のタマネギとピーマンとカルパスのほかに、昨日買った生ハムと、さらに妻がどこからか歳末のつけとどけに頂戴したツナ缶を使わせてもらう。生地を打つところを倅に任せっきりにしたらちょっとダマになった。これはうかつだった。次も倅に手伝ってもらって、打ち方をもっときちんと伝えなくては。

午後、台所の片付けをしてから、いつもの温泉に行く。ひと息入れて、少しピアノの練習をしてから、歩いて大学に向かう。明後日月曜日のゼミに出られないゼミ生がいて、月曜日〆切の発表会のアブストラクトを持ってくるのだ。歩いていると、先方からLINEで連絡。「先生いまどこですか?」「歩いて大学に行くところ」早めに出たと思ったが、おかしいなと、予定表を再確認したら、俺が1時間勘違いしていた。これは申しわけない。

大学で用をすませ、さらに歩いてジュンク堂書店へ行き、Garakta Cafe&Bar でジャックダニエルを飲んで電車で帰宅…と思ったら、電車のドアが閉まったときに、クスリ屋に寄らねばならぬ用事を思い出した。毎朝飲んでいるサプリを切らしているのだ。ひとつ手前の駅で降りてレデイ薬局に回ってから帰る。歩数計カウント13,883歩。


2018年2月2日(金)はれ

えらく寒い朝で、通勤通学のハイタイムに伊予鉄道高浜線が線路凍結のため運転見合わせという滅多にないことが起こった。母親共々寝坊して遅刻しそうな倅にとってはダメ押しである。それでどうなったかというと、妻の車で家族4人がそれぞれの持ち場へ出かけるということになったのだった。そのせいで、俺だけは普段より早いくらいの出勤になったのはまあ、塞翁が馬というやつだ。

例によって510くんのモデル理論ゼミ。理論が量化記号消去を許すためのモデルに関する条件を学んだが、これでは量化記号消去のことがわかった気はしない。次回以降、実閉体や代数閉体の量化記号消去の実例に触れて感覚をつかむとしよう。

午後は大学院の講義。再帰的表示群・ヒグマンの定理・HNN拡大。いよいよ難しくなってきた。

夜になって、歩いて家路につく。百均で洗濯用のハンガーを買った。それから、明日は久々にピザ焼きをしようと思って、チーズと生ハムとパスタソースを買って帰る。歩数計カウント12,503歩。


2018年2月1日(木)あめ

きょうは先月の休日出勤の代休をとった。目がさめたら10時半である。なんと11時間ほど寝ていたことになる。妻と二人で早めの昼飯にして、妻を仕事に送り出してから、連載の原稿の直しをして編集部に送る。少し大きな書き更えをした。作業を終えて、気がつけば14時半である。一息入れてピアノの練習をして、気がつけば16時である。明日の授業の準備のために文献を読む。30分ほどして倅が学校から戻ってきた。倅の話を聞いたり宿題をやらせたり、炊飯器のセットをしたり、そうこうするうちに17時を回る。俺はそろそろいつもの医者に出かけねばならない。

普段は大学から電車とバスを乗り継いで医者に行くのだが、きょうは自宅から歩いていく。いつもの薬と、さらに春先の花粉のシーズンに備えてアレルギーの薬を出してもらう。次回は3月下旬。医者のあとは、南江戸の文具生活とか宮脇書店とかに寄る。今回は何も買わない。その代わりというわけでもないが、妻からの連絡をうけてコンビニでいろいろの食材を買って帰る。この医者への行き帰りでけっこうな歩数を歩いたはずなので、歩数計をつけていかなかったのが悔やまれる。

夕食後、明日に備えて授業の準備。