2026年4月21日(火)
「数学の基礎」火曜日クラスの第2回の授業をやった。今日は出席確認も忘れなかったし、モニタの電源も入れたし、授業を始める前に窓を少し開けて換気しながら授業したし、先週のようにはポカをしていない(はずだ)。
火曜日の夜はピアノのレッスンに行く。だいぶ楽譜が頭に入ってきたので、そろそろ表現を気にする段階に進むことになる。練習するしかないが、さてどうやって練習の時間を確保したものか。それに、できるもんなら、サックスの練習だってしたいわけである。あれもやりたいこれもやりたい。なりふりをかまっている場合ではない。
2026年4月20日(月)
雨上がりの晴れた空の下、歩いて大学に着く。スーパーで買い物をする用があって遠回りしたことも手伝って、少し汗をかいた。
水曜日の非常勤の授業スライドの準備をする。
2026年4月19日(日)
返却期限日なのでコミセンの市立中央図書館に行って本を借り換える。そのあと、炎やラーメンで昼食をとり、地下BALでちょっと飲んだ。
昨晩の演奏の動画をカズノさんが送ってくれた。どうも腰が据わってなくて恥ずかしい。うん。そういうのは音にも出るだろうな。普段から姿勢と呼吸を整えて、ロングトーンとかの基礎的な練習をしなくちゃ。って、それはそうだけど、普段の練習をどこでどうすりゃいいんだ…
きょうも、帰り道にエルベで買った豚バラ肉で角煮を作る。それと春雨とひき肉とピーマンでチャプチェを作る。この頃の食事に野菜が少ないからというムスメのリクエストに応えて普段は1個だけ入れるピーマンを3個入れてチャプチェを作ってみた。
2026年4月18日(土)
朝食のあと、溜まった洗濯を済ませ、牛すじで肉じゃがを作る。今回どうも味付けがうまくいかない。まあ、食えるものにはなった。
そのあとは来週水曜日の非常勤の授業のためのスライド作りにとりかかる。前期のうちは、毎週末これに時間を割くことになりそうだ。今週水曜日の授業は用意した内容が少な過ぎ、ずいぶん早く終わってしまった。毎週そうだとさすがに給料泥棒になってしまうので、今度からは、スライドの中身を濃く、かつ、スライドの枚数も増やさなくてはならない。
夕方からまた一色楽器で油を売り、それから一番町に移動した。サルバトーレ・クオモでギター弾きのゆうちゃん(小川さん)とカズノさんと俺の3人で夕食をとりワインを飲んで、大街道のカラフルに移動した。
カラフルにはジャズをやる人たちが集まっていた。トランペット・ピアノ・ベース・ドラムという編成で「キャンディ」「セント・トーマス」、アルトサックスとテナーサックスの人が加わって「オール・オブ・ミー」などなど。俺もテナーサックスをかついで行ったのだが、ジャズのお作法を知らないから参加しにくい。かわりに昭和の歌謡曲「かもめはかもめ」と「恋人も濡れる街角」の楽譜を出したら、ピアノの日野香織さん、ベースのカラフルつかさマスター、ドラムの川北さん(?)が伴奏してくれた。とても楽しく演奏できた。
楽器を置いて喋っていると、ジャズピアノ&ヴァイオリンの栗田敬子プロがカラフルにやってきた。話の流れで、俺が «You Don't Know What Love Is» (恋の味をご存知ないのね) をテナーで吹くことになり、栗田プロがピアノを弾いてくれた。ジャズはよくわからないが、アドリブも少しはできた。その後の会話:
栗田プロ「これからも続けてくださいね」 藤田アマ「こういうのでいいんですか?」 プロ「もうちょっと音に艶が出ればねえ」 アマ「艶、出したいです」 プロ「10割息を入れてるけど6〜7割しか鳴ってないですね」 アマ「そうですね、自分も楽器に触れる機会をもっと増やしたいと思っているところです。路線としては間違ってないと思っていますが…」 プロ「それはそうです」
栗田プロから頂戴したこのコメントは、中途半端に褒められるより、よほどありがたかった。
2026年4月17日(金)
曇り空の下、久々に自転車で大学に行く。「数学の基礎」金曜クラスの第2回の授業である。出席確認は忘れなかったが、今回は後ろの方の座席の人のためのモニタ画面の電源を入れるのを忘れていた。前のスクリーンはそれほど大きくないので、後方の席の人には悪いことをした。
それに、百人以上も受講者がいるので空気がよくない。演習の時間には窓を開けて換気をした。先週配布したハンドアウトの残部が心もとなくなってきたので、授業終了後に少し増刷した。
給料日なので月例の資金の移動をせねばならない。キャンパスのATMコーナーに行ったら、ちょうど、すぐ前の新しい施設 (EU Digital Commons) の開所式 のテープカットが行われるタイミングだった。礼服を着た学長はじめ偉い人たちが、玄関前で、どういうわけか、建物に尻を向けて、建物の前に集まった群衆のほうを向いてテープカットしていた。近頃のテープカットはそういうのが流行りなのか? あるいは、テレビ各局が取材に来ていたせいかもしれない。
その後、松下先生の練習室にサックスを持ってお邪魔して、来月の出し物の最初のリハーサルをさせていただいた。やはり楽器に触れる時間がもっと欲しいところだ。本番が近づいたらもう一度合わせてもらうことにしよう。
明日のことがあるので、楽器は研究室に置いて、自転車で家路をたどるのだが、途中で前ブレーキのワイヤが切れた。あぶないあぶない。急遽、大学近くの「サイクルベースあさひ」に持ち込んで修理してもらった。車検じゃないけど、自転車も定期的に点検したほうがよさそうだな。
2026年4月16日(木)
天気がよいので歩いて大学に来た。
木曜日は朝から卒業研究ゼミである。嘉田勝『数理論理学』の第2章をだいたい終わらせ、最後のいくつかの演習問題を宿題とした。
午後はM1のゼミで、小野寛晰『情報科学における論理』の命題論理のLKの推論規則のところまで(p.27の途中まで)を読んだ。
ゼミ中に、妙なメールがたくさん来るなあと思ったら、あるWebサービスの個人アカウントに不正ログインされていた。昼休みはその対応に追われた。パスワードの変更・2段階認証の設定・業者への連絡。すぐに対応してもらえて被害は少なくて済んだようだけど。油断も隙もないなあ。
2026年4月15日(水)
一日中雨が降ったり止んだり。
前期の非常勤の初日だ。初めて受け持つ科目だし、受講者(情報学部一期生)にとっても初めての科目である。今日は全体の導入をする。喋ってみたら随分時間が余った。これは次回からもっとスライドを作り込まないとダメだな。
水曜日なので定例の休肝日である。夕食に鶏の唐揚げを作った。
明日も朝イチからゼミなので早めに寝る。
2026年4月14日(火)
非常勤の講義第1回のスライドはちょっと完成度が低いが、まあ仕方がない。Moodleのページの設定をして、受講者にアナウンスを送る。すぐにでも第2回のスライド作りにとりかかる。
午後には「数学の基礎」火曜クラスの第1回の授業をする。出席を取るのをコロっとわすれていた。こちらのクラスの第1回の出席はノーカンにせねばならん。それに、授業の最初に配布した資料の残部を回収するのも忘れている。ひどいもんだ。明日のことが気になってアガっているのかもしれない。
火曜日なので、夜はピアノのレッスンに行った。現在のお題は、今年11月にあるはずのピアノの発表会の出し物である。きょうのレッスンは、これまで運指がアヤフヤだったところを確定させるための作戦会議という感じになった。
先週土曜日のサックスの出番が済んで、これからもっとサックスに触れる機会を増やしたいと思っているところだが、そのおかげで、30年ほど前になぜピアノを習い始めたのかを思い出すことができた。基本的にフルートやサックスをやってきた笛吹きの自分が、自分のやりたい音楽をやるためには、そこらへんに売っている楽譜をそのまま演奏するだけというわけにいかない。自分で編曲なり何なりしないといけない。実際、往年の松山ウィンドにいたときには、サックスアンサンブルや小編成吹奏楽の楽譜を自分で書いたりもしていた。そこへもっと踏み込みたい。音楽をもっとトータルに扱えるようになりたい。ピアノを習い始めたのも、そういう願いからだった。それが目的であるからには、ショパンやリストのようなロマン派のピアニスティックで技巧的な音楽を必死でさらうよりは、バッハや古典派や、あるいはポップスの編曲もののような楽譜で、音楽そのものの成り立ちを学びながら練習するほうがいい気がする。それとて、俺にとっては簡単でない、いまはバッハのフランス組曲第1番のアルマンドを練習している。これはこれでやはり必死でやらねばならない。笛吹きだからピアノはテキトーでいいというわけではない。
そんなことを考えながら、真夜中のカレー作りをする。チキンカレーだが、普段のもも肉ではなくて、手羽元を使う。
2026年4月13日(月)
さすがに日が迫ってきたので、非常勤の講義のスライド作りをするのだが、どうも頭が働かない。もっとも、頭が働かないのは今日に限らない。俺の頭はいつでもボンヤリしているのよね。
んなこと言うても、引き受けた仕事である。やらなんならんことはやらんならん。がんばろう。
2026年4月12日(日)
昨日未明に自分のInstagramのアカウントから数名の知人宛に怪しいスパムメッセージが送信された。自分がタッチした覚えがまったくないので気味が悪いが、ともあれ宛先のみなさんにお詫びのメッセージを送った。俺はインスタにはたまに写真をアップロードするけれども、それほど頻繁には使わない。そのせいもあって、状況を理解するのに時間がかかった。
応急処置として、すべてのデバイスでFacebookとInstagramからログアウトし、パスワードを変更した。
ムスメの誕生日なので、花を買ってきてダイニングテーブルに飾った。
2026年4月11日(土)
昨日とはうって変わって天気がよい。洗濯をする。
恒例の「大人の音楽会」の当日である。今回はテナーサックスで一青窈の「ハナミズキ」を演奏する。またまたピアノの手島先生に伴奏をお願いした。
今回採用した楽譜は原曲キーのEメジャーなので、B♭管のテナーサックスだと、譜面にシャープが6つつく。これは俺にとってはちょっとしたチャレンジである。半音上げるか下げるかすれば演奏は楽になるのだけど、ここはあえてチャレンジするため、キーは変更しないことにした。
みなさんご存じのとおり、「ハナミズキ」のメロディー自体は、素直な綺麗なメロディーである。これを俺がシャープ6つという難しいキーで演奏して、聴衆に「難しい楽譜をやっている」ように聴こえたらこちらの負け、そういうゲームみたいなものだと思うことにする。
楽器を背中に担いで電車で出かけ、お堀端で少しウォーミングアップの音出しをした。曲は「ハナミズキ」だが、堀端の桜もまだ散り残っている。会場入りは午後5時で、5時20分開演、12人の出演者のうちで、俺は7番目だ。俺以外は全員ピアノ独奏だった。今回も玉貫さん・足立さん・小笠原さんと、鉄板なメンバーの演奏が聴けて嬉しい。
で、本番である。ピアノの出番の時のあの緊張を、サックスだとほとんど感じないのが面白い。だからといって上手に演奏できたとは言うまい。ただ、サックスの場合、自分が少々トチッても、不思議なことに「まあええか」と思えるのだ。ピアノでこれができないのはなぜだろう。単純に年季の違いなのか、よくわからない。
というわけで、演奏の出来は、まあまあだったと思う。
同じテーブルについたあと3人の出演者は、俺の隣に座っていた松下知子さんというピアノの先生のお弟子さんらしい。松下先生は愛媛大学教育学部で白石道明先生の2年後輩だったそうである。
終演後、お茶の時間になった。松下グループの面々と話すうちに、ピティナ・ステップ というイベントが来月ありますけど出演しませんか、とお誘いを受けた。「ピアノはもう発表会以外じゃ弾きません」「いえ、サックスで出てください」「えっ!?」
つい先ほど、この人たち相手に、出番がなければ音楽はない、と力説したのは俺だ。その俺がそう言われると、確かに心が動く。ただし、申し込み締め切りが明後日、本番が来月17日である。時間がない。といって、今回の楽譜を手島先生の伴奏でもう一度やるのも芸がない。ヤケッパチで、松下先生に「なんか伴奏してもらえますか?」と聞いてみたら、即座に「しますよ。」とのお答え。それでもう、後に退けない状況になってしまった。まあ、ものはためし。行ってみましょう。こんなものは恥をかいてナンボですからね。
お開きになってスタジオの外に出たら、街路樹の白いハナミズキが綺麗に咲いていた。もちろんこれは俺の手柄ではないが、タイムリーな選曲ができてよかったとは思った。
2026年4月10日(金)
朝のうち雨だったので、電車で大学へ行った。
一年前の日記 にもほとんど同じことを書いているのだけど、午前中は「数学の基礎」金曜クラスの初回の授業であるから、少し離れた建物までプレゼン用のパソコンと120人分のレジュメを持って行かねばならぬ。雨が止んでくれればいいが、と思っていたら、荷物を持って移動開始する頃合いに、ちゃんと止んでくれた。ありがたいことだ。しかし、これまたいつも書いているとおりで、水源の問題もある。松山市はいまちょっと水不足気味だから、雨もたまには降ってくれないと困るのである。授業はまあまあ無事に済んだ、と言いたいけど、ひとり体調を崩した受講生がいて、授業後に対応した。
午後はちょっとボンヤリ過ごしてしまった。本当はなにより、来週水曜日からの非常勤の講義の準備をしないといけないのだけど。
午後の遅め、というか夕方に「理学部基礎セミナー」という新入生向けの科目の授業というかガイダンスをした。いろいろ制度変更の結果、かつての「新入生セミナーA」から分かれてできた、新しい科目である。俺は今年度の新入生のうち16人の学生生活担当教員(学担)になっていて、この授業の初回で、お互いに自己紹介しあったり、学生証を手渡したりするのだ。
今年度の新入生たちが卒業するときに俺も定年になる。あと4年間、いままでより丁寧に仕事しなくちゃいけないなと思う。
2026年4月9日(木)
木曜日は朝一番から卒研ゼミがある。特に問題なく早起きできたので、早めに出て歩いて大学へ行く。自転車でもいいようなものだが、夕方には雨の予報なのだ。
卒研ゼミでは嘉田勝『数理論理学』 (森北出版)を読んでいく。著者いわく、自分の大阪公立大での講義内容をまとめたものであり、セミナーのテキストとして採用されることは想定していないとのこと。さてどうなることやら。第1章はゼミ生たちにはちょっと難しかったというが、演習問題はちゃんと解けていたようなので、まあ先に進むことにしよう。
午後にはM1ゼミをやる。こちらはひとまず小野寛晰『情報科学における論理』 (日本評論社)を第1章から読む。シーケント計算を知ってもらうことと、様相論理の体系を知ってもらうことが目的だ。そのあとどうするかはおいおい考える。院生TK2くんが通販で手に入れたテキストが初版第1刷で、俺の持っている第5刷と記述がすこし違っていたせいで、ちょっと話が噛み合わないところがあったりした。
2013年の1月から3月にかけて「業務日誌」というのをつけていた 。そのときはLIFEのノーブルルーズリーフ というちょっと高級なフールス紙のルーズリーフに書いていた。2018年4月ごろに思い出したように、今度はKING JIMのポメラ(DM200) というデバイスで業務日誌をつけかけたが、これは三日坊主で終わった。買い置きしたフールス紙のルーズリーフはまだまだある。そんなもの死蔵していてもしかたがないので、久しぶりに手書きの業務日誌をつけよう。
先日からブックオフで「君は薔薇より美しい」のカバーバージョンがたびたびBGMにかかるので、Apple Musicで布施明のオリジナルバージョンを聴いてみた 。そしたら涙が出た。時間のあるときに繰り返し聴いてみるが、やはり泣きそうになる。なんでこんだけハッピーな歌で泣きそうになるのか、理由はよくわからん。
2026年4月8日(水)
前期の開講日だ。俺の担当する授業は金曜日と火曜日にあり、あと木曜日にゼミをやる。今度から後期の月曜日朝一番に加えて前期の水曜日の午後遅めの時間にも非常勤の講義が入っている。ただし来週からだ。がんばろう。
午前中にリモート会議一件があった。夕方にはフジグラン松山で、ひさしぶりに新しいトランクス2枚とベルト1本を買った。
水曜日は定例の休肝日である。明日は朝からゼミだから、無理せず早めに寝るとしよう。
2026年4月7日(火)
午前中は天気が悪かったが午後には明るい晴れ模様になった。なんかボンヤリとしているうちに一日終わってしまった。
夜はピアノのレッスンに行った。今回もサックスを担いで行って、今週土曜日の出番の曲を合わせてもらい、少し強弱・緩急の相談などをした。
2026年4月6日(月)
昨年同様、第1クォーターの火曜日と金曜日に1年生むけの「数学の基礎」の授業を担当するので、きょうはMoodleの設定をした。昨年度のコンテンツをインポートして必要な変更を加えるだけの簡単な作業のはずなのだが、思いのほか時間がかかった。
Fitting本読みを少し進めた。第2章第2節にさしかかった。第1章で高階論理の言語の構文論を終わらせ、第2章では高階論理の意味論を扱っている。第2章の第1節は高階のオブジェクトと “古典的” モデルの定義をした。第2節では、古典的モデルにおける真偽の定義 (Truth Definition) をやる。型の概念を扱わねばならんので少々ややこしいが、まあいままでのところ、難しくはない。
2026年4月5日(日)
今朝もそうだったが、夜にリビングで座ったまま寝落ちする習慣をそろそろ改めんといかん。座ったまま《母の郷里で自転車に乗ってその自転車のハンドルを買うためにホームセンターに行く》夢なんかみている場合じゃあない。
寝室で寝直し、朝9時半に行動開始して、朝食をとり洗濯をする。
市立中央図書館の本の返却期限である。大手町まで電車で行って、そこから歩く。3冊を貸し出し延長して、5冊を借り換えてきた。今回の目玉はマイケル・シーゲル著『サキソフォン物語』 (諸岡敏行訳, 青土社, 2010年)だ。
2026年4月4日(土)
今朝は《旅先の海岸に、この場所に立ってあっちからみると角度と光の加減で誰でも子供に見えるという場所がある》という、これまたよくわからない夢を見た。本当にそんなのがあったら大人気スポットになるだろうな。
朝から雨である。午後にはテナーをもって出かけたいのだが、雨が止んでくれないと大儀だな。
植木理恵『シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術―』 (新潮文庫)を読んだ。「シロクマのことだけは考えるな!」と言われてシロクマのことを考えずにいられる人はいない。そういう人の心の仕組みをよく知り、できるだけポジティブに利用して、楽しく生きようよ、と勧める、なかなか愉快な本であった。著者は本職の心理学研究者で、慶應義塾の理工学部の教職コースで教鞭をとっているという。大学の教壇に立っていると学生の深刻な心理学離れを感じるとあとがきに書いていた。そりゃ、理工学部で心理学というのは、たしかに食い合わせが悪い。文学部で数学というのに、ちょっと似ているだろう。だけど、きちんと講義していくと3回目くらいから学生の態度が違ってきて、グッと食いついてくるとも書いている。いい講義をする先生なんだろうと思う。学生たちだってみんな、心の中では本物を求めている。ペルソナを出したり引っ込めたりして社会に適応しつつも、上っ面な世の中に本当は飽き飽きしている。だからこそ、大学教員は本物で勝負しなきゃならない。中身にモノを言わせるしかない。他人事ではない。そんなわけで、本編もさることながら、俺にとってはあとがきが勉強になりましたとさ。
午後少し遅めの時間、まだ雨が少し降っていたが、テナーを背中に担いで一色楽器に行った。店には白石先生と島谷が来ていた。白石先生は松山まつりの警備に行かねばならぬといって天気の悪いことをぼやき、島谷はどこかの小学校の金管バンドのお下がりのトランペットを磨いていた。2階で少し音出しをさせてもらったおかげで、来週の出番で演奏する曲の感じがだいぶわかった。ありがたいことだ。
2026年4月3日(金)
あたたかく天気もよく、春爛漫というところである。
毎年のことながら、新2回生ガイダンスの日が、俺にとっては実質的な年度始めである。うちの学部では、1回生のうち形式上は学部共通のカリキュラムで学んでもらっていて、2回生から、かつての “学科” に相当する “教育コース” に分属される。それで新2回生ガイダンスのときに数学教室の教員全員が学生たちの前で自己紹介をすることになっている。
新2回生ガイダンスで自己紹介するのだが、俺は昨年度1年生の科目を2つ担当しているし、2年生・3年生の科目は担当しないので、なんだか変な感じである。いつものように「困るときは早めに困ろう」と「体力は大事だから健康第一で」と話した。
今年の入学式は週明けの月曜日だが、もう今日から新入生ガイダンスなども開かれていて、キャンパスでは各サークルが新入生歓迎と新人勧誘のためにいろいろ活動している。やはり大学はこうでなくては。なんといっても、キャンパスは学生のためのものなのだ。
古い手書きノート(2022年11月17日と日付がある)に楽しめる時には道端の雑草を見たって楽しいのだから、“楽しいことがない” は結果論である と書いてあった。この数日の俺はどうもこの “楽しいことがない” になっていた。座して待っていても楽しいことはやってこない。たいてい、かわりにロクでもないものがやってくる。楽しいことは自分で見つけにいこう。体を動かそう。
2026年4月2日(木)
不覚にもまたしても朝寝坊して、ゴミを回収に出せなかった。6時前にはいちど目が覚めているので、その時点でゴミのことを思い出さずに二度寝してしまったのが悔やまれる。まあ、たいした問題ではないといえばそれまでなのだけど。
これまた懸案の Melvin Fitting, “Types, Tableaus, and Gödel's God” (Kluwer Academic Press) を読み始める。3月31日の日記 に、今度の大学院生には様相論理の勉強をしてもらうことにしたと書いた。そのことは彼らの卒業研究の内容の延長線上で、昨年の夏ごろに自然に決まったのだが、となると、自分もどのみちその路線で勉強せねばならない。それならぜひ、あの「ゲーデルの存在論的論証」の問題に取り組みたい。Fittingのこの本はゲーデルのあの議論に対する数学的アプローチとして注目すべきものであるらしい。しかしまあ、第1章の高階論理の構文論(この時点で十分ややこしい)を読み進むうちに、院生たちをこのテーマに巻き込むのはやめたほうがよい気がしてきた。この本の叙述の背景にある高階論理の、構文論はともかく意味論を、学部で記号論理の入門書を終えたばかりの彼らに消化できるかどうか、ちょいと心許ないし、哲学専攻ならまだしも数学専攻の学生にやらせるテーマでもない気がする。まあ、それもこれも俺の勝手な危惧かも知れず、最終的な判断は大学院のゼミを進めるうちにすべきことだ。
本番の後いつも思うことではあるが、サックスを吹く時間を増やしたい。そのためには、楽器を持って出かけていく場所を白石バンド以外にもっと増やすべきだ。
2026年4月1日(水)
新年度になったので、このところ朝寝坊の癖がついているのを、そろそろ修正せにゃならん。
天気はよくないが、溜まった洗濯をして内干しにする。切り干し大根の煮物を作り、いつものチキンカレーを作る。
いろいろの本を読むが、なかなか進まない。